「女性の私でもパーソナルトレーナーになれるのかな?」
「トレーナーってマッチョじゃなきゃダメ?」
「子育ての空き時間を使って副業がしたい」
本記事は女性でパーソナルトレーナーにこれからなりたいと思う方に向けて書いています。
正社員で転職、副業やフリーランスなど色々な働き方のできるパーソナルトレーナーについて女性でもできるのか?解説していくので参考になれば幸いです。
女性のパーソナルトレーナーが活躍できる理由
パーソナルトレーニングを受けるお客様に女性が多いことから、女性のトレーナーを希望するお客様も多くいらっしゃいます。
またパーソナルジムの中には「スタッフ全員女性」といったジムもあるほど、女性のパーソナルトレーナーは需要の高い人材と言えます。
なぜ女性のパーソナルトレーナーはこれほど人気があるのでしょうか?
それは女性のお客様から見た主に3つの理由が挙げられます。
1トレーニング中の補助・ボディタッチ
2女性ならではの体の悩みが相談しやすい
3男性トレーナーに抵抗を感じるお客様が少なからずいる
トレーニング中の補助・ボディタッチ
パーソナルトレーニングはトレーナーがお客様にマンツーマン指導を行います。
効率的なダイエットには筋トレが欠かせないので、パーソナルトレーナーはお客様のトレーニング中に補助やボディタッチをすることが多くあります。
これはお客様に安全にトレーニングをして頂くためです。
パーソナルトレーニングを受けるお客様は必ずしも運動経験がある人とは限らず、むしろ普段あまり体を動かさないからこそ、ジムに通うお客様が多くいらっしゃいます。
トレーニング経験が浅いお客様が、怪我をせず筋トレを行うためにもパーソナルトレーナーはお客様の補助を目的にボディタッチをする場面があるのです。
パーソナルトレーニング業務の性質上、補助やサポートは必須であるため、女性パーソナルトレーナーの存在は女性のお客様にとって継続のしやすさにもつながります。
女性ならではの悩みが相談しやすい
パーソナルトレーニングをする上で、お客様の今の体重や普段の食事、そして女性ならではの生理周期までも考えてパーソナルトレーナーはお客様に指導を行う必要があります。
- 「今の体重や体型をあまり見られたくない」
- 「女性特有の悩みは男性トレーナーにちょっと話しづらい」
といったことを感じる女性は多く、女性パーソナルトレーナーはお客様にとって本音で相談しやすい相手なのです。
またパーソナルトレーニングでは、トレーニングやダイエットに関する話はもちろんですが、プライベートの話をする場面も非常に多くあります。
- 仕事
- 恋愛
- 子育て
などなど
「女性同士だからこそ話が弾む」という場面も
また何気ない会話の中からトレーニング中には気付けなかった体の悩みや、その原因となる習慣が発見されることもあります。
パーソナルトレーナーはお客様の体の悩みの根本的な原因に対処する職業です。
- 「このトレーナー話やすい」
- 「なんでも相談できるし、気兼ねなく話せる」
とお客様に思ってもらえるのはお客様の悩みを見つける希少な機会なので、女性パーソナルトレーナーはその意味でも価値ある存在なのです。
弊社パーソナルトレーナースクール2ndPASSの卒業生や、提携ジムのトレーナーの方からも「もはや会話をしにきているのではないか?笑」といったほど会話に花が咲く場面があるとのこと。
お客様とパーソナルトレーナーがダイエットという目標達成のためには、トレーニング以外でのコミュニケーションも大切になります。
- パーソナルトレーナーが女性であれば、女子トークにまで発展しやすい
- 普段のコミュニケーションが良好だと、トレーニングも頑張れる。
