未経験からスタートしても、自分の「やりたい」をカタチにできる。ELEMENTさんは、そんな挑戦を歓迎し、仲間とともに育ち合えるパーソナルジム。
「トレーナーに興味はあるけれど、未経験でもやっていけるのかな?」そんな不安を抱えながらも、一歩を踏み出した人たちがいる。
チームの中で、実際のトレーナーさんたちがどんなふうに挑戦し、成長していったのか?そのリアルに迫ります。
現場と本部、トレーナー、教育担当、それぞれの立場で活躍するスタッフさんたちにお話を伺いました。
(記: 2ndPASSキャリア支援 小永吉 英江)
①ELEMENTってどんなジム?
ELEMENTは、初心者から経験者まで幅広く通えるパーソナルジム。マシンピラティスやストレッチを取り入れたトレーニングを提供しており、初心者や、運動が苦手な人に向けて歩み寄った習慣化プログラムを実現しています。
また働く環境としては、大変風通しが良いボトムアップ型のチーム組織で、チャレンジを応援する文化が根付いています。
今回の取材では、未経験からトレーナーとして働く人々が、どのように成長してきたのか、どんな環境で働いているのかを探りました。
登場人物紹介
河口さん(副部長/教育・プロテイン開発担当)
現場トレーナー・本部業務・教育・商品開発まで幅広く担当。店長から副部長に昇格。
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丸山さん(ストレッチ研修担当)
初心者に優しいストレッチ重視プログラムを提案・導入。自らの技術を研修として全社に展開。
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佐藤さん(ピラティス研修担当)
トレーニングとピラティス両方の経験を活かし、社内にマシンピラティス研修を導入。恵比寿店から全体へ展開した立役者。
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中谷さん(二子玉川店 店長/ピラティス研修担当)
柔道整復師→業務委託トレーナー→正社員→店長。ピラティス研修担当も務める。
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大友さん(人事/等々力店 店長)
元警察官→IT業界を経て、トレーナーに転身。ELEMENTに入社後、半年で店長に昇格。現在は人事として採用や育成にも関わる。
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② 現場体験レポート:実際に体験してみた💪
ELEMENTでは、ただ筋肉を鍛えるだけのトレーニングにとどまらず、ピラティスやストレッチなど幅広いメニューを取り入れ、ひとりひとりに合ったオーダーメイドの指導をしています。
今回は特別に、キャリア支援を担当する小永吉が、ストレッチ・トレーニング・ピラティスを体験してきました!
“整えてから鍛える”という選択——ストレッチ重視の新たなアプローチ
太子堂店での体験でまず驚かされたのは、セッションの最初に行われた丁寧なストレッチ。担当してくださった丸山さんは、ELEMENTのストレッチ研修担当として、社内研修プログラムの立ち上げにも携わっている方です。
「パーソナルジムというと、“筋トレでムキムキになる場所”というイメージが強いですよね。でも、初心者の方にとっては、そのイメージが少し怖かったり、不安につながったりするんです」と語る丸山さん。
自身も、ストレッチの技術に強みを持ち、「体を整えたうえで鍛える」という考え方を大切にしているとのこと。「体が硬い人と柔らかい人では、トレーニング効果の出方もまったく違うんです。だからこそ、まず“整える”ことを欠かさないようにしています。」
体験を通じて、ストレッチによって体が緩み、呼吸が深くなり、その後のトレーニングにも自然と集中できる感覚を得ることができました。ELEMENTが“初心者でも安心できるジム”として評判を得ている背景には、こうした地道で的確なアプローチがあるのだと感じました。

そして、恵比寿店で体験したのは、佐藤さんによるパーソナルマシンピラティス。筋力トレーニングと並行して、体幹や呼吸、姿勢を整える要素がバランスよく含まれており、体の内側から“整う”感覚が新鮮でした。
佐藤さん自身がウェイトとマシンピラティスの両方を実践していた背景もあり、「ミックスしたら面白いのでは?」という発想でELEMENTに提案したそうです。現在では研修プログラムとして社内に広く浸透し、マシンピラティスはELEMENTの大きな特徴の一つとなっています。

