公開日:2020.02.20

最終更新日:

パーソナルトレーナーの資格は独学で取得可能?10種類で徹底検証

業界情報 パーソナルトレーナー 資格

パーソナルトレーナーの資格について調べていますか?

本記事ではパーソナルトレーナー資格のなかでも、独学で取得できるものをメインに10種類を紹介していきます。

「好きなことを仕事にしたい」

「パーソナルトレーナーになりたい」

そんな方達の第一歩に本記事を役立ててもらえると幸いです!

パーソナルトレーナー資格の大切さ、メリットと注意点

パーソナルトレーナー資格の大切さ・重要性

パーソナルトレーナーの仕事内容は資格の取得義務がありません。

無資格でもパーソナルトレーナーは活動でき、この点は国家資格を必要とするスポーツトレーナーと大きく異なります。

しかし、近年、無資格者によるトレーニング事故が増加しています。これは、専門的な知識や技術の不足が原因とされています。

パーソナルトレーナーにとって資格は専門性を証明するものです。

資格を持つことで、トレーナー自身のスキル向上や、クライアントからの信頼獲得が期待できます。

トレーナーのキャリアのため以上に、お客様の健康や人生を守るために、資格は最低限必要なものとして考えるべきです。

パーソナルトレーナーが資格取得するメリット

資格を持つパーソナルトレーナーは、就職時に企業に安心感を与えることができます。資格は、トレーナーが必要な知識や技術を持っていることの証明となります。

また、資格を持つことで、クライアントからの信頼も得やすくなります。さらに、資格を持つトレーナーは、給与面での優遇や、より良い職場環境での勤務が期待できることも多いです。


ただ注意すべき点として近年、面接で実技スキルも確認するパーソナルジムも増えつつあります。次の「注意点」の章でも説名しますが、資格さえあれば大きく就職に有利になるわけではなく、現場で活躍するには実技スキルがとても重要。


パーソナルトレーナーにとって資格は最低レベルの知識を証明するものだと思っておきましょう。

資格取得だけでは安心できない注意点「実技スキル」

一方で、すべての資格が実技テストを含むわけではありません。実際、多くの試験はマークシートを塗りつぶす選択形式となっています。

このような形式の試験では、理論的な知識は問われるものの、実技スキルまで評価できません。

実技スキルは、クライアントの安全を守るためにも非常に重要です。

しかし、実技テストが行われる資格は限られています。

Youtubeやネット上では多くのトレーニング方法の解説コンテンツがありますが、再生数の多い動画が必ずしも正確とは限りません。

動画再生数は「正しさ」よりも「取り組みやすさ」や「わかりやすさ」が影響するからです。

有名なトレーナーやテレビで紹介されているトレーニング方法でさえ、解剖学的に見ると怪我のリスクを高めるものが少なくありません。

資格は独学で取得できるかもしれませんが、実技スキルに関しては、初心者が独学で正しい情報を見極めるのは非常に難しいのです。

そのため、実技スキルを身につけるためには、専門のスクールに入学するか、未経験歓迎のジムでの実務経験を積むことをおすすめします。


パーソナルトレーナーが資格をとるメリット・注意点
  • お客様のパーソナルトレーニングを安全に提供できる証明となる。
  • 就職や給与面で有利に働くことがある。
  • 実技スキルまで資格はカバーしてくれないことが多い。

※無資格でもパーソナルトレーナーを名乗ることは可能。

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パーソナルトレーナーの資格一覧

パーソナルトレーナーが持っている資格は代表的なものだけでも、これだけあります。

また国家資格で学んだことを派生させてパーソナルトレーナー活動をする方もいらっしゃいます。

団体名資格名
NESTANESTA PFT

NESTA スペシャリスト
NSCANSCA CPT

CSCS(NSCA CSCS)
JATIJATI ATI
NASMNASM PES

NASM CPT
JHCA
(日本ホリスティック
コンディショニング協会)
JHCA-FC
JHCA-HC
JHCA-HCAD
JSPO
(日本スポーツ協会)
JSPO-AT
(アスレティックトレーナー)
JSFA
(日本スポーツ施設協会)
公認トレーニング指導士
公益財団法人
健康・体力づくり事業財団
健康運動指導士

