公開日:2024.03.17

最終更新日:

スポーツ業界を支える仕事:資格・スキル・働き方の紹介

業界情報

近年、スポーツ市場は世界的に拡大しており、日本においてもスポーツビジネスは成長を続けています。

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催は、スポーツへの関心をさらに高め、スポーツ業界の新たな可能性を拓きました。

スポーツ業界は、選手や指導者だけでなく、多種多様な職種によって支えられています。

イベント運営、広報、マーケティング、スポーツ用品開発、施設管理、医療、教育、トレーナーなど、その仕事内容は実に多彩です。

それぞれの仕事が、スポーツの魅力を最大限に引き出し、人々に感動を与えるために貢献しています。

本記事では、スポーツ業界で働くことの魅力、現状と展望、そして具体的な仕事の種類についてご紹介します。

学生やキャリアチェンジを考えている方、スポーツに関わる仕事に興味を持つすべての方に、スポーツ業界を知る参考にしていただけると幸いです。

スポーツ業界の概要

スポーツ業界は、単に選手が競技をする場だけではなく、多様な分野と広大な市場を持つ複雑な産業です。

その規模は、フィットネス業界だけを見ても、令和4年で4,503億円に達すると報告されています。

これは健康への意識の高まりや、フィットネスに対する関心の増加が反映されたものと考えることができます。

スポーツ業界の規模や市場規模

スポーツ産業は、プロスポーツ、アマチュアスポーツ、フィットネス、レクリエーションなど、さまざまな種類から成り立っています。

フィットネス業界の市場規模が4,503億円というデータは、この業界がどれほど大きな経済効果を持っているかを示す一例です。


※ 市場規模 4503億円の参照元 「日本のフィットネス市場、令和4年は4,503億円」


スポーツ業界の分野

スポーツ業界は、競技スポーツだけでなく、スポーツ関連商品の製造・販売、スポーツ施設の運営、スポーツメディア、スポーツツーリズムなど、多岐にわたる分野を含んでいます。

これらの分野は相互に関連しながら、業界全体の成長を支えています。


スポーツ業界のトレンド

デジタル化の進展、健康意識の高まり、スポーツの多様化など、スポーツ業界は常に変化しています。

特にテクノロジーの進化は、競技のパフォーマンス向上、ファン体験の拡張、スポーツマーケティングの革新など、業界に多大な影響を与えています。

スポーツ業界を支える仕事の種類

スポーツ業界でのキャリアは、競技場の中だけに限定されません。

多くのプロフェッショナルが、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、さまざまな形でサポートしています。

