今回インタビューさせていただく卒業生は、医療職からパーソナルトレーナーへの転職を成功させ、現在はご自身でパーソナルジムを経営している三浦 和也さんです。
- 医療職からパーソナルトレーナーへの転職を決めた理由
- セカンドパスでの6ヶ月間と、卒業後のご活躍
- パーソナルトレーニングジム経営を始めるまでの過程、始めてからのリアルな活動
といった内容でお話していただきました!
他業種からパーソナルトレーナーへの転職はもちろん、独立をお考えの方にとって、三浦さんの活動が励みになれば幸いです!
三浦さんが経営しているジムの紹介
2ndPASSのHP制作を活用
福島県福島市で臨床検査技師としての医療的知識をベースに、40〜50代の女性をメインに一人一人に合わせた健康と身体づくりを行うパーソナルジムを経営。
お客様からも「明るく優しく丁寧に対応して頂けるので会いに行きたくなる先生」と多くの口コミが寄せられております。
お客様からの声
2ndPASS入学前の経歴・ご職業
-
2ndPASS 江川
- まず、2ndPASSに入学する前の三浦さんの前職について教えてください
-
三浦さん
- 入学する前は、臨床検査技師 兼 細胞検査士として健康診断を請け負う会社で仕事をしておりました。市町村から住民健診を委託されてバスで心電図や採血をしてその中身を検査する業務内容でした。
トレーナー転職を考えたきっかけ
-
2ndPASS 江川
- トレーナーを目指したきっかけを伺えますか?
-
三浦さん
- 予防医療の大切さを前職で感じたことがパーソナルトレーナーになりたいと思った大きなきっかけです。
-
- 前職では主に「子宮頸がん検診」という細胞を診る仕事でした。そこでは若い方でもガンになってしまったり、チェックシートを見ると病気がちな状態の方が多かったです。ガンの早期発見よりも、予防医療が重要だと感じてパーソナルトレーナーの職業を見つけました。
-
2ndPASS 江川
- そうだったのですね。パーソナルトレーナーの情報収集はどのようにされたのですか?
-
三浦さん
- 「パーソナルトレーナー」のワードでGoogle検索をしていきました。パーソナルトレーナーの仕事の役割や大学・アカデミーなどどのような学校が存在するのかを調べていました。
転職の不安、周囲の声
-
2ndPASS 江川
- トレーナーを目指すにあたって不安や心配はありましたか?
-
三浦さん
- 「どこに通ったら良いのか」「通って知識が身につくのかどうか」といった不安はありましたね。
-
2ndPASS 江川
- 学校やスクールに通わずにトレーナーになるという選択肢もありましたか?
-
三浦さん
- いきなりトレーナーになることは考えなかったです。
土台として医療関係の資格があったので、人の身体を扱う職業だからこそ無知の状態で飛び込むのは恐れ多くてできなかったです。
「最低限のラインは知らないといけない」というのは自分の中であったので、学校には通おうと決めてました。
-
2ndPASS 江川
- 国家資格を取得し、新卒から勤めている会社からの転職で、親や周囲の方の反応はどうだったのですか?
-
三浦さん
- 両親に関しては「今の仕事をやりたくないのなら仕方がない」といった感じで後押しをしてもらいましたね。
-
- 当時は実家から通っていたので、出勤前や出勤後の姿を常に見ていたと思うので、転職したいと話したときは反対されることは無かったです。
-
2ndPASS 江川
- ご両親も背中を押してくれたのですね!2ndPASSに入学した決め手は何ですか?
-
三浦さん
- 半年間の期間で学ぶカリキュラムが見える化されていたのと、講師陣が全員、現役のジム経営者という実績が大きいですね。
-
- 生理学や解剖学のベースもあったので、大学や専門学校ではなく2ndPASSに決めました。
「現場ですぐに活かせた実践スキル」6ヶ月の学び
-
2ndPASS 江川
- 2ndPASSに通う中で印象的だったことはありますか?
-
三浦さん
- パーソナルトレーニングの基本は人対人なので「自分の勉強した知識、持っているものをどう上手く伝えていくのか」を試行錯誤していたのが印象に残っていますね。
-
- 「知識だけがあっても、それがお客様に伝わらないと意味がない」と半年間の実践指導で感じました!
-
2ndPASS 江川
- 重要なのはアウトプットを想定してインプットすることですね!卒業後に就職してみて現場で活きた点はどんなところでしたか?
-
三浦さん
- 座学だけでなく実技を学べたことは現場ですぐに活かせました。特にお客様に対しての伝え方などは2ndPASSの実技授業で実際にやっていたことを現場でそのまま活かすことができました。
思い立ってからたったの5ヶ月でジム開業!独立に至った背景
-
2ndPASS 江川
- 群馬で就職して2年半経験を積んだ後、福島県で開業した背景をお聞かせください。
-
三浦さん
- セカンドパス卒業後、群馬県で就職したのはプライベートの理由が主なものでした。就職して約2年ほどでプライベートの状況が変わり、地元の福島県に帰ることを決めました。
-
-
地元の福島に帰っても「トレーナーを続けたい気持ち」は当然ありました。
- 健康寿命やメタボ率が全国的にワースト上位に入っていたこと。
- 子供の肥満度も高いこと
-
三浦さん
- こうした状況を変えたいと思い、地元の福島県福島市で自分の伝えたい想いを提供できる場所として開業に至りました。
-
江川
-
福島県のメタボ率は高いんですね!