健康運動実践指導者
NATANATA ATC

国家資格
理学療法士
柔道整復師
鍼灸師
管理栄養士


特にチェックしておくべきパーソナルトレーナー資格5つ

とりあえずこの5つの資格から選びたい方におすすめの関連記事

「パーソナルトレーナー資格って結局どれを取ればいい?おすすめ資格5選を徹底比較!」


それぞれのパーソナルトレーナー資格の詳細は下記で紹介していきます。



独学で働きながら!パーソナルトレーナーのおすすめ資格3選

パーソナルトレーナーとしてのキャリアを積むための資格は数多く存在しますが、その中から特におすすめの3つの資格を紹介します。選定の基準は以下の3点です。

おすすめの基準
  1. 独学で取得可能な資格
  2. 働きながらでも学習・取得が可能
  3. 取得後のキャリアにつながり、実際の現場での活用が期待できる
資格名特徴・内容
NESTA PFTビジネス、マーケティングまで網羅。現場で必須なスキルまでカバー
NSCA CPTアスリート向けの内容までカバー。スポーツ現場に行きたい人向け
JATI ATI日本の団体による資格。国内のスポーツ現場に特化

数あるパーソナルトレーナー資格の中で、NESTA PFTはビジネスやマーケティングの知識までカバーしています。

この理由はパーソナルトレーナーのお仕事で実際に現場に出ると、トレーニングスキルだけでなく、集客スキルを問われる場面があるからです。


「スポーツ現場に特化したパーソナルトレーナーになりたい」

といった希望がないのであれば、現場スキルまで網羅したNESTA PFT資格を最もおすすめしています。


それぞれの資格の詳細を見て行きましょう。

①NESTA-PFT

パーソナルトレーナーが持っている資格の中でも、特にメジャーなものがNESTAです。

NESTAとは「全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(National Excercise & Sports Trainers Association)」の略称であり、フィットネスの本場、アメリカのカリフォルニアに本拠地がある団体です。

NESTAが発行している資格が、「PFT認定資格(パーソナル・フィットネストレーナー認定資格)」です。この認定では、団体が考える「パーソナルトレーナーの資質」として必要な次の4項目について、学習と認定試験を行います。

  • 人の身体に関する幅広い知識
  • 科学的根拠に基づく高い指導技術
  • クライアントとの接し方
  • 自分を売り込み、顧客を得るためのビジネススキル


そして、NESTA PFTを受験するためには次の要件を全て満たしている必要があります。


NESTA JAPAN(あるいは医学映像教育センター)にてテキストを購入済みである

CPR・AEDの技能に関して定期的なトレーニングを積んでいる(資格認定を受けていることが望ましい)

日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有する者

満18歳以上で、高等学校卒業以上の者、高等学校卒業程度認定試験合格者、またはNESTAが認定する教育カリキュラム修了者

次の①~④のうち、1つ以上の項目に該当する

①1年以上のパーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験がある

②1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験がある

③体育系または、医療系の大学・専門学校を卒業している

④NESTAの認定する養成講座、養成コースを受講済みである

http://www.nesta-gfj.com/


※テキストは13,600円かかります。

※CPR・AEDの技能については、日本赤十字社などが主催している基礎講習を受ける必要があります。これは、この後に紹介するNSCAも同様です。

最後の条件のうち、①〜③に該当する方はすぐにでも認定試験を受けることが可能です。これを「ダイレクトコース」と呼んでいます。

もしいずれにも該当しない場合、④として次の2種類のいずれかを選択し、受験要項を満たす必要があるでしょう。

  • ゼミコース:16時間か32時間の養成講座を受講する。
  • WEBコース:E-mailから配信されるテキストによるオンライン形式のコース
  • 認定スクールコース 「NESTA認定スクール」と正式に認められた民間スクールで資格と同時に実技スキルを取得する。


これらにより要件を満たした後、次のような日程で試験が実施されます。


NESTA認定試験1日目2日目
項目事前講習(任意で受講)試験本番
時間8時間2時間
内容NESTA認定講師による総復習筆記試験のみ
詳細・備考受講は任意のため欠席可能4択の選択問題形式
全125問
100問正解(正答率8割)で合格


テキストでは、運動生理学や生体力学、栄養学から始まり、売り上げやパーソナルトレーニングビジネスについても学ぶことができます。こうした手順は必要ですが独学でも合格可能です。

NESTA 最優秀認定スクール 2ndPASS

パーソナルトレーナースクール2ndPASS(セカンドパス)は2022年に最多の資格合格者を輩出し、ベストスクールアワードを受賞しました。

*NESTA-PFT資格に関する詳しい内容は「NESTA-PFTとは?【取り方~試験対策】」をご覧ください


NESTA スペシャリスト資格


ちなみにですが、NESTAはPFT以外にも非常に多くの資格の認定を出しています。NESTAスペシャリスト資格という名で、その数は非常に膨大なので名前だけご紹介します。

