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【2025年最新版】スポーツトレーナーの資格解説。キャリアの選び方と転職事例も紹介

資格

スポーツトレーナーとして活躍できるフィールドは多岐にわたり、必要な資格やスキルも多種多様です。

本記事では、スポーツトレーナーの種類と求められる資格を整理し、スポーツトレーナーの資格を取得するメリットやキャリアアップの実例をわかりやすく紹介します。

あなたの目指すスポーツトレーナー像に合った資格を見つけるヒントになれば幸いです。

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スポーツトレーナーとは?仕事の種類と役割

一口に「スポーツトレーナー」といっても、実際の仕事内容は多岐にわたります。医療系のアプローチから、フィットネス指導やパーソナルトレーニングまで幅広く、必要となる資格や知識も異なります。

ここでは、主なスポーツトレーナーの仕事を3つのカテゴリーに分けて紹介します。

国家資格が必須なスポーツトレーナー

  • 理学療法士
    医療機関やリハビリ施設で、患者さんに対して運動療法や物理療法を指導する職業です。ケガや病気からの回復やリハビリをサポートする際に、医学的な知識とアプローチが必要になります。

  • 柔道整復師
    整骨院や接骨院などで、骨折・捻挫・脱臼といった外傷の処置やスポーツ障害を扱います。手技による治療が中心で、アスリートやスポーツ愛好家のコンディション維持にも貢献します。

  • 鍼灸師
    鍼や灸を用いて、身体の痛みや不調を整え、コンディショニングをサポートする職業です。スポーツ選手のケアや体調管理のほか、美容・健康分野でも需要があります。


いずれも国家試験に合格し、資格を取得することで「医療行為」が可能となります。

スポーツの現場で選手のケガやリハビリに直接関わりたい場合は、これらのスポーツトレーナー資格が大いに役立ちます。

民間資格があると有利な職業(資格がなくても可能)

  • パーソナルトレーナー
    フィットネスクラブやジムでの個別指導、または独立開業してクライアントをサポートします。トレーニングや栄養指導はもちろん、モチベーション管理まで行うケースも多いです。国家資格ではなく民間資格がメインですが、取得しておくと専門知識の証明になり、信頼度がアップします。

  • アスレティックトレーナー
    アマチュアからプロまで、スポーツチームや学校現場で選手のコンディショニングやリハビリをサポートします。チームドクターやコーチと連携しながら、ケガの予防と回復に関わるため、医学的な基礎知識やトレーニング理論が必須です。

資格がなくても実務は可能ですが、民間資格を取得しておくと、就職や転職の際、スキルの裏付けとして評価されやすくなります。

資格なしでも可能な職業(資格があれば信頼度アップ)

  • ジムインストラクター
    フィットネスクラブでの集団指導やマシンの使い方をレクチャーする職種です。民間資格の取得は必須ではありませんが、持っていると転職・採用面でプラスに働きます。

  • フィットネスコーチ
    スタジオレッスンやグループフィットネスなどを担当。ヨガ・ピラティス・エアロビクスなどのインストラクターとしても活躍できます。各協会が発行している資格を持っていると信頼度が高まります。

資格がない状態でも活動は可能ですが、クライアントからの信用を得るためにも、やはり何らかのトレーナー資格があると有利です。


スポーツトレーナーに資格が必要な理由

スポーツトレーナーとして働く際、スポーツトレーナーの資格の有無が、就職や転職の際に重要視されます。実際、就職や転職の際に資格があるかどうかで評価が変わることも多いです。では、なぜ資格が必要とされるのでしょうか。

(1)専門知識の証明

  • スポーツに関わる身体構造・生理学・栄養学などの知識が必要
  • 安全に指導を行うためには、理論に基づいた正確なアドバイスが欠かせない

(2)信頼性の向上

  • 資格を持つことでクライアントやスポーツチームからの信頼を得やすい
  • 職場や顧客側も「資格保持者」を採用・依頼したい傾向が強い

(3)法的な制限

  • 医療行為を伴う仕事(理学療法・整骨など)は国家資格が必須
  • 民間資格のみでは法律的にできない施術がある



資格を取得するメリットとキャリアアップの実例

資格取得のメリット

  1. 就職・転職の選択肢が広がる
    ジムや病院、スポーツチームなど、さまざまな現場で評価されやすくなります。
  2. 収入アップにつながる可能性
    資格手当や、独立開業時の顧客獲得に有利になるケースが多いです。
  3. より専門的で質の高い指導が可能になる
    資格取得の過程で学んだ理論や実技は、日々の指導に直接役立ちます。

実例:国家資格を活かしたパーソナルトレーナー転職

スポーツトレーナー資格同士は共通する身体知識が多いため、一つ資格を取っておけば、別の資格取得にスムーズにシフトでき、キャリアの幅がぐんと広がります

この記事を書いている2ndPASSパーソナルトレーナー養成スクールにはスポーツトレーナーの国家資格を持っている方も入学することがあります。


柔道整復師からパーソナルトレーニングにスキルを拡大

私は奈良県で産後の骨盤矯正をメインに施術を行なっています。

その中で「よりお客様に喜んでもらえることは何か?」と考えた中で、産後の女性のお客様が体型を産前の状態に戻すことにも力になりたいと思って、トレーナーの世界にも興味を持ち始めました。

