看護師からパーソナルトレーナーへとキャリアチェンジした山岡由里香さん。
看護師時代に感じた無力感からの脱却、学びの喜び、そしてお客様からの感謝の言葉に至るまでの日々を追いました。
この記事で、山岡さんの経験がどのように新しい職業に活かされているかをご紹介いたします。
最初のきっかけは「無力感」
幼い頃から、誰かのそばに寄り添い、サポートする仕事に就きたいと思っていました。
その考えを持ち続けた結果として、看護師の仕事からキャリアをスタートすることに決めます。
退院する予定の患者さんに対して栄養指導を担当していた時、退院後に再発し病院に戻ってくるケースを目の当たりにしました。
そんな瞬間に時折、無力感や不甲斐なさを感じたんです。
もっと生活面でサポートしたい、そして、そもそも病気にならない身体づくりをサポートしたいと考えるようになった事が、私の新たなキャリアへの転換点となりました。
「体重が落ちれば良い」では無かった。
また、それだけではなく、別の機会に得られた気付きもありました。
それは、パーソナルジムに通っていた時の事です。
元から身体を動かすことは好きなので、ボディメイクを目的としてトレーナーの指導を受けることにしました。
そのジムは糖質オフを推奨しており、メニューの1つとして食事写真を撮って報告することになってたんです。
自分には全く合わない食事制限だったので、段々と辛くなってしまって…。
気が付けば、ストレス発散のつもりが、次第にストレスを溜め込んでしまっており、トレーニングに通うことすら楽しめなくなりました。
結局、私にとっての理想像とは程遠い状態です。
最終的に体重は落ちましたが、肌は荒れてしまい、長期間体調を崩してしまう事になります。
心と身体の健康は切り離せず、繋がっている関係であることを学びました。
心の健康。身体の健康。
多くの患者さんとの関わりや、自分に合わなかった食事指導の経験を通して「心と身体は繋がっていること」や「心身共に健康であることの大切さと難しさ」に気付くことが出来ました。
だからこそ、自分も含め、自分の周りの方や今後出会う方々に、心身ともに健康であり続けて欲しいと思うようになります。
「心身」ですので、「心」は看護師として働いて学び続け、「身」はトレーナーになって学びながら成長していくという覚悟から、パーソナルトレーナーになることを目指しました。
そこから2ndPASSの入学へと繋がります。
「楽しい」だらけの半年間!
仕事をしながら通学するのは大変だと思っていましたが、「授業を休みたい」と思ったことは一度も無かったです。
クラスメイトと一緒に学べる環境が自分に合っていて、毎週新しいことを学びながら、「もっと知りたい!」という気持ちが強くなりました。
知識が結びつき、成長を感じるのはとても楽しかったです。
気付いたときには熱中していました。
そして、普段の授業だけではなく、宮下先生のプレミアム授業(カリキュラム外の特別授業)にも参加していて、沢山のことを学ばせて貰いました。
卒業後も、学びを深めるために校舎に足を運んでいます!
最高のお客様!最高のジム!
卒業後、すぐにパーソナルトレーナーとして就職しました。
私が働くジムのお客様は、9割が女性、1割が男性です。
トレーナーの考えを尊重してもらえる環境で、お客様一人ひとりに合わせたメニューを組むことができます。
ブログやインスタグラムでの投稿も担当しており、日常の気づきやお客様に役立つ情報を発信しています。
「いつも見てるよ!こんなにメンバー(お客様)のことを考えてくれてありがとう」という声をよくいただきます。
お客様からの感謝の言葉が、とても嬉しく、本当に幸せな仕事ができています。
病院勤務の経験があるからこそ、会話ができること自体を当たり前とは思っていません。
素敵なジムで働けることに、私自身とても感謝しています。
私が大切だと実感した「心身の健康」を大切に出来る環境だからこそ、このジムが拡がり、全国の方々に届けられるように尽力していきます。
「人生の幸せ」を追求したい
看護師としての経験があるため、お客様の健康診断結果を理解したり、体調の変化を察知したりすることができます。
これは、私の自信となる強みです。
私の人生が一本の線としてしっかりと繋がっていると感じています。
今はパーソナルトレーナーとして、お客様の人生にとって大切なことが、私にとっても大切なことです。
たとえそれがお酒やジャンクフードであっても、その人の人生に必要なら尊重したいと思っています。
人生全体の幸せを追求していきたいです。
そして、性別、年齢、国籍、文化を問わず、人々を幸せにしたいという大きな目標が私にはあります。
看護師からの転身を経て、これからもさらに成長し、多くの人々に貢献していきます!