  1. ウィメン45+スペシャリスト
  2. ウェイトマネジメントスペシャリスト
  3. カーディオフィットネストレーナー
  4. クラブマネジメントスペシャリスト
  5. シニアフィットネストレーナー
  6. ダイエット&ビューティスペシャリスト
  7. ダイハードトレーニングスペシャリスト
  8. パワーサプリメントスペシャリスト
  9. フィットネスニュートリションスペシャリスト
  10. メンタルフィットネストレーナー
  11. レボリューショントレーニングシステムズスペシャリスト

上記資格の詳しい内容は「NESTAスペシャリスト資格一覧」よりどうぞ

②JATI-ATI

JATIは「特定非営利活動法人、日本トレーニング指導者協会(JAPAN ASSOCIATION OF TRAINING INSTRUCTORS)」の略称で、2006年に任意団体として創立しました。

そこで発行されている認定資格が「JATI-ATI」です。JATIの認定インストラクター資格といった意味合いですね。

国内の認定資格の中でも、比較的よく知られています。例えばスポーツクラブの業務委託契約で活動する際、この資格が必須であるジムも多いです。

そんなJATIの資格は、3つの段階に分かれてます。

  • トレーニング指導者(JATI-ATI)
  • 上級トレーニング指導者(JATI-AATI)
  • 特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)



基礎中の基礎であるJATIでは、「対象や目的に応じて、科学的根拠に基づく適切な運動プログラムを作成・指導するために必要な知識を習得したと認められた方(https://jati.jp/)より引用」に授与されることとなっています。

実際に資格を取得するには、次のような流れを踏みます。

JATIの取得ステップ主な内容
1JATIに入会し、正会員となる
2養成講習会の受講
  • 一般科目15.5時間
  • 専門科目15.5時間
  • 自己学習課題のワークノート提出
3全3回行われる認定試験

(一般科目・専門科目)のいずれかで合格する


なお、②養成講習会を受講するには、JATIの正会員である以外に次の要件のいずれかを満たす必要があります。


  1. 4年制大学卒業者(卒業見込みを含む)
  2. 短期大学及び専門学校(専修学校専門課程 2年制以上)卒業者(卒業見込みを含む)
  3. 国もしくは都道府県が設置した職業能力開発短期大学校もしくは職業能力開発大学校の専門課程、又は職業能力開発総合大学校の特定専門課程を修了した者(修了見込みを含む)
  4. 防衛大学校、海上保安大学校、気象大学校など各省大学校を修了した者(修了見込みを含む)
  5. 高等学校を卒業し、3年以上の運動指導に従事した経験のある者
  6. 当該年度の奨学生に選定された者

引用元

https://jati.jp/dl/download/ninteishikaku_2017_ver02.pdf

上の流れですが、他に資格を持っている場合は、講習会を免除されるケースも多いです。講習会の受講が必要なものの、年間の合格率は7割〜9割と比較的高く、取得しやすい資格とも言われています。

知名度も高く、独学での資格取得を目指す上で、JATI-ATIの勉強はおすすめできる資格と言えるでしょう。

【JATI資格の詳細はこちらより】

③NSCA-CPT

3つめに紹介するのは、NSCAが発行している資格です。NSCAとは「全米ストレングス&コンディショニング協会(National Strength and Conditioning Association)」の略称で、NSCAジャパンはその日本支部ということになります。

3資格の中では最も歴史が古く、日本でも最も知名度が高い資格の一つと言えるでしょう。

NSCAの認定資格は主に2種類

資格名主な用途
NSCA-CPT
(NSCA認定パーソナルトレーナー)
パーソナルトレーナーの一般指導
CSCS (NSCA-CSCS)
(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)
アスリート向けのより専門的な指導
NSCAの発行する主な資格



それぞれ次のような違いがあります。

NSCA-CPT

クライアントが求める健康増進や体力向上に関するニーズに合わせて個別のアプローチを用いてマンツーマンで運動指導を行う専門的能力をもつ人材を認定

CSCS

主にアスリートを対象に、傷害の予防とパフォーマンス向上を目的として、安全で効果的なS&Cプログラムを提供する知識と技能を有する人材を認定

(公式サイト https://www.nsca-japan.or.jp/ より引用)



NSCA-CPT試験内容
時間3時間
出題形式3択マークシート形式
問題数155問



試験内容は次のように構成されています。

  • クライアントに対する面談と評価(35問)
  • プラグラムプランニング(43問)
  • エクササイズテクニック(43問)
  • 安全性、緊急時の手順、および法的諸問題(19問)
  • ノンスコアード問題(15問)



