公開日:2024.03.17

最終更新日:

パーソナルトレーナーが底辺と言われる理由と働き方のリアル

業界情報 パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーとしてのキャリアに興味を持つとき、その道が自分に適しているか、どのような挑戦が待ち受けているのか不安も同様に感じるこが多いでしょう。

この職業は魅力的に見える一方で、時には「底辺」とも感じられる厳しい現実に直面することもあります。

パーソナルトレーナーの職業が持つ課題や、厳しい側面をクリアにし、また、この道を選ぶことのメリットとデメリット、成功への道筋に必要なことをまとめていきます。

パーソナルトレーナーとしてのキャリアを充実させるための準備と知識として役立てていただけると幸いです。

パーソナルトレーナーが底辺と言われるギャップ

パーソナルトレーナーの「単に筋トレが好きなだけ」でこなせる仕事ではありません。

この職業では、解剖学などの専門知識が求められ、根拠に基づいた適切なトレーニング指導が必要です。

顧客が健康的な体を手に入れるためのサポートをするためには、深い理解と正確な指導が欠かせません。

そして、顧客の満足度を高め、長期にわたってサービスを利用してもらうには、これらの知識と技術が不可欠です。

そのためには、広範囲にわたる勉強が必要であり、知識が不足していると、業務の多忙さを感じやすくなります。

このように、パーソナルトレーナーとして成功するには、筋トレを趣味とするだけではなく、専門的な学習と継続的なスキルアップが求められるのです。


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働き方によって変わる底辺と言われるポイント

パーソナルトレーナーのリアルは業務形態によって大きく異なります。

パーソナルトレーナーの働き方は大きく3つに分けられます。

正社員、業務委託、フリーランスに関わらず、パーソナルトレーナーに共通する仕事内容は多岐にわたります。

パーソナルトレーナーの主な仕事内容

  • トレーニング指導
  • メニュー設計
  • 食事指導
  • スケジュール管理
  • トレーナー自身の継続学習
  • お客様とのコミュニケーション

どの働き方を選んだとしても避けて通れません。

収入については、正社員の場合は基本給に加えてインセンティブが得られる可能性がありますが、業務委託とフリーランスでは、自分の努力や集客の成果が直接収入に反映されるため、高収入を得るチャンスがあります。

しかし、集客に失敗すれば収入がゼロになるリスクも伴います。

それぞれの働き方に焦点を当て、働き方別のパーソナルトレーナーのリアルを整理していきます。

これらの点を踏まえ、パーソナルトレーナーとしてのキャリアを選択する際は、自身のライフスタイルや目標に合わせた働き方を選択することが望ましいです。


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正社員のパーソナルトレーナー

ジムのトレーナーってどんな仕事?

働き方の概要

正社員のパーソナルトレーナーは、ジムやフィットネス施設に所属し、定められた勤務時間と条件のもとで働きます。

給与は基本給に加えて、成果に応じてインセンティブやボーナスが付くこともあります。

メリット

  • 安定した収入: 正社員のパーソナルトレーナーは基本給が保証されており、頑張りが成果に反映されるインセンティブ制度もあるため、収入が安定しています。

  • 昇進のチャンス: 新規出店が多いパーソナルジムでは、昇進の機会も比較的多いです。キャリアアップを目指すことが可能で、それに伴う収入の向上も期待できます。

  • 教育・研修制度の利用: 大手ジムや確立された施設では、正社員向けの教育や研修制度が整っていることが多いです。これにより、専門知識やスキルの向上が図れ、より質の高いサービス提供が可能になります。

  • チームワークの促進: 正社員として働くことで、同僚や上司との連携が取りやすくなり、チームでの目標達成に向けた働きが期待できます。これは、モチベーションの維持や職場の雰囲気向上にも寄与します。

これらのメリットを理解し、自分のキャリアプランに合わせて適した働き方を選択することが、パーソナルトレーナーとして成功への道を拓く鍵となります。

デメリットと「底辺」と呼ばれるポイント

  1. 指導の専門性が求められる: 筋トレを趣味で楽しんでいた人でも、プロとして他人に指導する際には、解剖学や栄養学など、専門的な知識が必要です。この勉強量の多さに対し、仕事としての報酬が「割に合わない」と感じることがあります。

  2. 多岐にわたる業務: パーソナルトレーナーの仕事はトレーニング指導だけにとどまらず、顧客管理やセッションのスケジュール調整、施設の清掃、場合によってはホームページの運用など、様々な業務が求められます。これらの予想外の業務量がストレスとなり、職業としての満足度を下げる要因となり得ます。