③ 「未経験から正社員へ」:トレーナーの昇格ストーリー
“やりたい”に手を挙げる——中谷さんのスピード昇格エピソード
中谷さんは、なんと、元々ELEMENTに通っていたお客様・・・!1回30分のトレーニング、通いやすさを決め手に入会された中谷さん。
元々は、地元で柔道整復師として接骨院で働きながら、健康な体づくりに携わっていましたが、その後、上京してトレーナー養成スクールに通いながら、次のキャリアを模索。
自身もお客様としてELEMENTに通い続ける中で、トレーナー一人ひとりのレベルの高さに触れ、「こんなトレーナーになりたい」と憧れを抱くようになったそう。
やがて「この人たちの下で学びたい」という想いから、ELEMENTへの入社を決意されました。
入社後は現場経験を重ねて正社員となり、現在は二子玉川店の店長として店舗を率いると同時に、マシンピラティス研修の担当も務めています。
そのキャリアの歩みは、ELEMENTのボトムアップ文化を象徴するストーリーのひとつです。
接骨院での勤務経験を活かし、業務委託として入社してから約半年で正社員登用。さらに現場で成果と信頼を積み上げ、「店長をやりたい」と自ら手を挙げたことで、昇格の声がかかりました。
ELEMENTの魅力を伺うと「やりたいことを応援してくれる職場。」と笑顔で語る中谷さん。

ELEMENTでは、上下関係を越えて自由に意見を交わすフラットなコミュニケーションが根づいています。
さらに、月1回の全体会議や懇親会など、経営陣とも気軽に話せる場が定期的に用意されているため、『これをやってみたい』と自分のアイデアを発信しやすい環境が整っています
「やりたい」と意思を示すことで、社内が背中を押してくれる。この風土が、未経験者にも活躍の舞台を広げています。
“トレーナーで終わらない”キャリアが描ける場所。
河口さんは、かつてフィットネスクラブとサッカーコーチを掛け持ちしながら現場での指導経験を積み、その後パーソナルジムに転職。3年の勤務を経て、「このままだとトレーナーだけで終わってしまう」と、キャリア形成に対して危機感を持ち、転職を決意。
トレーナーとして現場に立つだけでなく、幅広いキャリア経験を積んでいきたいーそう考えた時、決め手になったのはELEMENTが持つ“挑戦の幅”でした。
現在は週2回のトレーニングセッションを担当しながら、副部長として本部業務や研修、プロテイン開発まで多岐にわたる役割を担っています。ELEMENTの魅力を伺うと「トップダウンでなくボトムアップでアイデアが実現する文化」と語る河口さん。

