ダイエット資格について調べていますか?
「ダイエットの資格ってたくさんあってどれを取れば良いのだろう?」
こういった疑問に答えます。
ダイエットの資格は食事やトレーニング指導など多種多用にありますが、本記事ではトレーナーやインストラクターなど、仕事に活かせるものにフォーカスしてまとめていきます。
また、知識ばかりではなく自分や家族、あるいはお客さま、どんな人にダイエットを教える場合であっても実技スキルは不可欠です。
資格をとった先にどう活かせるのか?までまとめていきますので参考にして頂けると幸いです。
そもそも何を学ぶのか?
ダイエット資格は
- 栄養学に基づいた食事管理
- 解剖学に基づいたトレーニング方法
主にこの2点の知識を学ぶことができます。
「何となくのダイエット指導」ではなく、食事とトレーニングの知識に基づいた健康管理ができることを資格で証明できるのです。
特にパーソナルトレーナーの仕事はお客さま1人1人の体質などに合わせてトレーニング指導を行います。
例えば女性のお客さまを相手にする場合、産後ダイエットや生理周期に合わせた食事指導を行う必要があります。
資格を持つインストラクターやトレーナーはこうしたお客さまの体質に合わせて、根拠に基づいて運動や食事指導ができるのです。
ダイエット資格を取る前に、目的から考えよう!
資格選びをする前に、改めて「何のために資格を取るのか?」を考えてみましょう。
ネットで「ダイエット 資格」と検索すると、「おすすめダイエット資格~選」とたくさんの資格に関するWebサイトが出てきます。
ダイエットに関する資格は
- 費用が安く通信講座のみの簡単に取得できるもの
- 難易度の高いもの
- 民間資格
- 国家資格
など幅広い種類があります。
「結局、どれを取れば良いんだろう?」
「自分にとって最適な資格はどれなのかな?」
と色々なページを探して
「何となく資格を決めてしまいそう」
「本当にこの資格で良いのかな?」
なんて考えてしまうことがあるのではないでしょうか?
また資格の取得は試験勉強の時間と費用の二つで少なからずコストがかかります。
「せっかく努力したのに、取得した後に何にも活かすことができない」とお金と時間がもったいないですよね。
そこであなたが資格を取得する目的「なんのために資格をとるのか」を考えることで、お金と時間を有効活用することができます。
もちろん「筋トレや運動が好きだから趣味で資格をとってみたい」という場合はどの資格をとっても全く問題ありません。
でもせっかくダイエット資格をとる努力をするのであれば、トレーナーやインストラクターの仕事に活かせるほうが良いのではないでしょうか?
「パーソナルトレーニングトレーナージムへの就職・転職を有利にするために資格をとりたい」
「インストラクターとして働く際、できれば年収が高い方が良いな」
こうした目的に絞って本記事ではダイエット資格を紹介していきます。
特にパーソナルトレーニングジムへの就職には資格の有無が大きく左右するので、あなたの資格取得の助けになれば幸いです。
そしてジム就職を目的とする場合、資格の知名度がキーになります。
実際にジムの求人でも採用条件にしている資格には、NESTAやNSCAといった資格を指定しているジムが多くあります。(資格団体、資格名については後にまとめて説明します。)
弊社パーソナルトレーナースクール2ndPASSでも、スクール卒業生の就職先の提携ジムでこういった資格を持ったトレーナーが優遇されることが数多くあります。
知名度のあるダイエット資格はトレーニングジムの採用担当者から見て、トレーナーの知識レベルを判断する基準の1つになるのです。
トレーナーの仕事に活かす目的を果たす手段として役立つダイエット資格の取得を考えてみましょう!
またジム就職以外にも資格を取るメリットがあるので、次にダイエット資格を取るメリットをデメリットをお伝えしていきます。
ダイエット資格をとるメリット・デメリット
資格のデメリット
「資格があることにデメリットなんてあるの?」
と考える人は多いのではないでしょうか?
