パーソナルトレーナーの業務委託とは?4ジムの募集要項をチェック!

2018年01月14日

パーソナルトレーナーになりたい人が年々増加傾向にある中、働き方の1つの種類として「業務委託」に注目が集まっています。今回は大手フィットネスジムの募集事例を参考に、そもそも業務委託とは何なのか、どうやったらなれるのかをまとめました。

業務委託ってそもそも何?

パーソナルトレーナーの業務委託というのは、簡単に言うと「フィットネスジム、スポーツクラブで場所を間借りしてトレーニング・食事指導などを行うパーソナルトレーナー」のことを指します。

いわゆる「個人事業主」としての位置づけで、フィットネスジムと契約をし、そのジムに通っているお客様からの問い合わせ・依頼に応じて、45分〜60分のパーソナルトレーニングを行います。基本的には1回ごとにお客様から現金で料金を支払ってもらい、そこからジムに手数料を払うというのが一般的です。

業務委託のパーソナルトレーナーのセッション料と給料は?

業務委託のパーソナルトレーナーのセッション料は、契約を結んでいるジムによってバラツキがあります。一般的な金額は、60分6,000円と言われています。このうち、ジムへ支払う手数料はセッション料の20%〜40%で設定されていることが多いようです。

例えば、セッション料6,000円でジムへの手数料が30%である場合、手元に残るのは「4,200円」ということになりますね。

このトレーナーさんの月収は、例えば次の上限で考えると以下のようになります。

[条件]
・1ヶ月の労働日がおよそ25日
・1日あたりのセッション数は5本
・1度のセッションで手に入る収入は4,200円

[月収]
25×5×4,200=525,000円

交通費やその他トレーニング関連用品などの購入などがありますが、単純計算すると月収50万円を超えるということになります。年収なら630万円。平均的なサラリーマンよりも多めにもらえるということがわかりますね。

もちろん、1セッションあたりの報酬や1ヶ月あたりのセッション数が増えれば、そのまま収入アップに直結します。2nd PASSの代表講師で自身も人気の高いパーソナルトレーナーである宮城島さんの場合、多い日で1日あたり「13本」のセッションをこなすこともあるんだとか。事例にあげたトレーナーの半月分のセッションを、1日でこなしちゃうんですね…。

個人事業主なので、サラリーマンのように安定してはいないものの、自分の頑張りがそのまま給料に反映されるというのは、魅力のある職業と言えるのではないでしょうか。

業務委託のパーソナルトレーナーになる方法は?

「業務委託のパーソナルトレーナーが魅力ある職種だということはわかった。でも、どうやったらなれるの?」

そう思う方も多いでしょう。ここからは、実際の大手フィットネスジムの募集要項を参考に、業務委託のパーソナルトレーナーに求められるものを紹介します。

「スポーツクラブのルネサンス」の場合

スポーツクラブルネサンスでは、グループレッスン・パーソナル指導を行うためのインストラクター・トレーナーを次のように募集しています。

[応募に必要な資格]

ルネサンスの募集ページでは、特に記載はされていません。

[採用の流れ]

  1. 活動を希望する施設へ問い合わせ
  2. 希望施設での面接を実施。
  3. 一次試験:筆記試験の実施(受講料2,160円)
  4. 二次試験:アディダスファンクショナルトレーニング(aFT)養成コースの受講(受講料43,200円)
  5. 業務委託契約締結、活動開始

ルネサンスの場合、募集要項については詳しく触れられていないものの、業務委託を希望するトレーナーにはいくつかの試験を通してしっかりその知識と技術をチェックしているのがわかります。実費で試験や養成講座を受ける必要があることも、覚えておいた方がいいでしょう。

「コナミスポーツクラブ」の場合

コナミスポーツクラブでは独自の採用ページを設けて、順次パーソナルトレーナーの募集を行なっています。

[応募に必要な資格]

[採用の流れ]

