鍼灸師からパーソナルトレーナーへ【2ndPASS卒業生インタビュー】

鍼灸師 パーソナルトレーナー 2020年12月26日

国家資格である鍼灸師からパーソナルトレーナーにフィールドを広げる方々が近年、少しずつ増えています。

今回インタビューする2ndPASS卒業生の「遠藤京花」さんもその1人。鍼灸師として5年働いたうえで、

「なぜパーソナルトレーナーになろうと思ったのか?」

「鍼灸師だからこそ言えるパーソナルトレーナーの魅力」

などなどをお伺いしてみましたので、参考になれば幸いです。

「身体の悩みを抱える前に、何かしてあげたい」

Q.(2ndPASS) まずは鍼灸師を始めたきっかけから、パーソナルトレーナーになろうと思うまでの経緯をお聞かせください。

A. (遠藤京花)いろいろありますが、まず鍼灸師を始めたきっかけは私の学生時代の経験にあります。

学生時代、兄がバスケットボール部にいたのですが大事な大会前に脚を怪我してしまいました。「さすがにこのケガで試合に出るのは難しいのでは?」

と思われたのですが兄はすぐに大会に復帰。

そのときに兄の怪我の応急処置をしてくれたのが鍼灸師だった、という経験があります。

私が高校時代、進路を考えるときなんとなくスポーツトレーナーの方向で考えていました。鍼灸師のおかげで怪我から復帰した兄を見ていた経験と、家族の勧めもあり、鍼灸師の専門学校に進学することを決めました。


Q.(2ndPASS) なるほどです。「怪我や身体の悩みを治してあげたい」というシンプルな想いから鍼灸師になられたのですね。専門学校を卒業し、鍼灸師の現場はどんなものでしたか?

A. (遠藤京花)思った以上に現場に出てからの方が学ぶことが多かったです!特に感じたのが身体だけでなくメンタルに悩みを抱えるお客様は予想以上に多かったこと。

というのも専門学校は「国家試験の通過」をメインに勉強します。現場で必要とされる知識やスキルは就職先の鍼灸院のコンセプトによって分かれてくるので、専門学校の勉強は基礎固めにフォーカスしています。

専門学校の勉強期間から国家資格の取得を含めて、鍼灸師の資格取得は最短でも3年かかるのですが、「資格をとったからすぐに活躍できる」というわけではありませんでした。

就職してから5年経ちますが、身体やメンタルその他、さまざまな悩みを抱えるお客様を現場で見てきて大きく感じたことは、

「悩みを抱えてからではなく、悩みを抱える前に、予防のような形でお客様に何かできないか?」

ということでした。そしてこれがパーソナルトレーナーという仕事に行き着く大きなきっかけになりました。

パーソナルトレーナーを知り、2ndPASS入学のきっかけ

Q. (2ndPASS)そもそも身体に悩みを抱える前に、お客様が鍼灸院に行くことはないですものね。

「お客様の悩みを未然に防ぐことはできないのか?」

「もっと自分のできることを広げられないのか?」

「やりがい」といったところでパーソナルトレーナーへの転職を考えたわけですね。

よく鍼灸師の仕事はつらい、労働環境が厳しいなどの声を聞くのですが、そうした理由ではなかったんですね。

A. はい!週6勤務は当たり前でしたが、労働環境への不満というより私の場合は「やりがい」を求めたステップアップでした。

さきほどメンタルの悩みを抱えたお客様が多いという話をしましたが、接客中に自分の体形の悩みを抱える方も多くいました。

その中でも「食べること自体がもはや怖い」とおっしゃるお客様もいて、身体と心の悩みが強く関係していることをリアルに感じました。

食欲に関係するツボを鍼灸で刺激して、ある程度コントロールすることはできても、お客様の悩みのタネを解決するのは難しく

いろいろとインターネットなどで情報収集をする中で「パーソナルトレーナー」という職業を知りました。

鍼灸の国家資格は持っていても、トレーニングの知識はなかったので、2ndPASSで勉強してパーソナルトレーナーの知識とスキルも取り入れたいと思い、入学を決めました。

国家資格保持者ならではの2ndPASSの入学前と後のギャップ

Q. 非常にしっかりとした理由で入学を決めていただき、こちらとしても嬉しいかぎりです。「健康で人を幸せにする」という理念で2ndPASSは運営しているので尚更そう感じます。

では2ndPASS入学前と入学後のギャップなどはありましたか?

A. 入学前は「トレーニングのフォームをたくさん練習」するのかと思っていたのですが、解剖学や栄養学の勉強量が思った以上でした!

もちろん鍼灸の専門学校でも学びましたが、解剖学を元にしたトレーニングプログラムの組み立て方や、栄養を元にした食事指導などかなり細かかったです。

栄養について専門学校で勉強はしましたが、現場での食材指導を想定した科目はなく、ここまで深くは勉強しなかったです。

そもそも鍼灸とパーソナルトレーナーとで学ぶ内容が違うので比較するのは違うかもしれませんが、

2ndPASSの半年間の勉強量は専門学校と同じかそれ以上の勉強量だったかもしれません。


Q. トレーニングに関してはどうでしたか?

A. そこも大変でした!私自身もともと筋トレの習慣がなく、そういった意味でも完全な未経験者。

授業中よく耳にする「代償動作(トレーニングフォームの崩れ)」?なにそれ?ってところから始まりました。

国家資格と関連するところもありましたが、ほとんど予備知識のない私でも0から学ぶことができ、NESTA-PFT資格も取得できました。

実際の現場を想定して勉強するので、「パーソナルトレーナー資格をとって終わり」「2ndPASSを卒業して終わり」ではなく就職サポートもしっかりしているので安心です。

これからパーソナルトレーナーになりたい人へ

Q. 鍼灸師から2ndPASSに入学した遠藤さんだからこそ言える、今後パーソナルトレーナーを検討される方や、「国家資格+パーソナルトレーナー」を考える人へメッセージをお願いします。

A. 「選択肢が広がる」というのが1番伝えたいことになると思います!

私の場合は「お客様の悩みの解決できる幅を広げたい」もっと言えば「悩みを未然に防ぐことができるようになりたい」というのがパーソナルトレーナーへのスタートでした。

国家資格に加えてパーソナルトレーナーのスキルもあれば、それだけ多くのお客様に対応できる。そうすれば働ける場所や、職業も広がるので自然と選択肢が広がると思います。


Q. パーソナルトレーナーの資格を取り、今後はどのような活動をしたいというのはありますか?

鍼灸師も独立開業できる資格なのですが、設備費などパーソナルトレーナーに比べると開業のハードルが高いんです。パーソナルトレーナーは最低限レンタルジムが確保できればフリーランスとして活動することができます。

柔軟な働き方ができるメリットを活かして、パーソナルトレーナーと鍼灸の2つのスキルをもって「より多くのお客様の悩みを改善していけるトレーナー」として活動していきたいです。


Q. 今、スポーツトレーナーの方でパーソナルトレーナーを考えているのであれば「まずは一歩踏み出す」ことで活躍の場を広げられるということですね。ありがとうございます。

今後の遠藤さんの活躍を期待しております。もし何かあれば迷うことがあればいつでも2ndPASSを頼ってください!


まとめ・編集後記

鍼灸師・柔道整復師・理学療法士などスポーツトレーナーと呼ばれる国家資格を持つ方々が近年パーソナルトレーナーに活動を広げつつあります。

今回インタビューさせて頂いた遠藤京花さんのように、スポーツトレーナーからパーソナルトレーナーのスキル・知識・資格を新たに取り入れていきたい方はお気軽にご連絡下さいませ。