産後の骨盤を矯正することはできても、健康に関することまでは施術だけで変えることはできません。

柔道整復師の資格を活かし、さらにパーソナルトレーニングまで活動の幅を広げたいと考え、2ndPASSに入学することにしました。


柔道整復師歴「25年」の経験を活かしパーソナルトレーナーに

理学療法士の知識を活かしてパーソナルトレーナーに転職

パーソナルトレーナーのことを知り、すごい興味もあったんですが、なかなか一歩を踏み出せませんでした。

理学療法士としての知識はありますが、トレーニングの知識は詳しくなかったのが大きな要因です。

ですが、理学療法士から本格的に新しい仕事を始めようと思い、色々探していた時にこのスクールを見つけました。



理学療法士には開業権がないですがパーソナルトレーナーにはあるので、ゆくゆくは独立して活躍していきたいですね。

私の職業上、得意としているのは中高年の方々なので、彼らに病気になる前の予防やケアができるというのを強みにできるトレーナーを目指したいです。


理学療法士からパーソナルトレーナーへ

スポーツトレーナーの資格は、理学療法士や鍼灸師、パーソナルトレーナーなど、違う職種に思えるものの、いずれも「身体の構造や機能を理解し、適切にサポートする」という共通点があります。

1つ資格取得するとその基礎知識を応用できるため、別のスポーツトレーナー資格を取得するときの学習コストが軽減されます。

たとえば、柔道整復師の国家資格を持っていれば、新たにパーソナルトレーナー資格に挑戦するときも、生理学や運動学の基礎を再度学び直す必要が少なく、より短期間・少ない負担で新たなキャリアを築ける可能性があります。

こうした“下地”があるからこそ、資格を重ねて取得することでスポーツトレーナーとしての活躍の場を広げることも可能となります。

この記事を書いた2ndPASSパーソナルトレーナースクールでは完全未経験の方でも実技と資格の習得をし、さらに就職までサポートしています。

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スポーツトレーナー資格の種類

スポーツトレーナーを目指すなら、まずは自分に合った資格を知ることが第一歩です。ここでは代表的なものを挙げます。

国家資格

  • 理学療法士
  • 柔道整復師
  • 鍼灸師


医療系の資格だけあって、取得には専門学校や大学などでの2~4年間の学習が必要です。国家試験の合格率や難易度、学費も事前によく確認しましょう。

民間資格

NESTA-PFT
(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
アメリカ発のフィットネス資格で、運動生理学や解剖学といった専門知識に加え、パーソナルトレーナーとして開業・経営する際のビジネス的な考え方やマーケティング手法にも触れています。個人顧客への指導はもちろん、独立や店舗運営を視野に入れている方におすすめです。

NSCA-CPT
(NSCA認定パーソナルトレーナー)
世界的に認知度が高いNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)の資格で、一般のダイエット目的の指導から、スポーツの現場やアスリート向けの専門的なトレーニング理論まで幅広く学べます。理論を体系的に習得するため、プロチームや競技力向上を目指す環境でも活躍できるのが特徴です。

JATI-ATI
(日本トレーニング指導者協会)
日本のトレーナー資格を発行する団体で、スポーツ指導やトレーニング科学に基づいた理論と実践力を身につけられます。日本語教材が充実しているため、英語が苦手な方でも学習しやすく、国内で活動をメインに考えている人におすすめです。


※それぞれの資格の難易度や費用、試験内容は異なります。


詳しくは下記の記事もご覧ください。

スポーツトレーナーの資格一覧!取得方法や受験条件を解説


資格取得後の働き方と年収

資格を取得すると、働き方の幅がぐんと広がります。医療機関やフィットネスジム、専門学校、スポーツチームなど、自分のキャリアプランに合わせた選択が可能です。

スポーツトレーナーの働き方

医療機関・整骨院で働く


国家資格を活かしてリハビリや施術の専門家として活動します。安定した収入が得られやすい一方、勤務時間や勤務先の制約があります。

フィットネスジム・パーソナルジムに就職


民間資格でも十分活躍可能。働きながら経験を積み、フリーランスや独立開業を目指す道もあります。

フリーランス・独立開業


実績と信頼を積み上げた後、独立してパーソナルジムやオンラインでの指導を行う方も増えています。収入は実力や営業力次第で大きく変動します。


フリーランスのパーソナルトレーナーの働き方を完全解説

スポーツトレーナーの年収の目安

スポーツジムのスタッフ(年収300万円程度)

一般的にフロント業務やマシンの使い方の指導、会員のトレーニング相談など、幅広いサポートを行います。給与は年収300万円前後が目安ですが、接客スキルや指導力を高めることで、チーフスタッフや店舗責任者に昇進し、さらに収入アップを狙えます。

専門スキルを持つパーソナルトレーナー(年収300~450万円)