ここでは、スポーツを支える主要な仕事のカテゴリーを紹介します。

イベント運営・広報・マーケティング

大規模なスポーツイベントの成功は、効果的なイベント運営、魅力的な広報活動、そして戦略的なマーケティングによって支えられています。

これらの職種では、イベントの計画から実施、評価までの一連のプロセスを管理し、スポーツの魅力をファンや参加者に伝えることが求められます。

  • イベントマネージャー: スポーツイベントの企画から実施、後処理までを総括する職種。

    タイムスケジュール管理、スタッフの指揮、予算管理などを行います。

  • 広報担当者: スポーツ団体やチームの情報を公に伝え、メディアとの橋渡しをする役割。

    プレスリリースの作成や記者会見のオーガナイズなどを担います。

  • スポーツマーケター: マーケットリサーチを基に戦略を立て、スポーツ製品やイベントのプロモーションを行います。

    広告キャンペーンの企画・実行もこの職種の重要な業務です。

スポーツ用品メーカー・販売店

スポーツ用品の開発、製造、販売に関わる仕事は、スポーツ業界の重要な一翼を担っています。

スポーツ用品メーカーや販売店で働く人々は、最新のスポーツ技術を商品に反映し、選手や消費者のニーズを満たす製品を提供します。

  • 商品開発担当者: スポーツ用品のアイデア出しから設計、試作、製品化までを担う職種。

    市場のニーズを捉え、革新的な製品を生み出します。

  • スポーツ用品販売員: スポーツショップで顧客に製品の特徴や使用方法を説明し、適切な商品を提案します。

    商品知識と共に、顧客サービススキルが求められます。

スポーツ施設管理・運営

スポーツ施設の管理者や運営スタッフは、施設が安全で快適に利用できる状態を保ちます。

彼らは、施設の維持管理、利用者のサポート、イベントのホスティングなど、施設が円滑に運営されるための多岐にわたる業務を担当します。

  • 施設マネージャー: スポーツセンターやジムの日々の運営を管理。施設のメンテナンス、スタッフのスケジュール管理、顧客対応などを行います。

  • 運営スタッフ: 施設内の清掃、設備の点検、イベントサポートなど、施設運営に関わる様々な業務を手掛けます。

スポーツ指導・メディカルサポート

スポーツ業界での医療・スポーツ指導職は、アスリートの健康を守り、最適なパフォーマンスを支援するだけでなく、一般生活者の健康とウェルネスの向上にも貢献しています。

このカテゴリーでは、スポーツ医療の専門家やパーソナルトレーナーなど、選手や一般の人々に向けた健康管理と指導を行う職種を紹介します。


スポーツトレーナー

アスリートの健康管理や怪我の予防、リハビリテーションをサポート。

試合やトレーニングの際には、即座の医療対応も行います。


パーソナルトレーナー

個人のフィットネス目標達成を支援。

身体の状態や目標に応じたエクササイズプランを作成し、指導します。

「パーソナルトレーナーになるには?資格・スキル・経験のすべて」

スポーツ業界で役立つスキル

スポーツ業界でのキャリアを追求するにあたって、特定のスキルや資格があなたの職業選択と成功に大きな影響を与えます。

ここでは、業界で求められる主要なスキルと資格、それらを獲得し活かす方法について説明します。

  • コミュニケーション能力:チームメンバーやクライアント、選手と効果的にコミュニケーションを取る能力は、ほとんどのスポーツ職種において重要です。

  • 組織力とリーダーシップ: イベントの計画やチームの管理など、多くの業務では優れた組織力とリーダーシップが求められます。

  • 専門的知識: 該当するスポーツ分野や健康、フィットネスに関する専門知識も必要とされます。

スポーツを支える仕事で役立つ資格

スポーツトレーナー

スポーツトレーナーは、アスリートの身体的なコンディションを最適化するために重要な役割を果たします。

この職業の中でもメディカルトレーナーと言われる職業は国家資格と専門的な知識と技術が要求されます。

スポーツトレーナーは、アスリートの怪我の予防、治療、リハビリテーションを支援し、トレーニングプログラムの策定や実施、試合やトレーニング中の緊急対応などを行います。

具体的には、身体の機能評価、適切な運動プログラムの提供、栄養やライフスタイルのアドバイスなども含まれます。


社会人でも取りやすい!スポーツ関連の資格と気を付けるポイント

パーソナルトレーナー

パーソナルトレーナーは、個々のクライアントに合わせた健康とフィットネスの目標達成をサポートする専門家です。

パーソナルトレーナーは民間資格で活動でき、一般の人々からアスリートまで、幅広いクライアントに対応します。

パーソナルトレーナーは、個別のフィットネスプランの作成、運動実施時の正しいフォームの指導、モチベーションの維持支援、健康に関するアドバイス提供などを行います。

クライアントの健康状態やフィットネスレベルに応じて、個別化されたアプローチを提供することが求められます。


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販売士資格

スポーツ用品メーカーや販売店で働く人にとって、販売士資格は商品知識販売技術顧客サービスのスキルを証明するものです。

この資格は、特に製品の選定や顧客への提案、販売戦略の策定において、専門性を示すために役立ちます。

日商簿記検定

アスリートのマネジメントやスポーツ関連企業の経営において、財務知識は欠かせない要素です。

日商簿記検定は、会計と財務の基本的な理解を証明する資格であり、予算管理財務分析経営戦略の策定など、多岐にわたる業務でそのスキルが求められます。

キャリアパス

スポーツ業界には多様なキャリアパスが存在し、個々の経験やスキルに応じて、様々な働き方が可能です。

以下に、あなたのアイディアを基にしたキャリアパスの例を紹介します。


一般企業からの転職

PRやマーケティングの経験を持つ人は、スポーツ業界で大きな価値を提供できます。

一般企業で培ったスキルを活かして、スポーツチームや関連企業でイベント企画やグッズ販売の戦略を立てるなど、チーム運営の経済面を支える重要な役割を果たすことができます。

パーソナルトレーナーから始めるキャリア

パーソナルトレーナーとしての経験は、アスリートへの指導にも応用できます。

ダイエットや健康指導の知識を活かし、より高度なトレーニングや栄養指導を提供することで、アスリートのパフォーマンス向上に貢献する道もあります。

また、クラブチームでのスポーツ指導トレーニング指導にも関わることができるでしょう。


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専門学校からスポーツトレーナーへ

専門学校で学んだ知識を活かしてスポーツトレーナーとしてのキャリアをスタートさせることが可能です。

理論と実践の両面から学んだ専門的なスキルは、アスリートの健康管理やパフォーマンス向上に直接貢献することができます。

アスリートのセカンドキャリア

元アスリートは、現場での経験を活かして、指導者やコーチ、パーソナルトレーナーとして第二のキャリアを築くことができます。

また、自らの経験をPRやマーケティングの分野で活かし、後進の選手支援やスポーツ普及に貢献する道もあります。

これらのキャリアパスは、スポーツ業界での多彩な機会を示しています。


自身の経験やスキルに合わせて選択し、スポーツを通じて新たなキャリアを築いていくことが可能です。

まとめ

スポーツ業界は多様なキャリアパスを提供し、各職種は選手のパフォーマンス向上や健康維持に欠かせない役割を担っています。

PR・プロモーターからパーソナルトレーナーまで、様々な職種がスポーツを支える重要な仕事です。

これらの職種には特定のスキルや資格が求められ、専門的な知識が必要とされます。

スポーツ業界でのキャリアは、個人の経験やスキルを活かし、成長し続ける業界で働く機会を提供します。

WRITER 戸田 明宏

2ndPASSスクール/編集部/Webディレクター

保有資格:NESTA-PFT、NESTA-WMT

Webディレクター:Web広告、SEO、ホームページ集客

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