現状、独学でパーソナルトレーナーになるのは難しく、専門学校のスポーツ学科や養成学校などで学ぶ必要があります。
そこで今回は、専門学校とパーソナルトレーナー養成スクールを徹底比較してみました!
専門学校
1つ目は、『専門学校』です。
多くの専門学校は2年制で構成され、一般的にはスポーツ学科、スポーツトレーナー科などの名称で専用学科が設けられています。
学科の中には、パーソナルトレーナー専攻がある専門学校もありますが、基本的にはスポーツトレーナー専攻のコースやスポーツ現場で活躍できるアスレティックトレーナー専攻のコースが多いです。
専門学校のメリット
専門学校の大きなメリットは、興味のある分野を”専門的に学べる”というところでしょう。
パーソナルトレーナー専攻は多くないものの、スポーツ学科で学べる専門分野はパーソナルトレーナーの仕事にも十分活かすことができるでしょう。無論、スポーツの現場にも活きます。
また、比較的少人数かつ整った施設でパーソナルトレーナーに必要な専門知識を学べるのもメリットの1つでしょう。
専門学校でパーソナルトレーナーを目指す場合、NSCA認定パーソナルトレーナー養成認定校であることがほとんどで、『NSCA-CPT』の資格取得を目指すことが一般的です。NSCA-CPTの資格は、パーソナルトレーナーとして持っておくと有利になる資格の1つです。
専門学校のデメリット
パーソナルトレーナーを目指す高校生の人や、比較的時間の調整ができるフリーターの人は問題ありませんが、他業種の正社員からパーソナルトレーナーに転職を考えている人は”時間の都合がつかない可能性が高い”です。また大学などとは違い、レクリエーション期間などが少なく、課題などに追われている人も多い印象です。
また専門学校に通う為の”学費の高さ”や”期間の長さ”も、他業種の正社員からパーソナルトレーナーに転職を考えている人にとっては悩ましいポイントになる可能性が高いでしょう。
専門学校卒業者の中には、専門学校で学ぶことは基本的なことが中心になる為、それだけでパーソナルトレーナー現場で通用するのは難しいという人もいるようです。
専門学校はこんな人におすすめ!
専門学校でパーソナルトレーナーとしての勉強をするのがおすすめなのは、将来パーソナルトレーナーやスポーツ現場でも仕事がしたい高校生です。
専門学校のメリットでは触れませんでしたが、学歴が欲しい人に関しては、専門学校を選ぶしかありません。パーソナルトレーナー養成スクールは学校法人ではないためです。
また、スポーツ現場での活動や国家資格の取得も考えている人にも専門学校がおすすめです。
パーソナルトレーナー養成スクール
2つ目は、『パーソナルトレーナー養成スクール』です。
専門学校に比べ、短期間でパーソナルトレーナーを目指せるのが特徴の1つと言えます。
パーソナルトレーナー養成スクールのメリット
パーソナルトレーナー養成スクールの最も大きなメリットは、学費が安く、短期間かつ仕事をしながらでもパーソナルトレーナーに必要な勉強ができるという点です。
スクールにもよりますが、週1回のコースで平日の夜や土日のどちらかを使って勉強ができるところが多いです。
また専門学校では数少ない、現役でパーソナルトレーナーとして活躍している講師から学べるのも魅力の1つです。
パーソナルトレーナー養成スクールのデメリット
専門学校や大学に比べ、入学試験などもなく通いやすい反面、勉強や授業時間が少ないことが挙げられます。
専門学校やパーソナルトレーナー養成スクールに限った話ではありませんが、専門学校や大学に比べて、より一層普段の自己学習が大切になってきます。
また専門学校、大学のように学歴が付くような教育機関ではない点や、全てのトレーナースクールが資格の認定校ではないということを念頭におきましょう。
パーソナルトレーナー養成スクールはこんな人におすすめ!
