公開日:2024.02.18

最終更新日:

【業種別】おすすめスポーツ資格の解説。あなたに合った資格を見つける

業界情報 資格

現代のスポーツ業界では、専門的な知識や技能が求められており、これらを証明する手段として資格が非常に重要な役割を果たします。

資格を持っていることは、自身の専門性を示すだけでなく、転職市場においても大きなアドバンテージとなります。

この記事では、スポーツの資格を

  1. スポーツ指導関連資格
  2. スポーツトレーナー・医療関連資格
  3. パーソナルトレーナー関連
  4. スポーツビジネス関連資格


の4つの大きなカテゴリーに分けて紹介します。


それぞれの資格取得方法と、取得後にどのようなキャリアパスが開けるのかについて掘り下げていきます。


スポーツ指導関連資格

スポーツ指導関連資格は、スポーツの指導者として活躍したい方々にとって重要な資格です。

これらの資格は、指導者が適切な知識と技術を持っていることを証明し、指導の質を保証するためのものです。

スポーツ指導関連の資格がおすすめの人

スポーツ指導関連の資格は、以下のような方に特におすすめです。

こんな人におすすめ
  • スポーツを通じて子どもや大人に影響を与えたい人
    学校やクラブ、地域社会でスポーツの楽しさや重要性を伝え、指導したい方に適しています。
  • 指導者としてのキャリアを築きたい人
    スポーツ指導者としてプロフェッショナルなキャリアを築きたい、あるいは現在の指導技術をさらに発展させたい方。
  • スポーツ組織や教育機関で働きたい人
    学校の体育教師、スポーツクラブのコーチ、地域スポーツプログラムの運営など、スポーツ関連の組織で働きたい方。


以下は、主要なスポーツ指導関連資格とその概要、取得方法、キャリアへの影響についての説明です。

公認スポーツ指導者(JSPO)

  • 概要: 日本スポーツ協会(JSPO)によって認定される資格で、各種スポーツの基礎知識や指導法、安全管理などを習得します。
  • 取得方法: JSPOが実施する講習会を受講し、試験に合格する必要があります。受講資格は、スポーツに関連する実務経験が一定期間以上あることが一般的です。
  • キャリアへの影響: 学校やスポーツクラブ、地域のスポーツ団体などでの指導者としての就職や昇進に有利に働きます。

ジュニアスポーツ指導員(JSPO)

  • 概要: 子どもたちに対するスポーツ指導に特化した資格で、子どもの成長段階に応じた指導法が学べます。
  • 取得方法: 公認スポーツ指導者と同様、JSPOが提供する講習を受け、試験に合格する必要があります。
  • キャリアへの影響: 学校や地域のスポーツクラブ、子どものスポーツ教室などで指導者として活躍する機会が増えます。

健康運動実践指導者(健康運動指導士)

  • 概要: 健康増進や生活習慣病予防を目的とした運動プログラムの計画・指導ができる資格です。
  • 取得方法: 健康運動実践指導者の養成講座を受講し、国家試験に合格する必要があります。
  • キャリアへの影響: フィットネスクラブ、公共施設、医療機関などでの健康指導の専門家としての需要が高まります。


これらの資格は、スポーツ指導者としての専門性を高め、より幅広いキャリアパスを開くための重要なステップです。

資格を取得することで、スポーツ指導者としての信頼性が増し、指導者としての価値を高めることができます。

また、資格は指導者としての自己成長にも繋がり、指導の質の向上に役立ちます。

スポーツ医療・スポーツトレーナー関連資格

スポーツ選手の健康管理やケアに特化した職業は、専門的な知識と技術が必要です。

スポーツトレーナーの資格がおすすめの人

スポーツトレーナー関連の資格は、次のような方に適しています。

こんな人におすすめ
  • スポーツ選手のサポートに情熱を持つ人: 選手のパフォーマンス向上、怪我の予防や治療に関わり、最高の状態を保つためのサポートをしたい方。
  • 医療・健康分野に興味がある人: スポーツ医学、リハビリテーション、栄養学など、スポーツ選手の身体的な健康を支える専門知識に興味がある方。
  • チームや個人の選手と密接に働きたい人: 個々の選手やチームと密接に関わり、日々のトレーニングや競技会でのパフォーマンス管理を行いたい方。


