東京メトロ赤坂駅から徒歩1分。好アクセスの場所でパーソナルトレーニング、パーソナルストレッチを提供している『HONEST』。
2nd PASSの4期生として入学した井出日菜子さんは、2018年6月に卒業しこちらのジムに就職しました。
今は念願だったパーソナルトレーナーになり、日々お客様にトレーニング指導をしています。
そしてまだ21歳という若さながら、採用という店舗運営でも特に重要なポジションを担当しているのがEIJIさんです。
ちょうどリニューアルが終わったばかりの店舗にお邪魔して、EIJIさんにジムの特徴や井出さん採用の背景、今後のトレーナー業界で求められる人材などをうかがいました!
お客様のニーズ・状態はまさに千差万別
−−いやあそれにしても…。EIJIさん、めちゃめちゃ若い。それなのに店舗の採用などを担当されているなんてすごいです。(30代前半のスタッフ、絶句)
いやいや、自分なんてまだまだです。
高校卒業後からこの職業に就きました。
高校ではトレーナーと関係のない理系の勉強をしていたんですが、2年生の頃にトレーナーに興味を持ち始めて。当時NSCAの勉強を始めて、卒業後すぐに資格を取得しました。
−−(なんて謙虚な方なんや…)そうだったんですね。こちらのジムは、どんなお客様が来店されますか?
お客様の中心は40代の方で、女性が6割~7割と大半を占めています。土地柄か社会的地位の高い方も多いですね。
−−なるほど。お客様への指導で、特別気をつけていることはありますか?
そうですね。
まずトレーニングのテンポを崩さないようには気をつけています。
あとはセッション時や開始前のヒアリングも大切です。
多くのお客様は働いている方なので、「最近の調子はどうですか?といった具合に、その時々のコンディションを確かめながらメニューを組みます。
−−お客様のニーズにはどんな傾向がありますか?
やはりお客様の目的の大半は「ダイエット」です。
これまで全く運動をしてこなかった方や運動不足を解消したい方、その反対でがっつり運動をしたいという方まで、お客様の状態はバラバラですね。
中には、BBJ(ベストボディジャパン)の福島大会で3位入賞をしたという実績を持つお客様もいらっしゃいます。
コミュニケーションと高い専門性が、伸びるトレーナーの鍵?
−−お客様の状態もかなりバラバラなんですね。EIJIさんがお客様と接する上で、特に気をつけている点はありますか?
私はインターバル中、お客様とたくさん会話をするよう心がけているんですよ。
30代のお客様や40代のお客様など、その方の世代や趣味によって話す内容も変えるようにしています。
お客様に直接、音楽の趣味とかを聞いてその話題を広げられるようにしたり。
−−トレーナーとして活躍する条件は、何もトレーニングの知識だけにあるのではないということが、EIJIさんのお話からも伝わります。
お客様に継続利用をしてもらうため、意識していることはありますか?
特にありません。私たちの店舗はチケット制で、最大10回(週1回通って約2ヶ月半)まで用意しています。
仮に10回のお客様であれば、継続してもらうことは意識せず回数内で目標が達成できるよう指導します。
逆に、お客様の希望が10回で達成できそうにない場合は、正直にお伝えします。
そういったやり方で続けて来ましたが、自然と継続いただくお客様は多いですね。
−−正直さが好評を得ているのかもですね。これまで担当したお客様で、対応が難しいと感じたかはいましたか?
エゴが強すぎるお客様は、結構大変です。ある程度自分でも情報収集をしていて、
「パーソナルトレーニングってこんなものでしょう?」
という先入観を持っていることが多くて。
自分の目で見てきたものに、絶対的な自信を持っている方とも言えます。
そういう方には正しい情報をお伝えできるよう心がけて、むしろ強気の姿勢で臨むようにしています。
−−弱気な姿勢ではかえって信頼を落としてしまうわけですね。EIJIさんは、どんなパーソナルトレーナーが現場で活躍できると思いますか?
パーソナルトレーナーの中でも、得意とする分野は全く異なります。
大きく分ければストレングス系、ボディメイク系、リハビリ系などがですね。
これら全てをまんべんなくこなせる人もいいと思いますが、個人的にはいずれか1つのジャンルに強い、専門性の高いトレーナーの方が活躍できる気がします。
−−ちなみに、今回新たに就職した井出さんはいかがですか?
