古川祐樹さんは2nd PASSの1期生卒業生。そして今は、大学を卒業してパーソナルトレーナーとして活躍を見せています。
就職活動とほぼ同時期に決めた、2nd PASSの受講。そこにはどんな思いがあったのか。そして2nd PASSでどんな学びが得られたのかを聞いてみました。
筋トレの奥深さ、自分の体系の変化が生んだ充実感を生かしたい
-古川祐樹さんは、今おいくつなんですか?
今年(2018年)23歳になります。大学卒業後に就職して、今は京都でパーソナルトレーナーをしています。
大学ではスポーツ系じゃなかったんですが、トレーニングが好きで個人でも取り組んでいましたが、本格的な勉強は2nd PASSを知ってからでした。
-トレーニング以外に、何かスポーツをしていたんですか?
スポーツは5歳の頃から13年間、サッカーをしていました。
中学時代は部活じゃなくてクラブチームに所属していて、それと並行して陸上を1年間、バスケを2年間していたんです。
サッカーはそのまま高校卒業まで続けていましたね。
-そうだったんですね。トレーニングに目覚めたのはいつなんですか?
大学2回生の冬の時ですね。
(この時、関西方面の方は大学の年次を答える時「〜回生」って言うのは本当だったんだ!と勝手に盛り上がってしまいました)
当時太り過ぎたのをきっかけにダイエットを始めて。
過度な食事制限と有酸素運動っていう、今思えば意味のわからないやり方をやっていました。
結果的に、1ヶ月半くらいで10数kg痩せちゃって。
ただ痩せた後の体型に違和感があったんです。
そのタイミングで、友人からジムに入らないかって誘われました。
最初は興味本位だったんですけど、3、4ヶ月経った頃にはすっかりはまっちゃいました。
-かなり体重に変動がありましたね!パーソナルトレーナーを興味を覚えたのはいつだったんですか?
当時はこの職業を全く知りませんでした。
そのきっかけになったのが、代表講師である宮城島さんと知り合った時です。
インターンや就活をしていた時、たくさんの方とお会いして。その中で知り合いを通じて紹介してもらって。
実際に宮城島さんのセッションも受けて、筋トレって実は奥が深いんだと知りました。
そこで初めてパーソナルトレーナーって職業に出会って、興味を持つようになりました。
-面白い出会いがあったんですね。宮城島さんとの出会いから2nd PASSに入るまでの経緯を教えていただけますか?
ダイエットやトレーニングで自分の体型が変わった時、生活スタイルが変わって日々の充実感が増したり、行動力が増えたりしたんです。
その経験を何か生かしたい、誰かに伝えたいなと思って。
宮城島さんたちにスクールのことを聞いて、直感で「これだ」と思って決めました。
2nd PASSに通い、自分で考えるための土台を得られた
-2nd PASSに入ってから、驚いたことやびっくりしたことがありますか?
入学前に考えていた以上に、「考えさせられることが多い」とは思いました。
1つの動作にしても、考える要素がこれだけあるんだと。
意識するポイントは自分1人でトレーニングしていた時より全く変わりました。
自分でトレーニングをする時も、ターゲットの筋肉に「効いているか効いていないか」かがわかるようになりました。
あと、「これで合っているか」と考えるようになりましたね。
今までは友人やトレーナーから言われたことをただやっていただけなので。
でも、それに対して疑問を持つようになりました。
逆にこういうやり方もあるんだと、発見もあったり。
-自分の中に考える軸ができたんですね。これから古川さんがトレーナーをしていく上で、目標にしていることなどはありますか?
お客様の体が変わるということは当然意識しているんですが、より奥の深い到達点を考えているようにしています。
例えば2ヶ月通ってもらっとして、その先も満足のいく自分でいられるためには、体以外のことも大切だと思うんです。
体や食事だけじゃなく、メンタル的な要素も意識するようにしています。
クライアント様には人生において、前向きになってもらいたいというのが大きいですね。
2ヶ月経った時、痩せて良かっただけじゃなく、体を動かすのが好きになったとか、食事でこれだけ変わるんだとか、生活自体が向上したとか、その方の人生がより良くなったという声をいただければとても嬉しいです。
-なるほど。古川さんはいわゆるスポーツマンと呼べるくらい、運動が習慣になっている方だと思います。
実際、運動をしている人と運動を全くしていない人、運動が大嫌いな人にはどんな違いがあると思いますか?
運動の好き嫌いには、趣味的な要素も含まれていると思います。
僕も、運動の中には好きなものと嫌いなものがありますし。
基本的に、走るのは好きじゃないです(笑)
でも、サッカーとかで走っていたことはあるので、その行為そのものが嫌いなわけじゃないと思うんです。
多分、行動自体には好き嫌いがなくて、「目的」に左右されるんじゃないかなと。
トレーニング自体がどうこうよりも、トレーニングによって見た目が変わるのが楽しいなど、行動(運動)の奥の部分で好き嫌いが変わるんじゃないかな。
例えば、僕はマラソンがあまり好きじゃないですが、その奥の目的が何もないからなんです。
タイムを縮めたり、大会に出る達成感があったりなどの目的があるから、好きになるんだと思うんですよね。
ネガティブに考えてしまう人は、むしろ素質のある人だと思う
-トレーニングの先の楽しみがあれば、運動がもっと好きになるかもしれませんね。
これからパーソナルトレーナーを目指す方、あるいは新たな一歩を踏み出そうとしている方へ、メッセージをお願いできますか?
僕は、物事は全て二面性を持っているといつも考えているんです。
例えば、僕は2nd PASSへの入学を即決したわけですが、よく言えば行動力・決断力があって、エネルギッシュ。悪く言えば無知など良し悪しが出ると思います。
僕は物事は裏表で成り立っていると考えています。
だから、一度色々と考えあぐねてしまうことがあるなら、あえてその考えを裏返してみてください。今思っていることの反対を考えるのって、無茶苦茶簡単なことなんですよ。
今行動できない=ネガティブな考えを持っているなら、それをポジティブに考え直してしまう。
ネガティブに考えて躊躇しているなら、ポジティブに考えて行動に転換してみるといいんじゃないでしょうか。裏返しても何もしないってことには、ならないと思うんです。
そこで失敗してもいいと思うんです。失敗したらその行動からまた裏返して「次はこうしてみよう」と対策を立てられます。
正直、2nd PASSに入ろうと決めた時はものすごい気持ちが盛り上がっていたんですが、1人になった時、冷静に考え始めたら本当に不安になってしまいました。
でも、悩んでも仕方ないと思って。何かが絶対変わると、とにかく行動しようと思うようにしました。
1人なった時、誰もが不安になりますが、その自分がいるからこそ、人生を変えていけると思うんです。何も考えていなかったら何も生まれないので。
ネガティブな自分がいる人は、素質のある人だと思います。
だからこそ、一歩踏み出してみてください。