以下は、スポーツ選手のケアに関わる主要な資格とその概要、取得方法についての説明です。

柔道整復師

  • 概要: 柔道整復師は、スポーツ障害や損傷に対する外傷治療を専門とする医療従事者です。骨折や脱臼、打撲、捻挫などを治療し、スポーツ選手の早期回復を支援します。
  • 取得方法: 専門の養成校で3年間の教育を受けた後、国家試験に合格する必要があります。


「柔道整復師ってどんな資格?仕事内容、なり方、将来性を解説」

理学療法士

  • 概要: 理学療法士は、運動療法や物理療法を用いて、怪我や疾患からのリハビリテーションを行います。スポーツ選手のパフォーマンス向上や、怪我後の回復プロセスをサポートします。
  • 取得方法: 国家試験に合格する前に、4年間の理学療法士養成教育機関で学ぶ必要があります。


スポーツトレーナーの持つ資格「理学療法士」を紹介!資格の特徴、取得方法を解説します。

作業療法士

  • 概要: 作業療法士は、怪我や疾患により生活に支障をきたした人々の日常生活や社会生活の質を向上させることを目的とします。スポーツ選手に対しては、競技復帰に向けたリハビリテーションや、日常生活での動作改善指導を行います。
  • 取得方法: 専門の養成校で3年以上の教育を受け、国家試験に合格する必要があります。

鍼灸師

  • 概要: 鍼灸師は、鍼(はり)や灸(きゅう)を用いた治療を行います。スポーツ選手の疲労回復、怪我の予防や治療、パフォーマンス向上のためのサポートを提供します。
  • 取得方法: 鍼灸の専門教育機関で3年間の教育を受けた後、国家試験に合格する必要があります。


「鍼灸師の気になる仕事内容!資格取得に必要な勉強・条件・学費をまとめて調べました」

これらの資格は、スポーツ選手の身体的なケアだけでなく、彼らのパフォーマンス向上や怪我からの復帰を支援するために重要な役割を果たします。

資格を取得することで、スポーツ医療・トレーニングの専門家として、より幅広いキャリアパスが開かれます。


スポーツトレーナー資格について詳しく知りたい方はこちら

 

スポーツトレーナーの資格一覧!取得方法や受験条件を解説

パーソナルトレーナー関連

パーソナルトレーナーとしてのキャリアは、健康とフィットネスに情熱を持つ人々にとって非常に報酬の高い道です。

個々のクライアントの健康目標を達成するための一対一のトレーニングや指導を提供するこの職業は、以下のような人におすすめです。

フリーランスで働く自由度や、好きな筋トレを活かせる仕事として人気の職業です。

こんな人におすすめ
  • 健康とフィットネスに情熱を持つ人: 自分自身が健康であり、他人の健康とウェルビーイングを向上させることに興味のある方。
  • 人と働くことが好きな人: クライアント一人ひとりと密接に関わり、彼らの目標達成をサポートすることを楽しむ方。
  • 学び続ける意欲がある人: フィットネス業界は常に進化しており、最新のトレーニング方法や栄養に関する知識を学び続ける意欲がある方。

NESTA PFT (全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)

  • 概要: 広範なフィットネス、栄養、健康科学の知識を提供し、実践的なトレーニング技術に重点を置いた資格です。
  • 取得方法: マークシート形式の筆記試験を通過することで取得できます。問題数125問で、100点以上で合格できます。


NESTA-PFT(ネスタ)資格ガイド: 資格取得から実際の活用まで


この記事を書いている2ndPASSパーソナルトレーナースクールでは実技スキル習得とともに、NESTA PFT資格を取得できます。

また2022年にはNESTA合格者数最多として「最優秀アカデミー」に認定されいています。

パーソナルトレーナーのキャリアに興味がある人はお気軽にお問い合わせください。


NSCA CPT

  • 概要: 強度とコンディショニングに焦点を当てたパーソナルトレーニングの資格で、科学に基づいたトレーニングプログラムの設計と実施について学びます。
  • 取得方法: NSCAの試験に合格し、必要な学歴や実務経験を満たすことが条件です。



NSCA-CPTとはどんな資格なのか?パーソナルトレーナー資格の紹介。

JATI ATI

  • 概要: 日本のトレーニング指導者協会が認定する資格で、トレーニングの専門家として高度な知識と技術を身につけます。
  • 取得方法: JATIの認定コースを受講し、試験に合格することで取得できます。