特にパーソナルジム業界は新規店舗の出店が活発で、昇給やキャリアアップの機会が多いのが特徴。店舗拡大中のジムでは、年収400~450万円程度も十分に狙えます。

国家資格保持のスポーツトレーナー (年収400~500万円程度)

医療機関やスポーツ関連施設で、ケガのリハビリや身体機能の回復をサポートするケースが多く、医療行為に近い領域を扱えるぶん安定しやすいのが特徴です。経験や実績次第では、さらに高い年収を目指せる可能性もあります。


独立開業(フリーランス)

集客や単価設定、リピート率といった経営要素が大きく収入を左右します。実力や営業力次第では、年収1000万円を超えることも十分可能です。自由度が高い反面、リスク管理や集客力も求められます。


パーソナルトレーナーの年収:スキルを磨けば1000万円も夢じゃない


資格取得のための勉強方法とスクール紹介

大学・専門学校・民間スクール、それぞれの特徴

大学で学ぶ

将来的に体育教師や運動指導者、研究職なども視野に入れたい場合に選択肢となります。4年間をかけて幅広い知識を身につけながら、国家資格の取得を目指す道もあります。

専門学校で学ぶ

理学療法士・柔道整復師・鍼灸師などの国家資格を取得したいなら、2~3年(場合によっては4年)の専門学校への通学が基本です。医療行為を伴うリハビリや施術の現場で働くことを目指す方に向いており、学生のうちから具体的な職業スキルを習得できます。


民間のトレーナー養成スクールで学ぶ

社会人の方や、別の仕事をしながらフィットネス系のスポーツトレーナーを目指す方には、民間スクールがおすすめです。週末のクラスや個別指導で6ヶ月ほどかけて学べるコースも多く、資格取得と実技スキルの習得を同時に進められます。

2ndPASSトレーナースクールでは、未経験からの転職を目指す人でも学びやすいカリキュラムを整えています。

スポーツトレーナーの国家資格と学習期間

理学療法士や柔道整復師、鍼灸師などの国家資格を取得するには、2~3年(場合によっては4年)の専門学校や大学で正規の課程を修了し、国家試験に合格しなければなりません。

医療行為を伴うリハビリや施術が可能になるため、スポーツトレーナーとしての活動範囲は大きく広がります。学生のうちから具体的な職業スキルを学べる点は魅力ですが、学習コストと期間が長めになることに留意しましょう。

社会人・未経験からの転職なら民間スクールがおすすめ

「好きな筋トレを活かしたいけれど、専門学校に通う時間や費用は厳しい…」という社会人や未経験の方には、民間のトレーナー養成スクールが最適です。

週末や夜間のみ通学するスタイルなら仕事と両立もしやすく、短期間で実践的なスキルと資格を同時に取得できます。

医療系の国家資格ほどの時間や費用をかけられない場合は、まず民間スクールで基礎から学ぶのが効率的です。

独学でスポーツトレーナーは目指せる?

民間のトレーナー資格であれば、教材を購入して独学で取得を目指すことは不可能ではありません。しかし、国家資格となると専門学校や大学での履修が必須であり、独学では受験資格がありません

また、トレーニング指導や施術の現場では実技スキルが重要になるため、知識だけでなく実践経験を積む機会も必要です。

無資格・未経験の状態で採用してもらうには高いコミュニケーション能力や営業力なども求められ、さらなるハードルが生じることを理解しておきましょう。

スクール通学のメリットは「学んだあと」にもある

専門学校や民間のトレーナー養成スクールの多くは、パーソナルジムやスポーツチームなどと提携しているため、就職や転職のサポートを受けられる点も大きな魅力です。

独学では得にくい実技指導の経験や、人脈作りなどのメリットがあるうえ、学びを終えてからの進路もしっかりバックアップしてくれます。

資格取得やスキル習得だけでなく、卒業後のキャリアプランを具体的に描けるのがスクール通学の大きな強みといえるでしょう。


スポーツトレーナーを目指すなら資格取得から

スポーツトレーナーの分野は非常に幅広く、医療行為に関わるものからフィットネスやコンディショニングまで幅広く活動できます。

しかし、どの分野を目指すにしてもスポーツトレーナー資格を持っているか否かで、業務の幅や信頼度が大きく変わります。

なりたいトレーナーを定めてから資格取得
  1. 自分の目指す働き方やキャリアプランに合わせて、必要な資格を明確にする
  2. 資格取得後は、現場経験を積みながらキャリアアップを図る


スポーツトレーナーのキャリアをスタートさせるには、まずはどの分野で活躍したいのかを明確にし、それに見合った資格取得を目指すことがファーストステップです。ぜひ自分に合った資格を取得し、スポーツの現場で大いに活躍してください。

当記事が、あなたのスポーツトレーナーとしてのキャリア選びの参考になれば幸いです。

今後も資格取得やキャリアアップにお役立ちできる情報を発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。

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WRITER 戸田 明宏

2ndPASSスクール/編集部/Webディレクター

保有資格:NESTA-PFT、NESTA-WMT

Webディレクター:Web広告、SEO、ホームページ集客

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