2ndPASSトレーナースクール卒業生の久連松さんにパーソナルトレーナー資格の勉強スタートから合格、そして現場デビュー後の活動までインタビューさせていただきました。
- パーソナルトレーナー転職を悩んでる。
- 資格選びでNESTAを取るか検討中。
- トレーナー資格の勉強について悩んでる。
そうした方にとって2ndPASS卒業生の例が参考になれば幸いです。
今回インタビューする2ndPASS卒業生
NESTA PFT資格 保有
2ndPASS福岡校を卒業
フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中
パーソナルトレーナー資格取得のきっかけを聞かせてください。
前職は大工や携帯ショップ店員など、特に明確な目的はなく、なんとなく選んだ仕事でした。後輩の誘いでエニタイムフィットネスに通い始めたことが筋トレのきっかけでした。最初は軽い気持ちでしたが、筋トレを1年続けると徐々に私生活が変わっていきました。
それまでスマホゲームに費やしていた時間を筋トレに当てるようになり、早起きしてでもトレーニングするほど熱中しました。その変化は身体だけでなく精神的にもポジティブで、私生活が良くなっていく実感がありました。
次第に「このポジティブな変化を仕事にできないか?」と考えるようになり、「パーソナルトレーナーとして働きたい」という気持ちが強くなりました。
「未経験者歓迎」とあったパーソナルジムの求人に応募しました。
ですが面接時に受けた質問は想像以上に専門的でした。
例えば、
「プルダウンとチンニングの違いを「わからない」以外で説明してください」
「筋肉の起始停止を教えてください」
「こういうお客様に対してどんなヒアリングをしますか?」
など、具体的な質問が続きました。
質問に答えられず5分以上沈黙が続き、面接中に恥ずかしさすら感じとても悔しかったのを覚えいています。
実際、面接に来ていた他の応募者は資格や実務経験のある人が多かったため、「自分にはまだ証明できるものがない」という現実を痛感し、資格取得を本格的に決意しました。
具体的な勉強方法。NESTA資格取得までにやったことを教えてください。
独学の勉強をやめ、スクール入学を決めた理由
資格取得を決めて最初に取り組んだのは、ネット検索やYouTubeで「筋肉 起始停止」といった基礎知識を独学で勉強することでした。しかし、独学を続けて2ヶ月ほど経ったころ、限界を感じ始めました。
「頑張る方向性がわからない状態をやめよう」と思ったのが一番の理由でした。
独学では、「何をどれだけ勉強すればよいか」を調べることに時間を取られ、肝心な勉強時間が削られてしまうことが大きなストレスでした。また、ネットの無料情報だけでは不十分で、書籍や教材を買い揃えたものの、質にばらつきがあり、不安なまま進めている状態が続きました。
こうした理由から、「学ぶべきことが整理されており、短期間で効率よく資格取得を目指せる」スクール環境を求め、独学をやめました。
専門学校と2ndPASSトレーナースクールで迷いましたが、週5日の通学が2〜3年間必要な専門学校に対し、2ndPASSは週1日の通学で半年で資格取得が目指せる点が魅力でした。
できるだけ早くパーソナルトレーナーとして現場に出たかった自分には、半年間で集中して学べる2ndPASSの方が最適でした。また、同じ志を持つ同期と出会えることも、スクールを選んだ大きな決め手の一つになりました。
問題集を自分で作る勉強法
2ndPASSに通い始めてから、自分が間違えた箇所を集めた「オリジナル問題集」を作成しました。
ただ問題集を解くだけでなく、自分自身で問題を作り、回答することで、理解度を高められたと思います。
問題文を自分で作る方法は、時間が経つと忘れてしまう丸暗記ではなく、記憶に定着できる良い勉強法だったと思います。
筋肉の起始停止・作用はイラストにして覚える
筋肉の起始停止や作用など、覚えにくい内容は実際にイラストを手描きして学びました。
教科書をただ読むよりも自分で絵を描くことで、筋肉の位置関係や動きを直感的に理解できるようになりました。
この勉強法は、実際の現場指導でのイメージ作りにも役立っています。
LINEにメモして、スキマ時間でパッと復習
「苦手だな、覚えないくな」と感じることはスマホでパッと何度も見直せるようラインにメモ溜め込んで見返してました。
メモは2ndPASSの同じクラスの人たちと共有しているグループライン上に残していました。
