スポーツが好きで、その情熱を仕事に活かしたい女性にとって、スポーツ業界は魅力的な選択肢の一つです。
近年、女性アスリートの活躍が目覚ましいだけでなく、スポーツビジネスやイベント運営など、様々な分野で女性が活躍する場が広がっています。
かつては男性中心だったスポーツ業界も、女性の活躍が不可欠な時代へと変化しました。
また世間での健康への関心が高まりと、Web技術の進化が重なり、「オンラインレッスン」が広く行えるようになり、働き方が多様化しています。
これにより、女性も自分らしい働き方を追求できる時代が到来しています。
女性特有の視点やコミュニケーションスキルは、パーソナルトレーニング業界で特に重宝されています。
- 女性が活躍できる具体的な仕事
- 女性が活躍するための強み・スキル・資格
- 仕事と家庭の両立やキャリアアップのための方法
スポーツ業界で自分の力を発揮したい女性にとって、本記事が参考になれば幸いです。
スポーツ関係のお仕事と、女性が活躍できる業種
スポーツ業界にはさまざまな仕事があります。
まずは女性の方におすすめしたいお仕事を紹介します。
女性の強みが活かせたり、女性が求められる業種という観点で3つをピックアップします。
女性の強みが活かせる、おすすめのスポーツ関係の仕事
女性ならではの強みや視点を活かせる仕事も多く存在します。以下は、その代表例です。
パーソナルトレーナー
インストラクター
女性の強みが活かせるポイント
- 女性特有の身体的特徴や心理的な理解
- コミュニケーション能力
- 親身な指導
- 安心感を与える雰囲気づくり
-
- トレーナーって男性メインの仕事ってイメージがある
パーソナルトレーナーは男性メインの仕事と思われがちですが、実は女性が活躍できる仕事です。
パーソナルトレーニングを受けるお客様の多数は女性。
多数派である女性のお客様の多くから、「女性トレーナーに担当してもらいたい」という声があります。
「お客様もトレーナーも女性専用にしているパーソナルジム」があるほど、女性トレーナーの需要は高いです。
「男性がやるもの」と思われがちなパーソナルトレーナーですが、実際は女性トレーナーはお客様からも、ジムからも求められる貴重な存在なのです。
スポーツトレーナー
- 1on1のコミュニケーション
- メンタルケア
- リハビリテーション
- 信頼関係構築
- 細やかなサポート
スポーツ栄養士
- 女性の体質や食習慣への理解
- ダイエットや美容に関する知識
- アスリートの栄養管理
- 食事指導を通してパフォーマンス向上をサポート
これらの仕事は、女性が男性よりも優れている能力や特性が活かせるため、活躍しやすい環境と言えます。
育児・結婚 ライフスタイルに大きな変化のある女性におすすめ
スポーツ業界で育児と両立可能な働き方として、パーソナルトレーナー、ヨガインストラクターやピラティスインストラクターなどがあります。
これらの職業は働く時間に自由度があります。
業務委託、副業、フリーランスとして活動することが可能で、自宅でのオンラインクラスを開くこともできます。
例えば業務委託や副業であれば
「週に2日だけ」
「平日の空いた時間に自宅でオンラインレッスン」
といった働き方も可能です。
時間や場所を自由に選ぶことができるため、ライフスタイルや家庭の事情に合わせた女性にとって嬉しい働き方ができるのがパーソナルトレーナーやインストラクターなのです。
女性がスポーツ業界で活躍できる理由・強み
女性がスポーツ業界で有利になる理由は、主に以下の3つが挙げられます。
1on1コミュニケーションで与える安心感
女性は、男性よりも共感力やコミュニケーション能力が高く、1on1の対話において相手との信頼関係を築きやすいという特徴があります。
これは、パーソナルトレーナーやスポーツトレーナーなどの仕事において、選手との信頼関係構築や個別ニーズへの対応に大きく貢献します。
雰囲気づくり
女性は、男性よりも場の雰囲気づくりに優れているという特徴があります。
スポーツに関わる仕事をする男性は、女性に比べて威圧感を与えてしまうこともしばしば。
これは、女性専用ジムや女性向けスポーツイベントなどにおいて、参加者にとって居心地の良い空間を作り出すために役立ちます。
細やかなサポート
女性は男性よりも細やかな気配りができ、選手やお客様の体調やメンタル面へのサポートに優れています。
これは、スポーツトレーナーやスポーツ栄養士などの仕事において、選手のコンディション管理やパフォーマンス向上に貢献します。
スポーツ関連の仕事一覧
上記で挙げた以外にもスポーツ業界では、様々な職種があり、それぞれが特定のスキルや専門知識を要求します。
以下に、スポーツに関わる主要なカテゴリーとその中の具体的な職種についての説明します。
1. スポーツ選手・アスリート指導者
スポーツの最前線で活躍するプロおよびアマチュアの選手たち、そして彼らを支える指導者たちが含まれます。
このカテゴリーでは、競技力の向上はもちろんのこと、選手の健康管理や戦略的な指導も重要な役割を果たします。
- プロスポーツ選手・アマチュアスポーツ選手
競技に専念し、高いパフォーマンスを目指します。 - 指導者(監督・コーチ・トレーナーなど)
選手の技術向上、戦術の指導、メンタルサポートを提供します。 - スポーツドクター
選手の健康管理や怪我の治療を担当します。 - スポーツ心理士
選手のメンタルヘルスのケア、パフォーマンス向上のための心理的サポートを提供します。
2. ビジネス・マネジメント
スポーツ業界の経済的側面を支える重要な役割です。チーム運営、イベント企画、商品開発など多岐にわたります。
- スポーツチーム運営・スポーツエージェント
選手管理、チームのマーケティング戦略などを担当します。 - スポーツ用品メーカー