地元に戻ってトレーナーを続ける中で、開業以外の選択も検討されていましたか?
-
三浦さん
- 検討はしなかったですね。田舎なので、レンタルジムも無ければ働く場所もほとんど無かったので、自分で箱を作るしかなく半分は勢いで店舗を出しました(笑)
-
2ndPASS 江川
- 店舗開業を決めてからオープンまではどれくらいの期間で準備をされましたか?
-
三浦さん
- 5ヶ月くらいの準備で開業しました!
-
2ndPASS 江川
- 開業資金はどの程度かかりましたか?
-
三浦さん
-
トータルで100万以内に抑えようと決めていたので、全部で90万円くらいでした。半分は物件取得費で45万円くらいで、内装費10万円で機材は20万円、広告宣伝費は10万円くらいでした。
-
- 40~50代の運動が苦手な方をターゲットにしていたので、機材はそこまで充実している必要は無かったですし、内装工事も自分で進めたのと最初からスケルトンではなく居抜き物件で探していたので費用は低く抑えられました。
-
2ndPASS 江川
- 最初から上限100万円と決めて計画的に進めたのですね!資金調達はどのようにされましたか?
-
三浦さん
- 就職していた*フェス整骨院の吉澤さん(セカンドパス栃木校の講師)と日本政策金融公庫から半分ずつ融資を受けました。
-
- 自己資金はほぼ無かったのですが、会社員時代にお金を貯められたという経験とスクールローンも延滞なく返済できているのが信用に繋がり、公庫からも審査通過できました。
-
2ndPASS 江川
- そうだったのですね!2ndPASS:公庫へ融資申請をする前にどのような準備を行いましたか?
-
三浦さん
- 商工会議所の中小企業診断士さんに、事業計画書や創業計画書のチェックをしてもらっておりました。
※フェス整骨院 = 2ndPASS栃木校
開業から10ヶ月の現在の状況。独立開業をしたリアル
-
2ndPASS 江川
- 現在、開業して10ヶ月(2022年7月開業)ですが、良かったこと・大変だったことをお聞かせください。
-
三浦さん
- 「自分で考える」という癖がついて、考えて実行したことが上手くいったその過程を感じられるのは良かったと思います。働くのも休むのも自己責任なので、会社員では味わえなかった感覚も知れて良かったです!
-
- 全てが分からないことだらけだったんですけど、やはり集客は大変ですね。まだまだ他県に比べ、福島県ではパーソナルトレーニングが認知されていないのもあってか、体験トレーニングに来て頂いてもお客様がそもそもパーソナルトレーニングをあまり知らないケースがあります。
-
- そうした「パーソナルトレーニングをよく知らないお客様」にどのように伝えればいいか、といったことで最初の頃は試行錯誤していましたね。
-
2ndPASS 江川
- 「パーソナルトレーニングって何をするのか」を伝えるところからだったのですね。休みはどのように決めてますか??
-
三浦さん
- 月曜日をお店の定休日にしつつも、自分1人でジム経営をしているため時間を有効活用できるようにスケジュール調整しています。例えばトレーニングのご予約を整理する際、可能なところはなるべく1日にまとめてセッションを行うように日程調整をして休みが確保できるようにしています。
-
- 休みの日は午前中のみガッツリ働いて、午後はゆっくり休むようにしていますね。
学ぶだけでなく、自分の働き方や未来と向き合える半年間
-
2ndPASS 江川
- 三浦さんはどんな方に2ndPASSをオススメしたいですか?
-
三浦さん
- パーソナルトレーニングの知識や指導スキルの基盤を作れた一方で「自分自身の今後をどうしていきたいか?」を確認する半年間の時間でもあったかなと思います。
-
- 「パーソナルトレーナーになる」とゴールがまだ決まっていなくても、「いま会社で何がしたいか分からない。けれどももしできるのであればパーソナルトレーニングをスキルとして身につけておきたい。
-
- そして自分が働き方を変えたいタイミングで転職できるようにしておきたい」といった状態で通ってみて得れるものはあると思います。
三浦さんの今後の目標
-
2ndPASS 江川
- ありがとうございます!最後に三浦さんの今後の目標を伺いたいです。
-
三浦さん
- 福島県の健康寿命を延ばすこととメタボ率をワースト4位から脱却する事業展開を行っていきたいですね。店舗拡大もですが、1番やりたいのが子供たちの運動事業や学童保育を建てていくことです。
-
- 親御さんに子供が何をしているかを聞くと、学校から帰宅してずっとゲームをしていたりお菓子を食べたりしているみたいで、これは運動環境が少ないことも要因としてあると思っているので、「ここに来たら”身体を動かせる”や”運動できる場所”」として学童保育という形を考えています!
-
2ndPASS 江川
- 今後もご支援し続けます!一緒にウェルネスな世界を創りましょう。
- 今の仕事を続けながら、副業トレーナーを始めてみたい。
- 完全未経験の自分でもパーソナルトレーナーになれるのか?
- 資格って自分は何をとったら良いんだろう?