そういった点も女性トレーナーの魅力の1つと言えます。
男性トレーナーに抵抗を感じるお客様が少なからずいる
女性パーソナルトレーナーは男性と比べて、威圧感や「怖い」といった印象を与えてしまうケースが少ないです。
パーソナルトレーナーは職業柄、体格の大きい人が多くいらっしゃいます。
自分を担当するパーソナルトレーナーがマッチョな男性だと、
- 「すごく重いダンベルを持たされるのではないか?」
- 「痩せたいだけなんだけど、必要以上な筋トレをするのではないか?」
- 「威圧感がなんか怖い」
と考える女性は少なくありません。
もちろん体格の良いパーソナルトレーナーは、ダイエットしたいお客様に対して「説得力がある」「頼りがいがある」という側面はあります。
しかしお客様がトレーナーを選ぶ際、トレーナーの体格だけでなく、自分との「相性」を気にする方も多くいらっしゃいます。
女性パーソナルトレーナーは男性トレーナーのような威圧感を与えることが少ないため、ダイエットジムで人気トレーナーになりやすい側面があるのです。
以上が女性パーソナルトレーナーがお客様に求められる主な理由ですが、次に女性がパーソナルトレーナーとしてどういった働き方ができるのか見ていきましょう。
女性パーソナルトレーナーの働き方
パーソナルトレーナーには主に3つの働き方があります。
- 正社員のパーソナルトレーナーとして就職
- ジムと業務委託契約を結び、ライフスタイルに合わせて働く
- フリーランスのパーソナルトレーナーになる
それぞれどのような働き方ができるのか見ていきましょう。
正社員のパーソナルトレーナー
パーソナルトレーニングジムの求人から正社員トレーナーとして働く方法です。
上記でも述べた「女性専用パーソナルトレーニングジム」や「スタッフ全員女性」といったジムで働く方法です。
女性専用のジムでなくとも、女性パーソナルトレーナーのメリットから就職で有利に働くケースもあります。
正社員のパーソナルトレーナーの年収は18万~22万程度でスタートし、ジムによってはインセンティブで高収入を狙えるジムもあります。
インセンティブはお客様からの指名数や担当したトレーニングセッションの数などがあります。
正社員雇用のため、基本的には週の5日の勤務となりますが、これからパーソナルトレーナーを目指す女性の中には
- 「子育てをしながら時間に融通の利く働き方がしたい」
- 「子離れしたので、家事と両立できる仕事を新たに始めたい」
- 「短時間である程度の収入が望める仕事がしたい」
と考える方も多いのではないでしょうか?
そんな方には以下の2つの働き方がオススメです。
パーソナルジムと業務委託契約を結ぶ
ジムと業務委託契約を結び、個人事業主として働く方法です。
パーソナルトレーニングジムだけでなく、フィットネスクラブでも業務委託契約という形でパーソナルトレーナーの活動ができます。
お客様から依頼を受け、セッション料金の約4割程度がパーソナルトレーナーの報酬となります。
セッション料金は契約するジムやフィットネスクラブによって異なりますが、1セッション(約1時間)で2,500円~3,000円ほどが一般的な料金です。
例
3,000円で計算した場合
週に2日、1日に5セッションを担当すると、1週間の報酬は3,0000円
1か月でおよそ、12,0000円の報酬となります。
イメージとしては「高時給のアルバイト」と考えると分かりやすいかもしれません。
また業務委託契約のメリットは「週5日勤務」といった決まりがないことです。受付業務などのトレーニング以外の業務は基本的には含まれず、お客様とのセッションがある時のみが勤務時間になります。(掃除はしましょう!)
