パーソナルトレーナーはクライアントの健康と理想のボディメイクを助ける、体づくりの専門家です。特別な資格がなくても名乗ることは可能ですが、実際の指導には食事や運動など、様々な知識が必要。
最近では、パーソナルトレーナーを専門で養成するスクール・講座も増えてきました。養成スクールとはどんなものなのか、学習内容や進路、費用について解説します!
パーソナルトレーナー養成スクールでは何を学べるの?
皆さんはパーソナルトレーナーと聞いて、何を思い浮かべますか?クライアントの要望に応え、減量を成功させるというイメージがもっとも強いかと思います。
しかし、こうしたいわゆる「ボディメイク」というのは、パーソナルトレーナーの一側面にすぎません。クライアントが抱える肩凝りや腰痛に対して、姿勢改善のためのストレッチ、トレーニングを指導したり、アスリートのパフォーマンスアップのお手伝いをすることもあります。
そのため、パーソナルトレーナーは資格こそ必要ありません。しかし、体に関する膨大な知識がないと務まらない職業でもあります。
では、パーソナルトレーナー養成スクールでは一体どのような勉強をするのでしょうか?
①座学による指導
座学で学ぶことは主に2種類。それは「体の機能」と「食事」のことです。体の機能というのは、骨格や筋肉の作りやそれぞれの役割、トレーニング時の筋肉の動き、骨盤や背骨などの歪みのチェック方法など多岐に渡ります。
食事についても、基礎中の基礎である五大栄養素から始まり、ダイエットでの食事コントロールや各種栄養素のバランスなどについて学びます。
これらを講座や自宅学習で勉強するというわけです。
②実技による指導
養成スクールに通う上で最大のメリットの1つが、この実技指導です。文字通り、トレーニング時の正しいフォームなどを、実践を通じて学びます。
自分自身で正しいフォームのチェックをするのはもちろん、パートナーと組んで実際のトレーニング指導を行ったり、セッション中の声の掛け方やアドバイスの方法を学びます。
未経験者が独学でトレーニングの知識を学ぶとき、こうした実戦経験を積む機会はほぼありません。それくらい、実技指導は貴重と言えます。
こうした座学・実技での各種指導を勉強するわけですが、定期試験などを行い現在の習熟度の確認ができるスクールも多いです。
参考:パーソナルトレーナーに「未経験」からなる!勉強法や採用事情
養成スクールではどんな資格が手に入るのか?
パーソナルトレーナーの養成スクールでは、各講座を受講する過程で資格が取得できる場合もあります。
パーソナルトレーナーを名乗る上で必要な資格はないのですが、スポーツクラブと業務委託契約を結んでトレーナー活動をする場合、大抵はスポーツクラブから指定された資格がないと応募できないケースというのが一般的です。
パーソナルトレーナーの業務に関連する資格は多数ありますが、中でも有名なのは次の2種類です。
①NESTA-PFT
「全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(National Exercise & Sports Trainers Association)」が発行している、パーソナル・フィットネストレーナー認定のことです。
養成スクールではもちろん、独学で勉強する際も、まずはこのNESTAを目標にする場合が多いです。
②NSCA-CPT
「全米ストレングス&コンディショニング協会(National Strength and Conditioning Association)」で発行している資格です。
NSCAにはPCTとCSCSという2つの資格がありますが、PCTは一般の方向け、CSCSはアスリート向けの資格という区分があります。比較的難易度の高い資格でもあるので、この資格を取るための専用コースが用意されていることもあります。
参考:パーソナルトレーナーの資格を独学で取得!知っておきたい3資格
この2つの資格は独学でも取得可能ですが、将来的にパーソナルトレーナーとして仕事を始め、例えばフリーランスや業務委託契約などいわゆる個人事業主として活躍するために、持っていて損はないでしょう。
養成スクールの受講期間、通う頻度はどれくらい?