ノンスコアード問題というのは、今度の試験内容の参考にされる「採点されない問題」です。受験者には、どれがノンスコアード問題になるかは知らされていません。

NSCA-CPTの資格試験を受けるには次の条件が必要です。

  1. 出願時に、満18歳以上で、高等学校卒業以上の者または高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者。
  2. 出願時に、高等学校の卒業証明書、または学校教育法が定める4年制大学、短期大学もしくは専修学校の卒業証明書もしくは在学証明書、または高等学校卒業程度認定試験もしくは大学入学資格検定の合格証明書、または学位取得を証明する書類(学位授与証明書、修了証明書など)が必要。
  3. 出願時および受験時に、NSCAジャパンの会員(正会員、学生会員、英文会員)であること。
  4. 出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること
  5. 出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していない場合は、受験日の1年後までに、有効なCPRおよびAEDの認定証のコピーを提出すること。

http://www.nsca-japan.or.jp
より引用

 



ここでいうCPR、AED認定とは「実技講習があり、実技評価が含まれている」という2つの条件が必要です。該当する団体は公式HPに記載されているので、順次確認する必要があります。

学習方法は、「Webコンテンツ・テキストによる学習」と「対策講座の受講」の2種類になります。講座の受講は必須ではない点は、他の2資格にはない点です。CPR、AEDの認定さえ受けられればほぼ独学でも合格できる資格という点で、メリットが大きいです。

【NSCA-CPT資格について詳しくはこちら】

3資格でかかる金額・費用を比較!

3資格でかかる金額・費用を比較!


独学で学べるパーソナルトレーナーの資格の中でも特にメジャーなこの3種類ですが、実際に資格取得を目指すとなると、費用はどれくらいかかるのか気になります。

そこで、3種類の資格でかかる費用を簡単にまとめて比較してみました!(受験料、資格登録料、教材費などを全て含んでいます。税込)

3資格の比較費用備考
NESTA-PFT¥79,750(税込)認定試験のみの費用
不合格者は受験から1年以内であれば
再受験:¥11,000(税込)
NSCA-CPT¥46,000(税込)不合格者は再受験まで90日以上、
日数を空ける必要あり
再受験:¥46,000円(税込)
JATI-ATI¥115,500(税込)
一般科目 55,000 円(50,000円+税)
専門科目 60,500 円(55,000円+税)
上記2つ分の費用



これ以外にも更新料がかかることもあるので、勉強とは別にしっかりと資金を用意しておく必要があります。

パーソナルトレーナー資格をもっと詳しく比較したい方にはこちら

パーソナルトレーナー資格って結局どれを取ればいいの?5大トレーナー資格を徹底比較!

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その他パーソナルトレーナー関連資格

先ほどの3種類の資格以外にも、まだまだパーソナルトレーナーに関連する資格はたくさんあります。代表的なものをピックアップして紹介します!


JHCA-FC、JHCA-HC、JHCA-HCAD

JHCAとは「特定非営利活動法人 日本ホリスティックコンディショニング協会(Japan Holistic Conditioning Association)」のことを指します。

FC・HC・HCADそれぞれの意味は以下の通りです。

JHCA資格名
JHCA-FCFC :フィジカルコンディショナー
備考:JHCAの中でベーシックな資格
JHCA-HCHC :ホリスティックコンディショナー
備考:FCの上位資格
JHCA-HCADHCAD :上級ホリスティックコンディショナー
備考:JHCAの最上位資格


認定試験では

  • 筆記試験
  • 鍛錬度チェック
  • 指導実技

で点数がつけられます。

NASM-PES

NASMとは「全米スポーツ医学会(National Academy of Sports Medicine)」の略称で、PESは「Performance Enhancement Specialist」を意味しています。

主にパフォーマンス向上を目的としたトレーニング指導に関する知識を習得できる資格です。

日本でこの資格を取得する場合は、「R-bodyアカデミー」の専用コースを受講する必要性があります。 

またNASMでは、もう1つ「CPT(Certified Personal Trainer)」という資格がありますが、日本ではメジャーではありません。

【NASM-PES資格の詳細はこちら】



日本体育施設協会トレーニング指導士


名前の通り、財団法人日本体育施設協会が認定している資格です。スポーツ施設でのリスク管理や法的責任といった実務的な内容や、スポーツ医科学、栄養学、応急処置などを学びます。