- 「お子様を保育園に預けている時間に働きたい」
- 「副業で、週末にある程度の収入が見込める仕事がしたい」
- 「ゆくゆくは独立をするために経験値を積みたい」
といった女性の方にオススメの働き方と言えるでしょう。
人気パーソナルトレーナーになるとお客様が増える分、多くの報酬が見込める働き方です。
デメリットとしてはセッション数が少ないとその分、報酬も減るのでお客様にリピートされるパーソナルトレーナーであることが求められます。
しかし、未経験者のパーソナルトレーナーと業務委託契約するジムは限りなく少ないため、正社員あるいはパーソナルトレーナー養成スクールなどで経験を積む必要があります。
フリーランスのパーソナルトレーナーになる
個人事業主という面は業務委託契約と共通していますが、パーソナルトレーナーがお客様と直接契約を結ぶことが大きな違いです。よって集客も自分で行います。
レンタルジムの活用、自宅、出張トレーニングなど様々な働き方があり個人のライフスタイルに合わせてパーソナルトレーナーとして活動ができます。
収入面も業務委託とは大きく異なり、1セッションの料金をパーソナルトレーナーが自分で決めることができます。
1セッションの料金はパーソナルトレーナーによって差があり、5,000円~高い人では20,000円まで十人十色です。
ここまで大きな金額でもパーソナルトレーニングを受けるお客様がいる理由は、健康意識の高いお客様には高所得層の方が多いからです。
20代で月収100万を稼ぐパーソナルトレーナーもいるので夢のある職業と言えます。
もちろん全てのパーソナルトレーナーがここまで収入を稼いでいる訳ではありませんが、「レンタルジムを活用してまずは副業で月収5万稼ぐ」という目標からスタートしてみるのも良いでしょう。
1セッション10,000円でお客様を担当すれば土日に5セッション担当できればこの目標は達成が可能です。
- 「インスタやブログを活用して有名なパーソナルトレーナーになり集客する」
- 「お客様に口コミして頂き、新たなお客様をコツコツと増やしていく」
などなど働き方は自由です。
自由である反面、集客マーケティングの勉強も求められるのがフリーランスのパーソナルトレーナーです。
パーソナルトレーナーになる方法
ここまでパーソナルトレーナーの働き方の魅力と注意点について触れてきました。
特に業務委託やフリーランスのパーソナルトレーナーは、女性にとって魅力的な働き方だと感じる方は多いのではないでしょうか?
ではどうしたらパーソナルトレーナーになれるのか?主な3つの方法を説明していきます。
1.未経験求人から正社員パーソナルトレーナーになり経験を積む
フルタイムで働ける方であれば、「未経験ok」の求人から正社員パーソナルトレーナーとして就職する方法があります。
女性専用パーソナルトレーニングジムの求人も今は多くあるので、応募できる求人の数で言えば男性よりも就職・転職活動がしやすいです。
対して未経験求人で注意すべきポイントは「研修がしっかりと行われているかどうか」です。
パーソナルトレーナーは人の体を扱う職業である以上、お客様を怪我させないよう細心の注意を払う必要があります。
大手企業のジムでは研修がしっかりしているのであまりこの心配はありません。
しかし中小規模のジムで「人手不足」を理由に「未経験募集中」としているジムはよく調べる必要があります。
研修期間に十分な教育を受けれずに現場に出ることになれば、その後のトレーナーキャリアへの影響が懸念されるので「未経験ok」のジム選びは研修の質を注意して選びましょう。
2.専門学校に通う
いま現在あなたが中学・高校生であればこの方法でパーソナルトレーナーを目指すことはオススメできます。
専門学校では2~3年間を通してパーソナルトレーナーに限らず、スポーツトレーナーに関わる幅広い知識を習得できるからです。
国家資格であるスポーツトレーナーの資格も専門学校であれば取得できます。
しかし今あなたが社会人で、すでに「パーソナルトレーナーの仕事をやりたい」と目標がはっきりとしているのであれば専門学校で学ぶのは遠回りかもしれません。
なぜならば専門学校ではパーソナルトレーナーに関わる勉強だけでなく、学校それぞれが定める「教養科目」の部分にも時間が割かれるため卒業までに時間がかかるからです。
子育てをしている女性であればさらに勉強に使える時間は限られるので、次に説明する民間のパーソナルトレーナー養成スクールがオススメです。
3.民間のパーソナルトレーナー養成スクールに通う
民間のパーソナルトレーナー養成スクールは約半年間でパーソナルトレーナーとして現場デビューするために必要な知識と技術を学びます。
専門学校が2~3年かかるのに対し、民間スクールでは「パーソナルトレーナーが現場で使う知識とスキル」に特化して勉強するため、約半年間で卒業することができるのです。
この記事を書いている2ndPASS(セカンドパス)も全国14校舎でパーソナルトレーナースクールを運営しております。
資格は必要?