  3. キャリア成長の限界: 正社員としての給与体系は基本的に固定給が中心であり、業務委託やフリーランスのように個人の成果によって大きく収入が変動することは少ないです。そのため、長期的に見たときのキャリア成長や収入アップのチャンスが限られていると感じることがあります。

このように、正社員としてのパーソナルトレーナーは安定感が魅力ですが、業務の多様性と量に対する準備と理解が必要です。

自分に合った働き方を選択するためには、これらのメリットとデメリットをしっかりと考慮することが大切です。

業務委託のパーソナルトレーナー

働き方の概要

業務委託のトレーナーは、ジムと契約し、提供するセッションや成果に基づいて報酬を得ます。

通常、クライアント数やセッション数が収入に直結し、主にトレーニング指導に集中しますが、契約内容によっては自身での集客活動も必要になる場合があります。

メリット

  • 時間の自由度: セッションが設定されている時のみ働くことが多く、時間を自由に設定できる場合が多いです。

  • 0から集客しなくて良い: フリーランスと比較して、業務委託のトレーナーは既に見込み顧客のある環境で働くことが多く、0からの集客に比べてスタートが容易です。

  • 収入の機会: お客様数に応じて収入が増えるため、積極的にクライアントを増やすことで、月収30万円〜40万円を稼ぐことが可能です。

デメリットと「底辺」と呼ばれるポイント

  • 収入の不安定性: 業務委託のトレーナーは固定給や基本給がなく、クライアント数やセッション数に収入が直結します。正社員は担当顧客の対応のみを考えれば良いのに対し、業務委託トレーナーは新規顧客の獲得も意識しなければならず、これが行われないと収入に大きな影響が出ます。

  • 自己管理の必要性: 顧客獲得、スケジュール管理、集客活動などを自己責任で行う必要があり、これらの自己管理が収入安定に直結します。

  • 営業活動の負担: 特に新規クライアント獲得のための営業活動は業務の一部となり、これの成功が収入向上に直接関わってきます。

業務委託のトレーナーとして働く場合、自由度が高い反面、収入の安定性や集客の負担など、独自の課題が伴います。

自分に合った働き方を選択し、それに伴うリスクと機会を理解することが重要です。

フリーランスのパーソナルトレーナー

働き方の概要

フリーランスのパーソナルトレーナーは、レンタルジムでの指導、顧客宅での出張サービス、オンラインパーソナルトレーニングを通じて、自宅などから活動できます。

業務の多様性が大きく、収入は完全に自己の営業努力と提供するサービスの質に依存します。

メリット

  • 最大の自由度: 働き方、収入、場所など、全ての面で自由に選択でき、料金設定も自由に行えます。

  • 一時間あたりの料金は幅広く設定可能で、リピーターや口コミによる集客が成功すれば、高収入を得ることも珍しくありません。

デメリットと「底辺」と呼ばれるポイント

  • 経済的リスクと収入の不安定性: 収入が不安定であり、集客がうまくいかないと生活に困難をきたすこともあります。一部のトレーナーは、安定した収入のために他のバイトと兼業することがあります。

  • 自己集客の難しさ: フリーランスでは自身で顧客を獲得しなければならず、トレーニング指導だけではなく、マーケティング集客スキルも求められます。

フリーランスのパーソナルトレーナーとして成功するためには、トレーニングのスキルだけではなく、ビジネス運営や集客に関する知識も非常に重要です。

高い自由度を享受する一方で、多くの責任と自己管理が必要になるという点が特徴的です。

フリーランスのトレーナーは、顧客の満足度を高めることで口コミ集客を促進し、また交流会などに積極的に参加して自身のネットワークを広げ、営業活動を通じて新規顧客を獲得することが一般的です。

ただし、ウェブサイトを通じた集客は、パーソナルジムの場合、地域密着型のキーワードが重要になるため、店舗を持たないフリーランストレーナーにとってはやや困難が伴います。

独立開業を考える際は、あらかじめ一定数の顧客を確保しておくことが重要です。

Web集客は時間がかかるため、長期的な戦略として位置づけ、初期の収入源としては直接的な営業活動や口コミを中心に考えるべきです。

フリーランスとしてのキャリアを成功させるには、多方面にわたるスキルと努力が求められることを理解し、準備をしっかりと行うことが必要です。

成功するためのポイントと失敗事例

転職者向けの成功ポイント

  1. 仕事内容の理解
    パーソナルトレーナーとしての仕事内容を深く理解しておくことが重要です。日々の業務、クライアントとの関わり方、業界の動向など、具体的な仕事内容を把握しておくことで、現場での対応がスムーズになります。

