多くの方がパーソナルトレーナーとしてのキャリアを目指していますが、「働きながら資格は取得できるのか?」という疑問を持つ方も少なくありません。
実際、時間の制約や現在の職務とのバランスを考えると、資格取得への道は一見困難に思えるかもしれません。
しかし、適切な計画と方法を用いれば、効率的に資格を取得し、パーソナルトレーナーとしてのキャリアを築くことが可能です。
この記事では、「働きながらパーソナルトレーナーの資格を取得する方法」に焦点を当て、忙しい日常の中でも資格取得を現実のものとする具体的な戦略を提供します。
また、資格取得において考慮すべきポイントや、成功へ導くスクールの選び方についても詳しく解説します。
パーソナルトレーナーとしての新たなスタートを切るための一歩を、この記事と共に踏み出しましょう。
働きながら取れるパーソナルトレーナー資格
パーソナルトレーナーの資格は、多忙な日常を送る人々でも取得が可能です。
その理由は主に二つあります。
専門学校に通う必要のない、民間資格だから
まず、多くのパーソナルトレーナー資格は民間資格であるため、国家資格のように特定の専門学校を卒業する必要がありません。
専門学校に通うことは時間的、地理的な制約があるため、働きながら通学するのは難しい場合が多いです。
試験はマークシート形式だから、勉強すれば誰でもチャレンジできる
次に、多くのパーソナルトレーナー資格試験はマークシート形式の筆記試験です。
これは、主に知識の理解と適用能力を測るものであり、実技スキルを直接問うものではありません。
そのため、資格団体が提供する問題集やテキストを用いた自己学習だけで、試験に必要な知識を習得することが可能です。
この自己学習の柔軟性が、忙しい日々を送る人々でも資格取得が可能な大きな理由となっています。
以上の点から、パーソナルトレーナーの資格取得は、自分のペースで学習を進められるため、働きながらでも目指すことができると言えます。
必要な資格の種類と特徴
パーソナルトレーナーとしてのキャリアを築く上で、資格の選択は重要なステップです。
選ぶべき資格にはNESTA PFT、NSCA CPT、JATI ATIがあり、それぞれが異なる専門分野やアプローチを提供しています。
NESTA PFT
(National Exercise & Sports Trainers Association Personal Fitness Trainer)
この資格は、幅広いトレーニングメソッドをカバーし、パーソナルトレーナーとしてのオールマイティな活動を目指す人に適しています。
一般的なフィットネス指導から特定の健康指導まで、多岐にわたる知識が求められます。
NSCA CPT
(National Strength and Conditioning Association Certified Personal Trainer)
NSCAは、特にスポーツ選手やアスリートのパフォーマンス向上に焦点を当てたトレーニングを提供する資格です。
アスリートのトレーニングに関心がある、またはその分野でキャリアを築きたい場合に適した選択と言えるでしょう。
JATI ATI
(Japan Academy of Training Instructors Advanced Trainer Instructor)
JATIは日本国内で認知度の高い資格で、日本におけるフィットネス産業の標準とも言える資格です。国内でパーソナルトレーナーとして活動する場合に、強い信頼性を与えてくれます。
資格選びで考慮すべきポイントの一つとして、資格の知名度があります。
特に就職活動で資格を活かす場合、無名の資格ではなく、業界内で広く認知されている資格を持っていることが、あなたのキャリアに有利に働くことが多いです。
NESTAやNSCAは国際的な認知度が高く、JATIは日本国内での信頼性が高いです。あなたのキャリア目標に最も合致する資格を選ぶことが重要です。
取得方法と難易度
パーソナルトレーナーの資格は、マークシート形式の筆記試験を通じて取得します。
各資格団体は時折合格率を公開しており、これは試験の難易度を判断する一つの指標になります。例えば、NSCAの合格率は82.3%(2022年度データ)、JATIは60~89%(2022年度、試験会場別)であり、これらの数字は「適切な準備をすれば合格可能」ということを示しています。
NESTA-PFT(ネスタ)資格ガイド: 資格取得から実際の活用まで
NSCA CSCS資格とは?おすすめな人と他資格との比較
JATI-ATI資格とは?パーソナルトレーナー資格の紹介
資格の取得費用と期間の目安