これからパーソナルトレーナーの活動をしたい方は資格を取ることをオススメします。
資格の詳細は「パーソナルトレーナーの資格は独学で取得可能?10種類で徹底検証」をご覧ください。
男性・女性に関わらず資格は「お客様に与える安心材料」になるからです。
またパーソナルジムへの就職をお考えの方であれば、資格保持者は優遇されるため取得することが望ましいです。
ここで「パーソナルトレーナーって資格はいらないって聞いたけどどうなの?」
と思う方もいるかもしれません。
事実、パーソナルトレーナーの仕事をする上で資格所持は義務付けられていません。
「国家資格が必要なスポーツトレーナー」と違い、パーソナルトレーナーは無資格でも働くことができるのです。
ライザップのような大手ジムのパーソナルトレーナーであれば、「会社の看板」がお客様へ与える信頼材料になるので不要かもしれません。
しかし
- 「専業主婦の方が子供を保育園に預けている時間をつかって業務委託でトレーナーをやりたい」
- 「週末を使って副業でパーソナルトレーナーをやりたい」
など正社員以外でパーソナルトレーナーをやりたい場合、先にも説明したお客様に与える安心材料の意味で資格は大いに役立ちます。
「自分を担当するパーソナルトレーナーが無資格である」ここに不安を感じるお客様は少なくないため、集客の機会損失をしないために、女性であっても資格所持をオススメします。
実技スキルと資格で活躍できる女性トレーナーに
もちろんパーソナルトレーナーに求められるスキルは資格だけではありません。
本記事の冒頭で説明したように、女性のお客様が多いパーソナルトレーニング業界において、女性のパーソナルトレーナーの需要の高い人材ではありますがスキルも大切です。
ではどのようなスキルが必要なのか?
- コミュニケーションスキル
- トレーニング指導スキル
- 食事指導スキル
1.コミュニケーションスキル
筋トレのやり方を指導するとき、お客様が頑張り切れるようメンタル面からも徹底サポートすることがパーソナルトレーナーには求められます。
- 「このトレーナーと一緒だから頑張れる!」
- 「今日はトレーニングするやる気が出なかったけど、美人トレーナーの~さんだから毎週サボらずに通える」
などパーソナルトレーナーは接客業である以上、コミュニケーションは無視できないスキルです。
人気トレーナーであるほどこのスキルが高いです。
またパーソナルトレーナーに限らず、ジムのインストラクターでもお客様とのコミュニケーションスキルは求められます。
2.トレーニング指導スキル
パーソナルトレーナーはお客様一人一人に「根拠」を持ったトレーニング指導をする必要があります。
トレーニング好きの人が自分の経験則だけで筋トレを教えてはNGなのです。
ここで根拠となるのは機能解剖学や運動生理学などの知識です。
骨・筋肉・神経の繋がりなど、人体の仕組みを理解した上で指導することではじめて、お客様にとって安全で、効果的な運動指導を行うことができるのです。
こうした知識を理解した女性パーソナルトレーナーはダイエット専用ジムのスタッフであろうと、個人トレーナーであろうと働き方に関わらず人気のトレーナーの素質の1つを持っていると言えます。
3.食事指導スキル
トレーニング指導だけではお客様のダイエットやボディメイクを成功に導くことはできません。
栄養学に基づいた食事指導スキルが必要なのです。
トレーニング指導と同じく
- 「なぜお客様にその食事バランスで指導するのか?」
- 「栄養バランスを無視した糖質カットを指導していないか?」
- 「食事のタイミングはいつなのか?」
など栄養学を根拠にした食事指導をする必要があります。
食事指導とトレーニング指導は資格でも勉強する機会があるため、資格取得と合わせこれらのスキルを身に付けましょう。
上記3つのパーソナルトレーナーの基本スキルが学べるトレーナースクール2ndPASS(セカンドパス)は以下からご覧ください
まとめ
女性のパーソナルトレーナーはお客様からも、そしてジムからも求められる存在です。
女性のお客様が多い業種であるため、女性のパーソナルトレーナーはお客様との信頼関係を作りやすく、ジムからも重宝されるのです。
- 「週末の時間を使って副業がしたい」
- 「将来、子育てをするときに向けて、少ない時間でもまとまった収入を稼げる仕事ができるようになりたい」
- 「子供が自立したので、セカンドキャリアとしてパーソナルトレーナーにチャレンジしてみたい」
正社員、副業、フリーランスなど柔軟な働き方ができるお仕事なので、パーソナルトレーナーを目指す女性はさまざまな方がいらっしゃいます。
「弊社2ndPASS(セカンドパス)パーソナルトレーナースクール」にもパーソナルトレーナーを目指す女性の方が通われているので、無料オンライン相談などのお申込みはこちらからどうぞ。