自らの一声ではじまったオリジナルプロテインの開発エピソードについては、後半で紹介していきます。
④ ELEMENTの育成の仕組みと文化:幹部インタビュー
「研修もパーソナルで」——一人ひとりの成長に寄り添う教育体制
佐藤さんは現在、ELEMENT全体のマシンピラティス研修を担当する立場でもあります。社内では、カリキュラムが整備されている一方で、現場で求められるのは「マニュアル的な指導」ではなく、「その人に合った育成」です。
「トレーナーに対しての研修も、ある意味“パーソナル”なんです。一人ひとりの強みや課題に合わせて、どう伝えるかを意識しています」と佐藤さん。
ELEMENTの教育方針の根底にあるのは、“人に向き合う”という姿勢。それはお客様だけでなく、トレーナー自身への関わり方にも反映されています。
「やりたい」を実現できる風土が、研修もプログラムも進化させていく
ELEMENTには、“現場からの声が、そのまま事業や教育につながっていく”風通しの良い文化があります。丸山さんがストレッチプログラムの開発を提案したのも、月1回の社内会議後の懇親会での何気ない一言がきっかけでした。
「社長に“やりたいことある?”と聞かれて、思わず“ストレッチをもっと広めたい”って言ったんです」その一言に、周囲の幹部が即反応。「じゃあ、来月みんなに研修して」とその場で話が進んだそうです。
翌月には実際に社長・幹部にストレッチを実演し、研修内容としての導入が決定。提案からわずか半年足らずで、ストレッチ研修が全社的にスタートしました。
「自分から動けば、ちゃんと耳を傾けてくれる環境がある」この企業文化が、現場の主体性と教育の質を同時に高めている好例です。
また、正社員には2週間に一度の1on1面談があり、月1回の全体会議と懇親会では、経営陣ともフラットに語り合える機会が用意されています。
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⑤ 「人を育て、人が成長していく場所」:ELEMENTの未来と読者へのメッセージ
「どんな立場でも、最後は経営陣がしっかり支えてくれる」
「ボトムアップで議論できる、風通しのいい職場が好きです」
そう語る河口さんは、組織全体の幸せを大きくすることを自身のミッションとしています。
中谷さんもまた、「やりたいことを本気で応援してくれる環境」と、ELEMENTの柔軟さに魅力を感じているひとり。「トレーナーとしての価値をさらに高めていきたい」と語る姿からは、職場に対する信頼と、自身の成長意欲が伝わってきます。
最後に河口さんは、「面接のつもりじゃなくてもいいので、まずは話をしに来てほしい」と語ります。
ELEMENTでは、未経験者が8割という実績もあり、これからフィットネス業界に挑戦したい人にとって、安心して一歩を踏み出せる場所になっています。
🔹現場から生まれた、3つの“挑戦”——ELEMENTの開発ストーリー
ELEMENTでは、「こうしたい」「やってみたい」という声が、現場から自然と上がります。
そしてその声が、実際に形になっていくのです。ここでは、トレーナー発のアイデアが実現した3つの事例をご紹介します。
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■ ストレッチプログラムの開発(丸山さん)
「初心者が安心して通えるジムにしたい」そんな思いから、丸山さんは“整えてから鍛える”というストレッチ重視のプログラムを提案。
きっかけは、月1の社内会議後、懇親会で社長にかけられた「やりたいことある?」という一言でした。
翌月にはストレッチを幹部陣に実演し、研修化が即決。半年足らずで全社導入されたスピード感は、ELEMENTの柔軟さと実行力を象徴しています。
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■ マシンピラティス研修の導入(佐藤さん)
トレーニングとマシンピラティス、両方を実践してきた佐藤さんは、「この2つを融合したら面白い」と直感的に感じ、ELEMENTに提案しました。
当初は恵比寿店だけで行っていたマシンピラティスも、やがて社内全体に広まり、現在は研修制度として定着。体幹・呼吸・姿勢にアプローチする独自のプログラムとして、ELEMENTの特色の一つとなっています。
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■ オリジナルプロテインの開発(河口さん)
「ELEMENTとして、自分たちのこだわりを形にしたい」副部長の河口さんが主導したのは、ブランドプロテインの開発プロジェクト。
トレーナー視点で成分・味・使いやすさを追求しながら、構想から商品化までを社内で推進しました。
今では、トレーニング後のセッションにも自然に取り入れられるELEMENTのオリジナル商品として、多くの会員に親しまれています。

⑥ まとめ:「やりたい」と言える空気、「やってみよう」で動く会社
トレーナー一人ひとりの“やりたい”が、組織全体の進化につながっていく。今回取材して、一番魅力的に感じたのが、風通しの良さとボトムアップの文化。
現場からのアイデアや想いが、社内文化を動かし、育成体制そのものを進化させていく。
すべてに共通するのは、「役職や年数に関係なく、声をあげられること」。そしてその声に、「いいね、やってみよう」と背中を押してくれる文化があることです。
社歴や役職に関係なく、やりたいことを言葉にできる。そんな環境があるからこそ、未経験からでもチームの一員として胸を張って働けるのだと感じました。
トレーナーとしての専門性やスキルの高さはもちろん、一人ひとりが“誰かの挑戦を応援できる人”であることが、何より印象に残っています。
ELEMENTは、そんな“人の力”が連鎖し、互いに育ち合う場所でした。
トレーナーとして働くことに少しでも興味がある方は、まずはELEMENTの扉をノックしてみてください。まだ見ぬ自分の可能性に、きっと出会えるはずです。
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WRITER 小永吉 英江
就職キャリアサポート
大学卒業後、福岡でダンスインストラクターとして4年間活動。その後、国際NGOの船で世界一周。世界の諸問題が身近になり、帰国後は貧困解決を目的としたエシカルブランドに従事。その傍ら、社会起業家アカデミーやライフデザインスクールに通い、人生のビジョンの描き方と生き方・働き方を深く探求。その後、会員制シェアオフィスやプログラムなど、数々のコミュニティで立ち上げや活性化に携わり、入会面談、交流促進、イベント企画などを担当。現在は2ndPASSで、キャリア相談や転職支援を行なっている。
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