  1. 業務委託コナミスポーツクラブパーソナルトレーナー登録会参加
  2. 希望施設と面談
  3. 契約

コナミスポーツクラブパーソナルトレーナー登録会への参加は必須で、登録時には「履歴書」「銀行通帳(カード)」「各種資格証明書」の提出が義務付けられています。

ルネサンスのような試験が用意されていない代わり、ある程度パーソナルトレーナーとしての経験を積んでいることが前提での募集であることがわかりますね。

「ティップネス」の場合

同じく大手フィットネスジムであるティップネスも、随時業務委託契約のパーソナルトレーナーを募集しています。

[応募に必要な資格]

[採用の流れ]

下記資料を郵送後、面接などを実施

ティップネスもコナミスポーツクラブ同様、認定資格を持っていることが募集条件として定められています。また、ティップネスは報酬にも言及していて、売り上げ金額の70~85%(契約開始時は70%)と定めています。

「オアシス」の場合

オアシスでは新規店オープンに伴うパーソナルトレーナーの募集と、店舗を限定せず随時パーソナルトレーナーを募集しているという2つのパターンの募集形態になっています。

[応募に必要な資格]

[採用の流れ]

・新規店オープンに伴う募集の場合

  1. オアシスコネクトに登録
  2. 採用ページから該当する新規店オープンに伴うパーソナルトレーナーオーディションにエントリー
  3. 指定日時にて試験、面接の実施

・随時募集の場合

  1. オアシスコネクトに登録
  2. 採用ボタンからエントリーフォームの入力・申し込み
  3. 面接日時の決定
  4. 面接、筆記テスト(60分)、実技テスト(45分)

オアシスの場合も、トレーニング指導経験があることが募集要項に明記されています。

未経験者から業務委託契約を結ぶのは非常に困難?

さて、4つの大手フィットネスジムのパーソナルトレーナー募集要項をチェックしていきましたが、1つ大きな特徴があります。それは、基本的に業務委託のパーソナルトレーナーというのは、「一定のトレーニング指導経験と資格保有者」であることが大前提だということです。

明確に資格・経験に言及していなかったのは、ルネサンスだけ。しかしそういった募集にも、基本的にトレーナー経験者の方が数多く募集しているのが現状です。

週末起業の感覚でフィットネスジム所属のパーソナルトレーナーになりたい。そういう意味合いで業務委託契約を結ぶことができる可能性は、限りなく低いと考えた方がいいでしょう。

まずはパーソナルジムのスタッフとして働きながら、実績を積んでいこう

これからパーソナルトレーナーを目指したいという方が狙うのであれば、まずは業務委託など個人事業主ではなく社員。つまりパーソナルジムのスタッフとして勤務することを目指す方が現実的と言えるでしょう。

研修や実際の業務を通じて、パーソナルトレーナーに必要なスキル・知識を習得するチャンスは、パーソナルトレーニングに特化したジムの方が圧倒的に多いです。そこでしっかりと準備をし、経験を重ねた上で、初めて業務委託や独立など「フリーランス」として働く道を模索するのがオススメです。

パーソナルトレーナーズプロより引用

働く前の準備=「勉強」をしたいなら

とはいえ、今やパーソナルジムスタッフの募集でさえ「狭き門」となりつつあります。「未経験歓迎!」という言葉が踊るパーソナルジムの求人募集ですが、ジムの本音としてはやはり経験者か、未経験であっても即戦力で働いてくれるようなスキルや人柄を持つ人が優先されるんだとか。

募集要項に書かれている言葉とジムの本音には、驚くほどの隔たりがあることがわかりますね。

パーソナルトレーナーを仕事にしたいと考えた方は、決して1、2年の限定でこの職になりたいわけではないでしょう。目指すのは、一生ものの仕事としてのパーソナルトレーナーなはずです。

であれば、ジムに選ばれる人材になるため、そして一生を通じてお客様の人生を変えるパーソナルトレーナーになるため、まずは働きながらパーソナルトレーナーの業界や指導に必要なスキル、ジム運営に欠かせない知識を学んでみるのはいかがでしょうか?

週1回、半年という期間でこうした知識を学べる2nd PASSでは、ネット上に出てこないパーソナルトレーナーの情報や指導に欠かせない学術的知識、実践的知識を学ぶことができます。

スクールに興味がなくても、業界についてもっと知りたいという方は、現在のパーソナルトレーナー事情がどうなっているのかお気軽にお問い合わせください。