もちろんこれからまだまだ経験を重ねる必要があるとは思いますが、これまでの勉強を生かしながら、物怖じせずにお客様と接しているのはいいなあと感じています。
根性のある人と、ぜひ仕事をしたい
−−HONEST様の採用は、どのように進めてきたのでしょうか?
つい最近店舗が新規オープンしたという状態で、完全に人手不足だったんです。最初は男女問わずトレーナーを募集していました。
次第に人数が揃った頃、男性トレーナーに偏り過ぎてしまって。
男女比のバランスも考えて、女性トレーナーにぜひ来てほしいなと思っていた頃に、2nd PASSさんのことを知って人材募集の相談をしました。
−−いいタイミングだったんですね。他の求人情報を使うことより、2nd PASSを活用してよかったと思うことはありますか?
通常の人材募集の場合、事前に実技などを見せてもらって判断することもありますが、通常事前情報が入ってきません。
その点2nd PASSさんだと、こちら側の希望に対して適した人材を紹介してくれますし、事前に成績などの情報が入るのでスムーズな採用ができるのが嬉しいですね。
−−逆に、今後2nd PASSからの人材で求めていきたいことなどはありますか?
そうですね。全員がそうというわけではありませんが、私より少し年上のゆとり世代の方は比較的すぐに辞めてしまう傾向があるように感じます。
対人、しかもマンツーマンという状態で人と接する仕事なので、いわゆる昔ながらの「根性のある」人をぜひ紹介してほしいですね。
−−EIJIさんは、今後この業界はどう変わっていくと思いますか?
パーソナルトレーニングは今まさにブームの中にありますが、ブームはいずれ過ぎて衰退するものです。
ブームが去ったあとは、今よりも高齢者のお客様に照準を合わせたサービスを考えていきたいですね。
私はJBBFといった団体の大会に出ることもあって、ボディメイクを目的とした担当を据えることが多いです。
トレーニングも比較的、高負荷でキツい内容です。でも高齢者のお客様にその内容のまま取り組ませてしまったら、きっと怪我をしてしまいます。
ですから、リハビリ系のエクササイズを意識しつつ、今以上にお客様のニーズに合わせた指導が選択できるようになることが重要だと思います。
師匠から教えてもらった、トレーナー躍進の秘訣
−−ありがとうございます。今後もパーソナルトレーナーになりたいという思いを抱え、2nd PASSに入るという方は続くと思います。
そんな方々に向けて、店舗運営を支える先輩としてメッセージをお願いします。
パーソナルトレーナーになりたいきっかけの1つとして、筋トレを挙げる方はたくさんいます。
私の場合も10数年格闘技やバスケなど様々なスポーツに取り組む中で、筋トレが好きになりこの仕事へ進んだわけですし。
ただ、この業界に入る以上たくさんのことを勉強しなくちゃいけないということは念頭に置いてほしいですね。
どんな仕事もそうですが、みなさんが想像しているよりも大変だということは伝えたいですね。自分でトレーニングをするのと、お客様に教えるのとでは全く違います。
お客様に指導をしてお金をもらう立場であるという自覚を、ぜひ持ってください。
私は独学でパーソナルトレーナーという職業をはじめましたが、トレーナーの師匠的な存在がいます。
その方にずっと言われていました。「お客様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高めることができれば、自分のQOLも上がるよ」と。
ギブアンドテイクで提供したサービスのレベルが高ければ、それだけ自分にも返ってきて生活の質が向上します。ぜひこの点を意識して、頑張ってほしいです。
編集後記
EIJIさんのような若い方でも、提供するサービスの質やプロとしての意識次第で、責任あるポジションを任せてもらえる。
彼の存在自体が、パーソナルトレーナーになるモチベーションを高めるのに十分な根拠となっているのではないでしょうか。
ブームの渦中にあるパーソナルトレーナー業界。提携している店舗様に情報が伝わりやすい2nd PASSをうまく踏み台にして、伸び盛りの業界にチャレンジしてみてください。
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