結論ほとんどないのですが、唯一「資格・知識はあるけど実技スキルが伴っていない」という場合のみ、資格があるが故のデメリットになり得ます。
ダイエット資格があることでジムやフィットネスクラブに有利に就職できますが、知識はあるけどスキルは伴わないことで現場であなたが苦労することになりかねません。
そのためダイエット資格をとる勉強と平行して、実技実践スキルを身に着けることを忘れないようにしましょう。
ジムに就職した後に「資格もってるならすぐ現場に出れるね」といったパターンがゼロではないので、実技践スキルと知識の両立に注意しておきましょう。
「資格とスキルを身に着ける」2ndPASS(セカンドパス)トレーナースクールはこちら
資格のメリット
資格をもつ主なメリットを2つ紹介します。
- ジム就職に有利になる。
- お客さまに与える安心材料になる。
1 ジム就職に有利になる。
パーソナルトレーニングジムの採用基準に有資格を設けるジムが多くあるということはお伝えしました。
更に言うと無資格の未経験者を採用するパーソナルトレーニングジムの数は実はあまり多くありません。
そのため資格を持っているとそれだけ、応募できるジムの幅が広がります。これにはパーソナルトレーニングという職業形態が関係します。
パーソナルトレーニングジムではトレーナーがお客さまにマンツーマン指導を行います。
お客さまが「どんな身体になりたいか」というニーズに対して、カスタマイズしてトレーニングや食事メニューを組み立てる必要があります。
このときに資格で学ぶ知識・根拠に基づいたダイエット指導が大いに力を発揮します。
知識の証明になることからパーソナルトレーニングジムではダイエット資格の有無を採用基準の1つとして設けているのです。
2 お客さまに与える安心材料になる。
「ダイエットしたい」とジムに訪れるお客さまが資格名を知っていることはあまりありませんが、資格の有無はトレーナーがお客さまに与える安心材料になります。
お客さまにとって「自分の身体を変えること」はそれなりの時間と努力が必要となります。
トレーナーやインストラクターが資格を持っているか否かは、お客さまにとってそれだけで食事・トレーニング・健康指導に説得力を与えます。
自分の身体を変えるために、いくつかのジムを体験してから選ぶお客さまもいらっしゃいますので、ジム選びにトレーナーが資格を持っているかが信頼につながることが少なくありません。
そのため特に、集客を自ら行うフリーランスのトレーナーにとって、資格は必須と言えるので取得を強くおすすめします。
ダイエットジムからの知名度の高い資格5選
トレーナーやインストラクターの仕事で活かせる知名度の高い、おすすめダイエット資格を紹介します。
専門学校への通学を必要とせず、独学でもとれる資格に絞ってまとめておりますので、自分に合ったダイエット資格が見つかると幸いです。
- NESTA ダイエットビューティースペシャリスト
- NESTA-PFT
- NSCA-CPT
- JATI-ATI
- NASM-PES
1 NESTAダイエット&ビューティースペシャリスト
女性の美を追求するスペシャリスト
というコンセプトで美容・フィットネスに関する知識を証明できるダイエット資格です。
NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)というアメリカの国際資格団体が発行しており、海外でも通じるインストラクター資格です。
食事・健康指導だけでなく生理など女性特有の悩みにも考慮したダイエット知識を身に付けます。
パーソナルトレーニングを受ける女性のお客さまは多いので、女性特有の悩みを解決する知識は現場で頻繁に使います。
18歳以上であればだれでも受講できるので、取得条件がそこまで厳しくない資格です。
フィットネスクラブやスポーツジムで根拠を持った指導をするためにこの資格を取るのが良いでしょう。
受講料 63,000円
2 NESTA-PFT
こちらも上記と同じくNESTA団体の発行資格で「PFT」はパーソナルフィットネストレーナー(Personal Fitness Trainer)の略称です。
名前の通りマンツーマン指導のパーソナルトレーニングの知識を証明する資格です。
パーソナルトレーナー資格の中で国際的認知度はかなり高く、求人募集条件にNESTA-PFT資格を含んでいるダイエットジムは少なくありません。
またNESTA-PFT資格の特徴としてダイエットや健康・食事指導の内容だけでなく、ビジネスに関する知識や考え方まで学びます。
「いつかはフリーランスのパーソナルトレーナーになって、平均年収より少しでも多く稼ぎたい」
「今の仕事にプラスα、副業でトレーナーをやりたい」
といった方にNESTA-PFTはおすすめできるダイエット資格です。
受講料 72,500円 (通常受験「ダイレクトコース」の料金、テキスト代13,600円が含まれます。)
※2021年後期の通常受験(ダイレクトコース)の試験日程
- 東京 毎月開催
- 名古屋 8月と10月(偶数月に開催)
- 大阪 9月と11月(奇数月に開催)
- 九州・沖縄 2021年開催予定はないので注意
NESTA-PFTを取りながら、未経験からパーソナルトレーナーになれるスクール2ndPASS(セカンドパス)はこちら
3 NSCA-CPT
NSCAもNESTAと同様、海外でも通用する資格です。
子供から高齢者までの一般の方々だけでなく、アスリートまで幅広く食事やトレーニング指導できる知識があることを証明できます。
NESTA-PFT資格と同様、NSCA-CPTもジムの募集条件に含まれることが多いダイエット資格です。
受験料 46,000円(受験するにはNSCA会員になる必要があり、13,200円の入会料金がかかります。)
NSCA公式サイト
https://www.nsca-japan.or.jp/exam/outline/
公式サイトの発表によると2019年度の合格率は78.9%
4 JATI-ATI
これまで紹介した3つは海外の資格でしたが、JATIは日本の資格団体です。
上記3つのダイエット資格と比べると、JATI-ATI資格を取得するにはちょっとだけお手間がかかるかもしれません!