スポーツ用品の開発、製造、販売を行います。 - スポーツイベントの企画・運営
大会やイベントの企画、実施、運営を行います。
3. メディア・広報
スポーツの魅力を伝える職種で、情報の発信やイメージ作りが主な仕事です。
- スポーツライター・アナウンサー
記事執筆、実況中継などを通じてスポーツ情報を提供します。 - スポーツカメラマン・番組制作
試合の瞬間を捉える写真撮影や、スポーツ番組の企画・制作を行います。
4. 健康・運動指導
個人の健康や運動能力の向上をサポートする職種です。フィットネスクラブのスタッフや、パーソナルトレーニングを提供します。
- パーソナルトレーナー: 個別のフィットネス目標達成をサポートします。
- インストラクター: グループレッスンを通じて、ヨガやエアロビクスなどの指導を行います。
- フィットネスクラブスタッフ: 会員のトレーニングサポートや施設管理を行います。
5. 医療・サポート
アスリートのパフォーマンス維持と怪我の予防・治療をサポートします。専門的な医療知識を活かした職種が含まれます。
- スポーツトレーナー: 怪我の予防や治療、リハビリテーションのサポートを提供します。
- スポーツ栄養士: アスリートの栄養管理計画を立案・実行します。
- スポーツ理学療法士: 特定の治療技術を用いて、選手の怪我の回復を助けます。
これらのカテゴリーを通じて、スポーツ業界では多様なキャリアパスが存在します。
個々の興味やスキル、専門知識に応じて、自分に合った仕事を見つけることができるでしょう。
「数ヶ月〜1年以内で取れる」スポーツの仕事に関わる資格
スポーツ業界への転職を検討している女性に向けて、ここでは「1年以内に取得できる」おすすめ資格を紹介します。
転職を考えるとき、専門学校に通う必要のある資格は時間の関係で難しい方が多いです。
ここでは今のライフスタイルのままで取れる資格に絞ってご紹介。
また女性の強みが活かせる1on1のコミュニケーションをする業種はパーソナルトレーナーやインストラクター関係のお仕事が多いです。
こうした仕事は専門スキルが求められるので、資格取得をしておくと就職、転職でメリットがあります。
パーソナルトレーナーの民間資格
資格名 | 一言でまとめると? | 取得期間 |
---|---|---|
NESTA PFT | 子供から老人まで指導 | 2〜6 ヶ月 |
NSCA認定パーソナルトレーナー | スポーツ向けの指導 | 2〜6 ヶ月 |
おすすめポイント
パーソナルトレーナーとして、クライアント一人ひとりの健康目標や体力に合わせたトレーニングプログラムを提供します。
女性トレーナーは、細やかなコミュニケーションと共感力でクライアントの信頼を得やすいです。
フィットネス業界でのキャリアを築くために、これらの資格が推奨されます。
また先にも説明しましたが、女性のパーソナルトレーナーはジムから重宝されます。
女性トレーナーを希望するお客様の声に応え、女性専用パーソナルジムが増えています。
こうした背景もあり、パーソナルトレーナーは女性におすすめの資格です。
ヨガインストラクター
資格名 | 簡単な説明 | 期間(目安) |
---|---|---|
RYT 200 | ヨガ指導のスキルを習得 心身の健康増進をサポート | 1~2 ヶ月 |
RYT200(Registered Yoga Teacher 200)は、全米ヨガアライアンスによって認定されるヨガインストラクター資格です。
この資格は、200時間のヨガ教師トレーニングプログラムを修了した人に授与され、基本的なヨガの指導法、哲学、解剖学など、ヨガ指導に必要な知識と技術を習得していることを証明します。
RYT200を取得することで、ヨガインストラクターとしての信頼性と専門性が認められ、ヨガスタジオやフィットネス施設での指導が可能になります
おすすめポイント
フリーランスやスタジオ勤務など、働き方の選択肢が豊富
取得期間は1〜2ヶ月。
ピラティスインストラクター
資格名 | 期間 (目安) |
---|---|
BASIピラティス認定マットピラティスインストラクター | 数ヶ月 |
STOTT PILATES®認定マットピラティスインストラクター | 数ヶ月 |
おすすめポイント
身体の歪みを整え、健康的な体づくりをサポート 女性に人気の高いピラティス指導のスキルを習得
スタジオ勤務やフリーランスなど、働き方の選択肢が豊富
取得期間は数週間から数ヶ月。
まとめ:自分らしく働ける仕事をしよう
スポーツの仕事は多種多様あります。
健康ニーズの高まりと、オンラインサービスの発達により、仕事の種類だけでなく、働き方も広がっています。
「自分らしく働ける仕事探し」の参考にしていただけると幸いです。
また、この記事を執筆している私たちはパーソナルトレーナースクール2ndPASSを運営しています。
2ndPASSスクールの卒業生にはパーソナルトレーナーとして活躍する女性の方々もたくさんいるので、参考にしてみてください。
完全未経験からトレーナーやインストラクターを考えている人に向けた無料の資料もあるので、お気軽にお問い合わせください。
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WRITER 戸田 明宏
2ndPASSスクール/編集部/Webディレクター
保有資格:NESTA-PFT、NESTA-WMT
Webディレクター:Web広告、SEO、ホームページ集客
2ndPASSスクールではホームページ運用やサイト制作を、主に卒業後の生徒に向けてサポート
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