このグループラインはメモ専用なので「雑談は禁止」ってルールを設けて、みんなで暗記したいことをどんどん残していったましたね。
仕事や移動中など、スキマ時間をフル活用して反復学習してました。
- 通勤中の電車の中で
- ランニングマシーンで有酸素運動中に
- バイトの休憩時間
資格勉強を始める前の自分だったらついSNSを開いたり、スマホゲームに手を出したりするくらいのちょっとした時間を、勉強に充てていました。
働きながら資格取得した勉強スケジュール
勉強時間 | 時間帯 | |
---|---|---|
平日 | 約2時間 | 仕事終わり 21時〜23時頃 |
休日 | 約4時間 | 朝2時間 昼過ぎ2時間 (夜もできる日はさらに2時間) |
仕事のある平日は1日2時間。休日は4時間は勉強する。
週に14〜15時間勉強しようっていう目標で半年間勉強していました。
週に14時間勉強できず、10時間も勉強できない週もあったんですけど、遅れた分は休日に取り戻すように過ごしていました。
「平日に1時間しかできなかった」という日があれば、休日に1時間プラスして、平日にできなかった時間をカバーしていました。
平日は11時〜20時までエニタイムでバイトして、21時〜23時まで2時間勉強。
休日は朝を有効活用して勉強。だいたい2時間くらい勉強すると集中力が切れてくるので、昼ごはんを食べてまた勉強するといった感じでした。
資格取得後の変化
資格を取った後はアルバイトしていたエニタイムにて業務委託でパーソナルトレーナーのキャリアをスタートしました。
エニタイムでは資格がないとパーソナルトレーニング指導ができないため、資格取得前は
- 受付業務
- マシン清掃
- マシンの使い方説明
- 会員登録の手続き
などがメインの業務。
NESTA資格で勉強した骨盤や姿勢(アライメント)の状態を見て、お客様に合ったトレーニングメニューを提案は現場で活用する場面が多いです。
資格取得前にお客様にマシンの使い方を説明しながた「自分いまトレーナースクールに通っているので、卒業後はよかったらパーソナルトレーニングを受けてみませんか?」と声をかけ続けていました。
その方々が最初のお客様になっています。
これから資格を取る人へのアドバイス
未経験からパーソナルトレーナーを考えているなら、僕はNESTA-PFT資格をおすすめします。
僕の業務委託先のトレーナーはNSCA資格を持っている人の方が多くいます。
現場で指導していて感じるのは、資格によって得意分野が違うということですね。NESTA-PFTは、一般のダイエット目的のお客様への指導にフォーカスしているため、パーソナルトレーニングの現場で使いやすい知識を学ぶことができたと思います。
骨盤の位置や姿勢の改善(アライメントチェック)といった、お客様の状態に合わせたパーソナルトレーニングをしているのですが、同じ現場のNSCA資格所持の人はあまりそういったことはしないところを見るとNESTAがおすすめだと思います。
「サッカーや野球など種目別のトレーニング指導の学習を重視しており、姿勢改善の指導はあまり深く勉強しなかった」とNSCAを持ってるトレーナーから聞くこともありました。
スポーツ系の指導より、パーソナルトレーニングではダイエット指導する方が圧倒的に多いため最初にNESTA-PFTをとってよかったと思います。
トレーナー転職で悩んでいる人に一言!
「とにかく行動から始めてください」
が僕からできるアドバイスだと思います。
半年後の自分は今の行動が作ってるので、
もし「どの資格にしよう?」と決められず迷っているのであれば、まず勉強という行動から始めてみることが大事だと思います。
悩んで何も進まないくらいだったら、まずできる行動から始めることをおすすめします。
勉強を始めるともしかしたら「自分トレーナー違うかもな」って思うことがあるかもしれないけれども、それは行動して始めて分かることであって、悩むだけで何も進まないよりか進んでいるし、とにかく行動です。
悩み続けることが一番もったいない。とにかく今できる行動から始めるのが良いと思います。
-
WRITER 戸田 明宏
2ndPASSスクール/編集部/Webディレクター
保有資格:NESTA-PFT、NESTA-WMT
Webディレクター:Web広告、SEO、ホームページ集客
2ndPASSスクールではホームページ運用やサイト制作を、主に卒業後の生徒に向けてサポート
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