公開日:2018.02.04

最終更新日:

【2nd PASS体験記】DAY7〜胸部・背部のトレーニングとストレッチ

スクール体験記

1月も終わって、いよいよ2月!皆さんは恵方巻きは食べましたか?節分は済ませましたか?
ちなみに私はどっちも食べました、美味しかったです。

そんな行事が明けた2/4に開催された2nd PASSの4期生(日曜)のDAY7では、胸部・背部の筋肉とトレーニング、ストレッチ、そしてトレーニング指導に欠かせない「代償動作」の考え方について勉強しました。

今回も、超濃密な講義の一部を紹介します!

【参考】2nd PASSスクール体験記の一覧はコチラ!

胸部と背部の筋肉・トレーニング・ストレッチング

(別にプロレス技じゃないですよ!これも立派なストレッチです!)

前回、今回と連続して、それぞれの部位の筋肉の起始と停止、動作を中心に、トレーニング方法やストレッチ方法が解説されました。

今回は胸部と背部。具体的には次にあげられる筋肉について勉強したわけですが、皆さんはそれぞれがどの部位にあってどんな役割を持つか、わかりますか?

  • 大胸筋
  • 鎖骨下筋
  • 小胸筋
    • 前鋸筋
  • 広背筋
  • 僧帽筋
  • 大菱形筋
  • 小菱形筋
  • 脊柱起立筋
    • 棘筋
    • 最長筋(胸最長筋、頚最長筋、頭最長筋)
    • 腸肋筋
  • 大円筋

今回もそれぞれの部位の紹介をしながら、実践的にトレーニングやストレッチを行いました。パートナーを組んでストレッチを施したり受けたりすると、トレーナー・クライアント両方の立場から理解ができるのがいいですね。

私も、こっそりスクール生に肩や背中のストレッチの実験台になりました。を施してもらいました。スクールも始まって2ヶ月、皆さんだいぶ技術面でも慣れてきた方が増えてきました。結構安心して任せられた所に、成長の兆しを感じましたね。あ〜気持ちよかった(オイ)

さて、今回の筋肉のを見て、「前回の下半身の筋肉数に比べるで少なくない?これなら覚えるのも楽だね」と思う人がいるかもしれませんね(前回の筋肉数はこちらをチェック!!)。

ただ、大事なのは筋肉を覚えることではありません。それぞれの筋肉が、どの関節・骨の動きに関わっているのかを正確に把握することが、この講義の目的です。

関節の動きとそれに関わる筋肉をどこまで把握できるか

私たちの関節や骨は、筋肉と連動して様々な動きを見せます。例えば今回の勉強内容を参考に、「肩関節」「肩甲骨」に注目するとこれだけの動きを見せることがわかります。

  • 肩関節
    • 外転
    • 内転
    • 水平外転
    • 水平内転
    • 外旋
    • 内旋
    • 屈曲
    • 伸展

 

  • 肩甲骨
    • 外転
    • 内転
    • 上方回旋
    • 下方回旋
    • 挙上
    • 下制

どうでしょう。肩という1つの部位だけで、これだけの動きがあります。しかも、この動作1つ1つに対して、関係する筋肉は全く違うんです。

例えば、肩関節の伸展には広背筋や大円筋が働きますが、その逆の動きである屈曲には大胸筋などが主に働きます。これがわからないと、この後に紹介する「代償動作」とその改善の筋道が立てられず、クライアントへ的確な指導ができなくなってしまいます。

これができないということは、クライアントの体の歪みを放置することになり、トレーニング中や日常生活で重大なケガや慢性痛を負ってしまうリスクを軽減できないことになります。これではパーソナルトレーナー失格です。

しかし、実際はスクールで紹介している機能解剖学の基礎なり応用なりを身につけていないパーソナルトレーナーは少なくありません。その背景には、近年のパーソナルトレーナー人気の沸騰や無資格でもなれるという職業的な特徴があります。

その結果、自称トレーニング上級者がパーソナルトレーナーを続々名乗り始めてしまいました。

しかし、高負荷トレーニングでガシガシ追い込んだり極端な食事制限で「2ヶ月20kg減量を成功!!」などを達成することが、一般人向けのパーソナルトレーナーの到達点でしょうか?

クライアントのニーズを満たしつつ、彼らが健康かつ元気な状態で、理想のスタイルを維持できるようにお手伝いする。それが2nd PASSの目指すパーソナルトレーナー像なんです。

各種トレーニングに見られる「代償動作」の把握と改善

さて、胸部と背部の筋肉の動作やトレーニング、ストレッチを学んだ後は、ワークショップを中心にトレーニング種目における「代償動作」の特徴や原因を話し合いました(ちなみに今回は、DAY6の下半身の種目も合わせて勉強しました)。

代償動作というのは簡単に言うと、ある動作を行うときに本来働くはずの部位ではなく、別の部位が代わりに働くことで起こる動作のことです。

例えば、スクワットを例に見てみましょう。

スクワットだけでもこれだけの代償動作が起こる

スクワットの種目では、主に「回旋」「高さ」「重心」などの要素で代償動作が起こり得ます。

その中の「回旋」で言うと、動作中に股関節の内転が起きているとしましょう。それには、内転筋群の筋肉が拘縮していたり、臀筋群など外旋に関連する筋肉が弱いなどの原因が挙げられます。

そうすると、対応策としては別のトレーニングを挟んだり、あるいはストレッチでほぐしたりする必要が出てきます。

また「重心」で考えれば、左右均等に体重が乗っておらず、右足に偏っているケースもあります。一般の方やトレーニーにもこうした状態は珍しくありません。しかも彼らは、自分たちの重心が偏っていることに気づいていない場合もあります。

そうなると、まずは彼らに重心が正しい位置にある状態を感覚で掴んでもらう作業が必要になります。

しかもこうした動作の癖は、複数が同時並行で起こることもあります。

パーソナルトレーナーは、こうしたクライアントの動作から代償動作とそれを引き起こしている原因を想定し、次に行う動作やストレッチを決めなくてはなりません。

しかも、その原因は必ず1つに絞れるとは限りません。ある代償動作に対して複数の原因を挙げつつ、「○○の動作が出ているから、まずは□□を行なって、それで変化がなければ次は△△をやってみよう」と、いくつもの筋道を立てる必要があるわけです。

単にトレーニングだけを熟知しているだけでは、これは到底できません。今回紹介したのだって、代償動作のごくごく一部に過ぎません。スクール生は今後、実践と座学、そして自主的な勉強を通じてこれらを頭の中に叩き込んでいくわけです。

2月末には実技テストも実施!!

先日、100問を超える確認テストで悪戦苦闘していたスクール生。祝日と講義を挟んで2月末に行われるテストでは、ここまでに行われた自重トレーニングの説明やその指導を、実践形式で行うことになります。

その時には、クライアント役を務めるスクール生から様々な質問が飛ぶことも。その内容は、テスト本番まで一切知らされません。回を重ねるごとに専門性が増していく講義。このテストは、スクール生にとって初めて経験する「マンツーマン指導」ということになります。

また1つ、ハードルを迎える2nd PASSの4期生(日曜)。その様子は、当日バッチリレポートしていきます!


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