例えば受験できる日程は年間に3回のみ。また受験には4日間にわたる講習会を受ける必要があります。
取得までの費用 146,000円
(入会料11,000円、講習会105,000円、受験料30,000円)
5 NASM-PES
NASMも海外の資格団体で、インストラクター、パーソナルトレーナーやスポーツトレーナー向けの資格です。
これまで説明した資格とNASM-PES資格の大きな違いは、通信講座のみで資格を取得できるところです。
資格試験を受けるには16時間のオンラインコースを動画教材にて受講する必要があります。
(通信講座を受けず試験だけを受けることは出来ません。オンラインコースと試験がセットです。)
取得費用 132,000円
取得後どんな働き方ができるのか?
「ダイエット資格をとって、インストラクターやパーソナルトレーナーになったらどんな働き方ができるの?」
ダイエット資格のメリットの部分で
- ジム就職に有利になる。
- お客さまに与える安心材料になる。
と記事の冒頭でお伝えしましたが、資格取得後の「働き方」をご紹介します。
1.「転職してすぐ月収30万円以上も?」正社員のパーソナルトレーナー
正社員のパーソナルトレーナーの給料は固定給と歩合給(インセンティブ)の2つで決まります。(※ジムによって異なります。)
固定給は21万円~23万円くらいからスタート。
歩合給はトレーナーが担当するお客さまの数などで決まります。
歩合給の制度を設けているダイエットジムは、トレーナーやインストラクター1人1人の知識とトレーナースキルが重要視されます。
ダイエット系の資格を持っていることは知識の部分の証明になります。
「資格なし」で働けるジムももちろんありますが、将来性や年収を考えると資格を取るメリットは高いと言えるでしょう!
2.「働いた分だけ稼げる」業務委託のパーソナルトレーナー
ダイエットジムと業務委託契約を結んで働くパターンです。
スポーツクラブやパーソナルトレーニングジムで業務委託トレーナーとして働く場合の収入は、担当したお客さまの数で決まります。
1回の約1時間のトレーニングセッションにつき、だいたい2千円~4千円があなたの収入になります。
【具体例】
月に30万円を稼ぐ場合
3千円×100セッション
→1日に5本セッションをすれば、20日間で月30万円を稼ぐことができます。
比較的、時給単価が高い働き方ができ、たくさんセッションをこなした分、収入が望めます。
業務委託のポイントは未経験者に向けた研修は設けられていない場合が多いことです。ですので、、ダイエット資格とトレーナースキルの2つは必須です。
3.「働く時間、収入も自由」フリーランスのパーソナルトレーナー
フリーランスのパーソナルトレーナーの大きなポイントは「稼ぐ額も働く時間も自由」という点です。
収入面における、業務委託との大きな違いはトレーニング料金を自分で設定できるところにあります。
業務委託と比較すると(1時間あたりの収入は2千~4千円)フリーランスのトレーナーの場合5千円~、高い方では2万円の料金設定をしています。
主な働き方としてはレンタルジムを使用して、トレーニングする場所を確保し、お客さまもトレーナー自身が集客します。
そのため「本業をやりつつ、週末に副業でパーソナルトレーナーで稼いでいく」といった働き方が可能です。
自ら集客を行う必要があるので、お客さまに与える安心材料の1つとしてダイエット資格を持っておくことが求められます。
まとめ・実技スキルも忘れずに!
仕事で活かす目的で、ダイエット資格についてまとめました。
仕事で活かすときの資格選びのポイントは「ジムが採用条件にしている」ことがポイント。
また色々な種類のダイエット資格がありますが「資格取得は通過点に過ぎない」ということを忘れないようにしましょう!
筋トレやスポーツに関する仕事をするためには実技スキルが不可欠です。
ダイエット資格で得た健康やトレーニングに関する知識は、トレーニングの現場で活かしてはじめて意味があります。
弊社パーソナルトレーナースクール2ndPASSでは資格取得をしつつ、現場で活かせるトレーナースキルが勉強できます。
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