公開日:2024.03.30

最終更新日:

パーソナルトレーナーの仕事はきつい?現場のリアルを徹底解説!

パーソナルトレーナー
この記事のまとめ

✓ マンツーマン指導によるプレッシャーや不規則な勤務などからきつい仕事と言われがち

 

✓ パーソナルトレーナーの仕事にはきつさを上回るやりがいやメリットがある

 

✓ あなたの働き方に合った、パーソナルジムの選び方が分かる。


パーソナルトレーナーという職業は「好きな筋トレを仕事に出来る」というイメージから、挑戦を考える方もいるでしょう。

クライアントから感謝され、やりがいも感じられる素晴らしい職業です。

しかし、パーソナルトレーナーの仕事において「きつい」と感じるシーンも少なくありません。

この記事では、現場のリアルな実体験を基に、「きつい」と感じるシチュエーションについて詳しくご紹介します。

また、きついと感じた場合の対処法などについても触れているので、パーソナルトレーナーになるか検討している人は参考にしてください。

パーソナルトレーナーがきついと言われる理由

ここでは、パーソナルトレーナーの仕事のどのような点が「きつい」と言われるのか、4つピックアップして紹介していきます。

1. クライアントの目標達成に対する責任

パーソナルトレーナーの仕事には、クライアントの目標達成に向けたプレッシャーが伴います。

それは「3か月で5kg痩せたい」「夏までに腹筋を割りたい」「体脂肪率を15%以下にしたい」といった、クライアントの大切な目標への責任です。

高いサービス価格に見合った結果を出すためのこのプレッシャーは、トレーナーにとって精神的な負担となり得ます。

しかし、目標達成の瞬間は、クライアントだけでなくトレーナーにとっても大きな喜びとなり、仕事のやりがいの一つです。

このプレッシャーを乗り越えた分だけ、プロとして成長出来ていると捉えてよいでしょう。

2. マンツーマン接客だから、かなり気を遣う

パーソナルトレーナーの仕事では、マンツーマン接客が中心ですが、これが気疲れの要因となること多いです。

クライアント一人ひとりには異なる目標、性格、生活習慣があり、それに合わせた個別のアプローチを考える必要があります。

例えば

  • 過度に頑張りすぎる人には無理なく進めるように促す

  • モチベーションが低い人には頻繁にコミュニケーションを取って奮い立たせる


ことなどです。


この一対一での深い関わりは、精神的な疲労を伴いますが、クライアントの目標達成への道を共に歩むことで生まれる信頼関係は、トレーナーにとって大きなやりがいとなります。

3. 基本的に休みは不定休(週2回休みが基本)

パーソナルトレーナーの勤務は、週末や仕事終わりの時間帯に予約が集中する傾向にあります。

クライアントが主に社会人であるためです。

さらに、勤務時間も日によって変わることは少なく、例えば朝から夕方まで、または昼から夜までといった固定のシフトパターンを採用するジムが多いです。

ジムによっては23時まで営業している場所もあり、その場合は夜遅くまでの勤務が求められることもあります。

トレーナー自身の生活リズムに合ったシフト構成にしてもらうためには、会社と交渉をして調整してもらうようにしましょう。

4. 指導以外の業務も多い(清掃・チラシ配りなど)