  2. 企業研究
    就職を考えているパーソナルジムや企業について、しっかりと研究しておくことが重要です。企業文化、働き方、キャリアパスなど、自分の価値観やキャリアプランに合致するかどうかを確認しましょう。

  3. 継続的な学習の意識
    就職後も学びを続ける必要があります。最新のトレーニング方法、栄養学、心理学など、専門知識を常にアップデートし、クライアントに最高のサービスを提供できるよう努めましょう。

フリーランス向けの成功ポイント

  1. 集客準備の徹底
    フリーランスとして成功するためには、集客の準備が不可欠です。マーケティング戦略を練り、SNSやウェブサイトを活用して自身のブランディングを行いましょう。

  2. エリア選びの慎重さ
    活動エリアの選定は、競合の状況を考慮して慎重に行う必要があります。市場調査を行い、自身のサービスが求められる地域を選定しましょう。

  3. ビジネス・マーケティングの学習
    フリーランスにはビジネススキルも求められます。マーケティング、財務管理、顧客関係管理など、ビジネス運営に必要な知識を学び、実践しましょう。

失敗事例

必ず成功する方法は世の方、そう簡単に見つかるものではありません。

人はそれぞれ強みや弱みが分かれるからです。

ですが「これをすると失敗確率が上がる」行動には共通点があります。

就職失敗のケーススタディ

求人情報だけでなく、実際に働くジムの環境や評判をリサーチすることが重要です。

低賃金や教育制度の不備、業務量の過多など、就職後のトラブルを避けるためにも事前の調査が欠かせません。

集客を考慮せずにジムを開業する

集客戦略なしにジムを開業すると、顧客が獲得できず経営が困難になる可能性があります。

事前の市場調査やマーケティング計画が重要です。

これらのポイントと事例を参考に、パーソナルトレーナーとしてのキャリアを成功に導きましょう。

パーソナルトレーナーになる前に準備できること

パーソナルトレーナーを目指す前に、成功への道を開くための重要なステップがいくつかあります。

これらのステップは、将来のキャリアパスを慎重に計画し、効果的に進めるための基盤となります。

  1. 業界のリアルを理解する

    業界の現実を理解することは、期待と現実のギャップに驚かされないために不可欠です。労働環境、収入の可能性、キャリアの将来性について、実際のトレーナーや業界関係者からの意見を聞くこと、関連書籍やオンラインコンテンツなどを読むことが役立ちます。

  2. 就職先の選択

    就職先を選ぶ際は、そのジムや施設の評判、トレーニング環境、顧客層、成長機会などを慎重に検討することが重要です。

    「オンラインのレビューを読む」
    「現地を訪れて雰囲気を感じ取る」
    「そこで働くトレーナーに話を聞く」

    など、多角的にリサーチしましょう。

  3. 資格と実務経験

    資格は知識の証明となりますが、それだけでは不十分です。実際にクライアントと働き、現場の経験を積むことが重要です。

    また、継続的な学習とスキルアップは、技術の進化に対応し、顧客に最良のサービスを提供するために必要です。

  4. キャリアパスの選択肢

    独立開業やオンラインでのトレーニング提供など、キャリアパスは一つではありません。自分にとって最適な道を選ぶためには、自身の目標、ライフスタイル、強みを考慮し、それぞれの選択肢が提供する機会と挑戦を理解することが重要です。

これらの準備を行うことで、パーソナルトレーナーとしての道をより確実に、そして成功に導くことができます。

まとめ

パーソナルトレーナーとしてのキャリアをスタートする前と後で感じるイメージのギャップは、この職業が「底辺」と見なされる大きな理由の一つです。

多くの人がトレーニング指導がメインの仕事だと考えがちですが、実際には接客業の側面が強く、コミュニケーション能力が非常に重要になります。

どの仕事にもメリットとデメリットが存在します。

パーソナルトレーナーとしての転職を検討している方は、業界の実情をしっかり理解し、リスクを最小限に抑えた上で決断することが大切です。

このプロセスには、専門的な知識やスキルを身につけるための教育機関の利用が効果的な手段となり得ます。

パーソナルトレーナーとしてのスキルアップやキャリア形成を真剣に考えているなら、2ndPASSトレーナースクールのような専門的なスクールを検討するのも一つの良い方法です。

スクールでは、必要な知識とスキルを体系的に学ぶことができ、より確かなスタートを切ることが可能になります。

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WRITER 戸田 明宏

2ndPASSスクール/編集部/Webディレクター

保有資格:NESTA-PFT、NESTA-WMT

Webディレクター:Web広告、SEO、ホームページ集客

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