パーソナルトレーナー養成スクールに通う期間ですが、スクールによって大きく異なります。ただし、ほとんどのスクールでは2ヶ月〜1年通うことになるでしょう。(中には、週1回、合計4回という超集中型の養成スクールも存在します。)
通う頻度は週1〜2回というケースが大半です。しかし、中には2年制の専門学校のように週4日以上と頻繁に授業を行うスクールや、逆に1ヶ月に1回という超低頻度のスクールもあります。
パーソナルトレーナーズプロより引用 ( https://personal-trainers.pro/)
この辺りは、スクールを選ぶ目安としてチェックしておくべきでしょう。特に現在会社員として働いている方にとって、手厚い授業内容は嬉しいけれど、週3、週4日も講座が開催されれば、受講できない日が出てしまいます。
逆に授業間隔が空きすぎていると、学習内容を忘れたり、実技をあまり行えないという場合も。
もしもスクールを選ぶなら、週1回、あるいは多くても2回開催のスクールが無難と言えそうです。
養成スクール卒業者の気になる進路は?
パーソナルトレーナーの養成スクールを受講する以上、もちろん卒業後に進みたいのはパーソナルトレーナーでしょう。しかし一口にパーソナルトレーナーと言っても、その働き方のスタイルは全く異なりますし、意外とそれ以外の職業についている人も少なくありません。
以下にまとめてみました。
・フィットネスクラブ
・マンツーマン指導を行うパーソナルジム
・出張トレーニングなどのトレーナーを派遣している会社
・プロスポーツチームやアスリート専属のトレーナー
・俳優など有名人の専属トレーナー
・医療施設のスタッフ
・介護施設
このように、一般的に思い浮かべるクライアント向けのパーソナルトレーナーになっているかと思いきや、専門機関で働いている人もいます。
こうした進路にバラツキが出るのは、スクールが掲げている「方針」と「提携している団体」が関わっています。
「方針」については、あくまで資格取得を目指す講座であれば、パーソナルトレーナーという働き方にこだわらない人も多く受講することとなります。
その逆に、クライアント向けのパーソナルトレーナー専門をうたうスクールであれば、トレーナーとして就職・転職したい人が来ることになるでしょう。
「提携している団体」で言うと、例えばスクールと提携している団体にスポーツチームがあれば、チームメンバーへのサポート補助などをする機会があるかもしれません。
もちろんプロとの仕事をするチャンスは小さく、また競争率も高いわけですが、こうした繋がりを得るためにスクールへ通うというのは、将来的に大きな糧にできるかもしれません。
また、提携してはいないけれどリクルーティング先としてパーソナルジムと契約を結んでいる養成スクールもあります。その場合、卒業後に希望をすれば、就職に関わる面接や選考で有利に立つこともできるでしょう。
もちろん、こうした団体やジムとの繋がりはなく、純粋にスキル習得に専念できるスクールもあります。今すぐ就職したいのか、あるいは今後のために知識を学びたいのか。自身の目的がどこにあるかでスクールを選択するといいでしょう。
気になる受講料は?分割払いはできるのか?
パーソナル養成スクールの魅力的なカリキュラムや進路先に希望が見えたところで、気になるのは授業料、つまり「費用」です。
ほとんどのスクールは「入学金+受講料」が基本ですが、これもまた先述の通りで、受講期間でかなりバラツキがあります。
非常に大雑把な計算だと、半年の受講で400,000円〜600,000円、1年の受講の場合は1,000,000円を超えることが多いです。
ちなみに独学で資格取得などを目指すと、認定資格によっては100,000円以上の費用になる場合があります。
両者を比較すると、自分で勉強した方が安く済むのでは?と思いがちですが、養成スクールではプロのトレーナーが講師となって、実際にトレーニング指導をしてくれるという点に大きな魅力があります。
この環境を個人で作るのは、なかなか大変です。また、養成スクールにはしっかりとしたトレーニング設備も充実しているので、それぞれの機材を使いながら勉強ができます。
トレーナーを目指すなら、やはり養成スクールで学ぶことが最も効率的と言えるかもしれません。
最近では分割払いのスクールも増加中
最近ですが、受講料を分割で支配ができるケースが非常に多くなってきました。
分割方法は、回数払いか月々の定額払いの2種類。
回数払いであれば、24回〜84回まで選ぶことが可能で、定額払いであれば月々の受講料を1万円以下に抑えることも可能と、かなり敷居が低くなります。
もちろん、費用がかかるという点は変わりません。しかし「トレーニングが好き」「運動が好き」「人の役に立ちたい」という気持ちを仕事にするための近道と考えれば、決して高いとは言えないのではないでしょうか?
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