パーソナルトレーナーの役割は、トレーニング指導だけではありません。

実は、トレーナーの業務の一部として、ジムの日常的な清掃も含まれます。

これはクライアントが快適に過ごせる環境を提供するため不可欠です。

特に清潔感を非常に重視するジムでは、トレーナーが撮ったジムの写真を通じて、毎日の清掃状態がチェックされることもあります。

さらに、ジムの集客を促進するため、パーソナルトレーナーがセッションの空き時間でチラシ配りを行うこともあります。

このような追加業務は、一日に1〜2時間程度とされていますが、中には4時間以上を要求されることも。

パーソナルジムで働く際は、入社前に詳しく情報収集しておくことで、後々の働きやすさに繋がります。

パーソナルトレーナーがきついときの解決策

パーソナルトレーナーとして働きはじめ、「きつい」と感じてしまったら、周囲の人に相談したり転職を検討したりしてみましょう。

ここでは、パーソナルトレーナーの仕事がきついときの解決策を3つご紹介します。

1. 自分に合った職場選びをする

パーソナルトレーナーとして働く際の満足度や仕事のきつさは、どの職場を選ぶかに大きく左右されます。

職場選びをするときには、ターゲットとするクライアント層が自分の得意とする分野や関心に合っているかを考慮することが重要です。

  • 若い女性向けのボディメイクを得意とするか
  • シニアの健康維持に焦点を当てるか

など、職場によって求められる成果やコミュニケーションスタイルが変わってきます。

また

  • 勤務時間
  • 休日
  • 報酬制度
  • トレーニング指導以外の業務

など、働く条件も職場によって大きく異なります。

これらの条件が自分のライフスタイルに合っているかをしっかりと確認することが大切です。

情報収集のためには、フィットネス業界に詳しい人への相談や、現場のスタッフと話す機会を持つことが有効です。

実際に職場の雰囲気を感じることができれば、より自分に合った職場選びが可能になります。

2. 他のパーソナルジムに転職する

働き始めてから自分に合わないと感じることは、誰にでも起こり得ることです。

特にパーソナルトレーナーのような仕事では、ジムの雰囲気やクライアント層、働き方が自分にフィットしているかどうかが重要になります。

もし現在の職場とのミスマッチを感じたら、他のパーソナルジムへの転職を考えてみるのも一つの手です。

他のジムでの働き方や報酬制度を知るには、実際にそこで働くトレーナーに直接話を聞くのが最も効果的。

スクール卒業生であれば、同期や先輩など、業界内での幅広い繋がりを活用することができます。

これらの人脈を通じて、職場環境や待遇についてのリアルな情報を得ることができ、自分により合った職場を見つける可能性が広がります。

3. スクールでトレーナー仲間を増やす

パーソナルトレーナーとして理想の職場を見つけるうえで、業界内の繋がりを持つことは非常に重要です。

特に、他のジムで活躍しているトレーナーたちやフィットネス業界のキャリアカウンセラーなどとの繋がりは、有益なアドバイスを得る上で貴重な資源となります。

実際、求人情報や職場の内部状況についてはインターネット検索で中々手に入りません。

トレーナースクールは、資格取得や実技スキルを習得する場だけではなく、将来のキャリア形成に役立つ人脈を広げる絶好の機会でもあります。

講師や同じ目標を持つ仲間との交流を通じて、様々な背景を持つトレーナーたちと知り合い、情報交換を行うことで、より多くの選択肢や可能性を見出すことができるようになります。

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パーソナルトレーナーのやりがい・楽しさ

パーソナルトレーナーの仕事のやりがいや楽しさは、クライアントとの信頼関係を築き、直接「ありがとう」と伝えられることが挙げられます。

仕事に対するきつさを大きく上回ると感じるトレーナーも多いでしょう。

パーソナルトレーナーがきついのではと不安に感じるている方は、下記のやりがいをチェックしてみてください。

1. クライアントから感謝を伝えられる

パーソナルトレーナーとしての仕事の大きな魅力の一つは、クライアントからの直接的な感謝を受けることです。

この職業は、単にクライアントの外見を変えるだけでなく、人生における大きな変化をもたらす可能性を持っています。

体型の変化を通じて、クライアントが前向きになり、日々の生活を楽しむようになることも珍しくありません。

「人生を変えてくれてありがとう」「あなたと出会えて良かった」といった言葉を直接聞くことは、パーソナルトレーナーにとって大きな喜びです。

これらの言葉は、自分の仕事がクライアントの生活にポジティブな影響を与えている証拠であり、多大なる充実感と満足感をトレーナーにもたらします。

2. 毎朝、職場に行くことが楽しみになる

パーソナルトレーナーとしての仕事が自分にとって本当にやりがいのあるものであれば、毎日の出勤が楽しみになるものです。

日曜日の夜に次の週への憂鬱さを感じることもなく、毎朝、職場へ向かう足取りは軽やかです。

確かに、この仕事にはその日々の中で直面する多くの挑戦や困難があります。

しかし、それを上回るほどの満足感と充実感を、パーソナルトレーナーは仕事から得られます。

この充実感の根底には、自分を必要とし、価値を見出してくれるクライアントの存在があります。

人の役に立ちたい、誰かの人生をポジティブな方向へ導きたいという強い願いを持つ人にとって、パーソナルトレーナーの職はまさに天職と言えるでしょう。

そうした強い動機とクライアントからの感謝が、毎日を前向きな気持ちで迎えられる理由なのです。

3. 一生お金に困らないスキルが身につく

パーソナルトレーナーとして習得するスキルは、ただボディメイクに留まらず、姿勢改善や食事指導など、幅広い知識と技術を含みます。

これらの能力をしっかりと身につけることができれば、自分自身のビジネスを立ち上げるなど、会社に属さずとも独立して活動する道が開けます。健康を求める人々は、年齢や住んでいる場所を問わず、自分を必要としていただけます。