JATI-ATI資格とは?トレーナー資格の紹介


これらの資格は、パーソナルトレーニング業界で成功するための基盤を築くのに役立ちます。

自分に合った資格を選択し、専門知識を深めることで、クライアントに最高のサービスを提供し、キャリアを発展させることができます。

パーソナルトレーナーの資格は他にもたくさんあります。もっと知りたい方はこちら

 

パーソナルトレーナーの資格は独学で取得可能?10種類で徹底検証

スポーツビジネス・マネジメント関連資格

スポーツ業界でのマネジメントやビジネス運営に関わる資格は、経営戦略やチーム運営、顧客関係の構築など、スポーツ組織を成功に導くための重要なスキルを身につけたい人におすすめです。

以下では、NESTA発行のスペシャリスト資格とJSPO(日本スポーツ協会)から提供される主要な資格について紹介します。

こんな人におすすめ
  • スポーツクラブやフィットネスセンターでのマネジメント職を目指す人
  • スポーツ関連ビジネスでキャリアアップを図りたい人
  • スポーツ組織の経営や運営に興味がある人

クラブマネジメントスペシャリスト(NESTA スペシャリスト資格)

  • 概要: スポーツクラブやフィットネスセンターの運営管理に特化した資格。マネジメントの基礎、スタッフ管理、顧客満足度向上策などを学びます。

フィットネスセールスディレクター(NESTA スペシャリスト資格)

  • 概要: フィットネス施設におけるセールス戦略と顧客サービスに焦点を当てた資格。効果的なセールス手法やマーケティング戦略を習得します。

  • 上記2つの取得方法(共通)
    2日間(16時間)の講習に参加し、「テークホーム方式」の課題を提出することで永久資格(更新不要)がもらえます。


【種類別】NESTAスペシャリスト資格の紹介。NESTA-PFTの更新にも!

アシスタントマネージャー(JSPO 公認スポーツ指導員)

  • 概要: フィットネス施設の経営やマネジメントを支援する役割を担う資格。施設運営の基本から、顧客サービス、スタッフトレーニングまでをカバーします。
  • 取得方法: JSPOが主催する講習会(80時間)に参加し、所定の試験に合格する必要があります。オンラインと筆記の2つの試験を、それぞれ6割以上正解することで合格できます。


アシスタントマネジャー – スポーツ指導者 – JSPO

クラブマネージャー(JSPO 公認スポーツ指導員)

  • 概要: スポーツクラブやフィットネスセンターのトップマネジメントを目指す人向けの資格。経営戦略の立案、マーケティング、財務管理など、経営全般に関する深い知識が求められます。
  • 取得方法: アシスタントマネージャーの経験を積んだ上で、JSPOが提供する上級講習(132.5時間)を受講し、試験に合格する。


これらの資格は、スポーツ業界でのマネジメントやビジネス運営において、実務知識とスキルを証明するための重要なステップです。

キャリアアップを目指す方や、スポーツクラブの経営に興味がある方には、これらの資格が大きな助けとなるでしょう。

クラブマネジャー – スポーツ指導者 – JSPO

スポーツ関連の資格取得と実技スキルについて

資格取得の過程は大きく三つに分けられます

  • 講習会のみで取得できる資格
  • 試験に合格して取得する資格
  • そ講習と試験の両方が必要な資格

国家資格を目指す場合、特定の専門学校卒業が必要になることもあります。

一方、パーソナルトレーナーなどの民間資格は、多くが筆記試験で、実務経験がない社会人でも挑戦しやすいです。

ただし、実技スキルは現場経験またはパーソナルトレーナースクールで別途習得する必要があります。


資格取得後のキャリアパス

スポーツ業界でのキャリアにおいて、資格は就職、昇進、クライアント獲得に差をもたらします。

特にパーソナルトレーナー資格は、ジムでの就職やフリーランスとしての独立において信頼性を示す材料となります。

一方、スポーツトレーナーやその他の国家資格を目指す場合、専門学校卒業などの要件が必要で、学生時代からの計画が求められます。

社会人には、仕事を続けながら取得できる民間資格がおすすめです。

これにより、専門的な知識と技術を証明し、業界内での立場を強化できます。

WRITER 戸田 明宏

2ndPASSスクール/編集部/Webディレクター

保有資格:NESTA-PFT、NESTA-WMT

Webディレクター:Web広告、SEO、ホームページ集客

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