JSPO-AT

日本スポーツ協会(JSPO)の発行するアスレティックトレーナー(AT)資格です。

旧名称は日本体育協会で「日体協公認AT」と略されることもあります。

主に競技者を対象とした傷害予防、トレーニングやコンディショニングに関連した知識を学びます。

アスレティックトレーナーの資格を生かして、パーソナルトレーナーとして活動する方はいらっしゃいますが、社会人が働きながら取ることはおすすめできません

  • JSPOの認定する大学や、専門学校内のカリキュラムの履修
  • JSPOの定める団体からの推薦


上記2つの取得条件を社会人が働きながらクリアする難易度が高いからです。



⑧NATA-ATC



NATAとは「全米アスレチック・トレーナーズ協会(National Athletic Trainers’ Association)の略称です。日本語では「NATA認定アスレチックトレーナー」という意味になります。この資格はアメリカにおいては準医療資格にも位置しており、取得にはアメリカの大学に留学して勉強する必要があるほど、難易度の高いものです。

トップのプロチームに帯同するトレーナーにはこの資格が必須である場合も多く、ある意味ワールドワイドに活躍したい人にとっての登竜門と言える資格かもしれません。

【NATA-ATC資格の詳細はこちら】



⑨健康運動指導士

公益財団法人「健康・体力づくり事業財団」が発行している資格の1つです。

安全かつ効果のある運動プログラムの作成に関わる知識を習得することを目的に作られた資格で、厚生労働省の施策として作られました。

どちらかというと、アスリートではなく一般の方の体力向上などを目的にしていると言えるでしょう。

健康運動指導士の資格解説:トレーナーにとってのメリットは?



⑩健康運動実践指導者

健康運動指導士と同じく、公益財団法人「健康・体力づくり事業財団」が発行している資格です。

健康運動指導士とは両輪の関係にあり、指導する相手に対して見本を提示できる実技能力を養います。


健康運動実践指導者とはどんな資格?トレーナーが知るべきポイント


国家資格を習得しているトレーナーも

パーソナルトレーナーは広く体に関連した知識を習得することが求められます。そのため、必須資格はないものの関連する資格は非常に膨大です。

ここまでに紹介した10資格以外でも、実際にパーソナルトレーナーをしている人の中には、次のような国家資格を習得している方もいます。



ただし、こうした資格保有者はトレーナーになる前のキャリアで資格取得をしているケースが多いです。

いずれにせよ、お客様の健康を支える職業である以上、こうした資格取得を通じて常に勉強することが大切です。

【スポーツトレーナーの資格一覧はこちら】

独学の勉強では得られない最大の壁「実践経験」をどう解決するのか

セカンドパス


実技経験を積む3つの方法
  1. 未経験可の求人からジムに就職する。
  2. スポーツ系の専門学校を卒業する。
  3. 社会人でも通える民間スクールを卒業する。




パーソナルトレーナーの関連資格には、講習さえ受ければ資格が授与されるものから、アメリカでの学業経験がないと受験できない超難関資格など、その特徴も千差万別です。

多くは一定の条件を満たせば独学での資格取得も可能ですが「実践経験」は独学の勉強では決して得られない側面があります。

手にした知識は立派だけど、実際にクライアントへ指導する経験を持てなければ、いつまでも「未経験レベル」のまま。フリーランスや業務委託として活動したくても、資格取得だけでは十分なパーソナルトレーナースキルとは言えないのです。

特に未経験の方がパーソナルトレーナーになるとき、パーソナルトレーニングジムへの就職が最も一般的な方法です。一方でジムの求人の多くは未経験者よりも、実務経験と資格取得者を望む傾向があります。

この問題を解決するには、独学とは別路線で勉強と実践を積む手段を考える必要があります。

【未経験からパーソナルトレーナーになるときに気を付けた方が良いこと】

独学ではないなら選ぶ手段は「通学」になりますが、これから本当にトレーナーになりたいという方であれば、次の条件は必須だと言えるでしょう。

会社員

働きながらでも通えるスクールが良い

未経験者

トレーナー業界、未経験なので実践経験を働く前にしたい

転職希望者

できれば就職までのサポートもして欲しい。

この記事を書いた2ndPASSパーソナルトレーナースクールでは完全未経験の方でも実技と資格の習得をし、さらに就職までサポートしています。

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WRITER 戸田 明宏

2ndPASSスクール/編集部/Webディレクター

保有資格:NESTA-PFT、NESTA-WMT

Webディレクター:Web広告、SEO、ホームページ集客

2ndPASSスクールではホームページ運用やサイト制作を、主に卒業後の生徒に向けてサポート

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