そして、パーソナルトレーナーとしての実力を身につけることは、一生涯、お金に困らないという安定した経済力を築くことに繋がります。

健康や体形の改善を求める人々のニーズは尽きることがないため、これらのスキルは常に価値を持ち続けるのです。

自分自身の技術と知識を磨き続けることで、どのような状況下でも生計を立てることが可能になり、経済的な自立と安定を実現することができるでしょう。

パーソナルトレーナーについてよくある質問

パーソナルトレーナーの仕事についてよくある質問に回答します。

「パーソナルトレーナーの仕事が出来るか心配…」という方はチェックしてみてください。

集客が出来ないと給料は下がるの?

パーソナルトレーナーが自分でクライアントを集めることができない場合でも、給料が下がる心配は基本的にはありません。

正社員や業務委託契約で所属している場合、ジムのホームページや広告などを通じて行う集客活動を基に、クライアントが各トレーナーに割り当てられます。

そのため、トレーナー個人の集客能力に給料が左右されることは極めて少ないのです。

しかし、働くジムや会社の集客力に問題がある場合、それがトレーナーの給料に影響を及ぼす可能性はあります。

集客が上手くいっていないと、割り当てられるクライアント数が減少し、それに伴って収入が下がるリスクが生じます。

だからこそ、入社前にはその会社の集客戦略や成果についてしっかりと確認し、安定した収入が見込める環境であるかを見極めることが重要です。

コンテスト実績がないと厳しい?

パーソナルトレーナーを目指す上で、コンテストの実績が必須かどうかについては、実際にはそこまで重視されていません。

確かに、一部の企業ではトレーナーの採用に際してコンテストでの実績を見ることもありますが、これは例外的なケースです。

より大切なのは、クライアントが満足するサービスを提供できるような知識や指導スキルを持っているかどうかです。

パーソナルトレーニングは、クライアント一人ひとりの身体の状態や目標に合わせたオーダーメイドの指導が求められるため、そのための専門知識や指導技術が何よりも重要になります。

したがって、コンテストに出場しようがしまいが、クライアントのニーズに応えることができる能力があれば、十分に活躍することが可能です。

コンテストへの参加は、自分の技術向上やモチベーションアップのため、趣味の一環として楽しむ程度で良いと考えられます。

重要なのは、実際の現場でクライアントに寄り添った指導ができるかどうかです。

勤務時間はクライアントに合わせるの?

パーソナルトレーナーの勤務時間は、基本的に各トレーナーで固定されており、クライアントがスケジュールに合わせて予約を入れる形になります。

ただし、フリーランスで活動しているトレーナーや、自分でジムを経営している場合は例外です。

これらの場合は、自分自身で勤務時間を決定できるため、クライアントのニーズに柔軟に対応し、彼らのスケジュールに合わせた働き方を選択することが可能です。

まとめ

パーソナルトレーナーの職は、確かに多くの挑戦が伴います。

クライアントの目標達成へのプレッシャー、マンツーマン接客の難しさ、不定休での勤務、指導以外の業務など、様々な困難があります。

しかし、それらを乗り越えた先には大きなやりがいが待っています。

クライアントからの感謝の言葉、職場への期待感、そして経済的な安定といった、この仕事特有の楽しさがあります。

パーソナルトレーナーとしてのキャリアを追求するにあたり、自分に合った職場を見つけること、業界内での関係性を築くこと、そして常に学び続ける姿勢が重要です。

パーソナルトレーナーの仕事を通じて、あなた自身も充実したキャリアを築き、多くのクライアントの人生に貢献できることを忘れないでください。

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WRITER 秋野 大知

2ndPASSトレーナースクール/マーケティングディレクター

高校卒業後、2016年から関西にてパーソナルトレーナー活動をはじめる。フィットネスクラブの業務委託トレーナーを約1年、個人事業主としてのフリーランス活動を約4年間経験する。その後は、パーソナルトレーナースクール2ndPASSにて、講師・キャリアカウンセラーを務める。取得したトレーナー資格は累計26種類。


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