他業種の正社員からパーソナルトレーナーに転職を考えている人におすすめです。中には、スキルアップを目指せる内容のコースを設けているスクールもあるため、現役のパーソナルトレーナーにもおすすめです。
やはり、専門学校や大学よりも学費が抑えられ、仕事をしていても通いやすいというところがパーソナルトレーナー養成スクールの最大の魅力でしょう。
日本の現状ですが、パーソナルトレーナーに必須の資格はなく、現場でも筋トレをして筋肉を付けたいなどの一般的なボディメイクというニーズのお客様が大半です。そのため、民間資格の取得が一般的のため、比較的通いやすいパーソナルトレーナー養成スクールを1つの選択肢として考えるのはおすすめです。
専門学校とパーソナルトレーナー養成スクールを徹底比較!
専門学校とパーソナルトレーナー養成スクールをそれぞれ紹介してきましたが、ここからは実際に比較しながら紹介していきます。パーソナルトレーナーになるために学校を選ぶ際、特に気になるポイントに絞って解説していきます。
学費
専門学校:200〜300万円
パーソナルトレーナー養成スクール:40〜60万円
専門学校とパーソナルトレーナー養成スクールの大きな違いの1つが学費でしょう。もちろん専門学校に通うことで、スポーツ現場で活動できるような資格やスキルが身に付けられたりなどのメリットはありますが、パーソナルトレーナーを目指す上では学費が少し高い印象があります。
パーソナルトレーナーだけでなく、将来的にスポーツ現場での活動も視野に入れている人や民間の資格だけでなく、国家資格の取得も視野に入れている人にとっては専門学校に軍配が上がるでしょう。
期間
専門学校:最低2年〜
パーソナルトレーナー養成スクール:〜1年間以内
夜間があるなどのコースにもよりますが、最低でも1年以上の期間の差が出てきます。そのため、既に仕事をしている人にとっては専門学校のハードルが高くなる可能性が高いです。
また上記でも触れましたが、スポーツ現場や国家資格も視野に入れている!などの進路によっても、期間の優位性が変わってくるでしょう。
資格
専門学校:NSCA-CPT、アスレティックトレーナー資格、国家資格など
パーソナルトレーナー養成スクール:NESTA-PFT、NSCA-CPT、JATI-ATIなど
取得できる資格はコースによっても変わりますが、専門学校では認定校である場合がほとんどのため、資格の取得に関しては専門学校の方が安心感はあるでしょう。
度々登場していますが、スポーツ現場や国家資格も視野に入れている人に関しても専門学校に軍配が上がるでしょう。ですが、パーソナルトレーナーを目指す場合は民間資格の取得で問題ありません。
ただ、スポーツ現場では実力や経験などが重要視されます。そのため、パーソナルトレーナー養成スクールではスポーツ現場を目指せないということではないのも事実です。
進路
専門学校:スポーツチーム(実業団、プロ)、パーソナルジム、フィットネスクラブなど
パーソナルトレーナー養成スクール:独自の提携パーソナルジム店舗、スクール運営をする自社のジム、フィットネスクラブなど
就職だけでみた進路ですが、やはり専門学校の場合はスポーツチームなどに就職している人もいるようです。一般的には、求人に応募をするなどの就職活動をする必要があります。
一方パーソナルトレーナー養成スクールの場合は、独自に提携しているパーソナルジムの店舗への紹介や自社ジムへの採用などがあり、専門学校にはないポイントの1つと言えるでしょう。
まとめ
これからパーソナルトレーナーを目指す人向けに、専門学校とパーソナルトレーナー養成スクールを比較しながら紹介しました。ちなみに、今回は紹介しませんでしたが、体育系の大学や専門学校の中でもジムトレーナーやジムインストラクターを目指せるコースなどの選択肢もあります。
・仕事を続けながらパーソナルトレーナーを目指したい
・将来はスポーツ現場でも活躍したい
・学費を抑えつつ最短で学びたい
など、自分にあったパーソナルトレーナーになるための学校や養成学校を選ぶのがおすすめです!
2ndPASS(セカンドパス)では、将来パーソナルトレーナーを目指す人やスポーツ現場でトレーナーをしたい人、ジムのインストラクターを目指す人など目的を問わず個別で相談会を実施しています!
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