資格取得にかかる費用と勉強期間は、個人の学習ペースや利用する教材によって異なりますが、一般的には5万円〜9万円程度が目安です。
例えば、私たちのスクールでは4ヶ月での受験を推奨していますが、独学で1ヶ月で取得する人もいます。
ただし、重要なのは速さではなく、自身にとって最適なトレーナーキャリアを築くことです。
資格取得後の就職活動では、取得した資格が自分に適したパーソナルジムでの仕事を見つけるための選択肢を広げてくれます。
自分に合った就職先を見つけることは、パーソナルトレーナーとしての成功に直結します。
適切な職場環境であれば、より効果的にクライアントへのサービスを提供し、満足のいく成果を出すことが可能になります。
したがって、資格取得はキャリア構築の初歩的なステップに過ぎず、自分に最適な職場環境を見つけることも、キャリア形成において重要な要素です。
働きながらでも資格取得だけなら独学で可能。問題は実技スキル
独学での資格取得と実技スキルの重要性
パーソナルトレーナーの資格は独学で取得することが可能ですが、資格だけでは実際のクライアント対応に必要な実技スキルは習得できません。
実技スキルは、パーソナルトレーニングの質を大きく左右し、トレーナーとしての成功に直結するため、重要な要素です。
実技スキル習得の選択肢
実技スキルを習得するには、現場での経験を積むか、実技教育を提供するスクールで学ぶ二つの方法があります。
完全未経験者にとっては、実務経験を積む機会が少ないため、スクールでの学習が効果的なアプローチとなります。
この記事を書いた2ndPASSパーソナルトレーナースクールでは完全未経験の方でも実技と資格の習得をし、さらに就職までサポートしています。
✅ 完全未経験からでも資格&実技スキルを習得
✅ あなた専属のコーチが就職・独立サポート
✅ 就職できる提携ジムは1600店舗以上
✅ 卒業後も続くキャリアサポート
無料カウンセリングも行なっているのでお気軽にご相談ください。
パーソナルトレーナースクール選びのポイント
資格取得と実技教育の統合
スクールを選ぶ際には、ただ資格を取得できるだけでなく、実技スキルも習得できるプログラムが組み込まれているかを確認することが重要です。
実技スキルはトレーナーとしての実務能力を直接高めるため、この点は特に注意を払いましょう。
就職サポートと提携ジムの数
スクールに就職サポートがあるかどうかをチェックし、さらに、提携しているパーソナルジムの数が多いスクールを選ぶことを推奨します。
提携ジムが多ければ多いほど、就職後の選択肢が広がります。単にスクールが運営するジムへの就職が保証されているだけでなく、幅広いネットワークを通じて最適な就職先を見つけられるかが、スクール選びの大きな判断基準です。
個々のキャリア目標に合わせたサポート
最短で資格を取得することよりも、個々のキャリア目標に合わせた最適な就職先を見つけられるようなサポートがスクールにあるかどうかを確認しましょう。
資格取得後に自分に合わないジムで働くことにならないよう、就職活動におけるサポート体制の充実度を重視することが大切です。
スクールに入学する主なメリットの一つは、資格取得だけでなく、充実したキャリア構築のためのサポートを受けられることにあります。
これらのポイントを踏まえて、スクール選びを行うことで、働きながら効率的に資格を取得し、自分にとって最適なキャリアを歩み始めることができます。
スポーツトレーナーの専門学校ってどんなところ?通学期間・費用・資格
長期的なキャリア形成を意識する
資格取得は急ぐ必要はありません。
大切なのは、資格取得だけでなく、自分に合った就職先を見つけ、充実したトレーナーキャリアを歩むことです。
自分に合わない環境では、獲得した資格を活かし切ることができず、キャリア形成に影響が出る可能性があります。
資格取得と同時に、実技スキルの習得と適切な就職先の選択にも注意を払いましょう。
働きながらパーソナルトレーナー転職するキャリアプラン
キャリアフェーズ1: 資格取得と実技スキルの習得選択
資格取得のみ
仕事を続けながらパーソナルトレーナーの資格を取得します。
この選択をする場合、就職できるジムは未経験者を受け入れてくれるところに限られる可能性があります。
資格取得と実技習得
スクールに通い、実技を学びながら資格も取得する方法です。
この選択肢では、より多くのジムから選べるため、自分に合ったジムでの就職が見込めます。
キャリアフェーズ2: 現場経験を積む
資格のみ取得した人
取得した資格を活かしてパーソナルジムやフィットネス施設に就職します。
実技も習得した人
より幅広い選択肢から就職先を選べるほか、副業としてパーソナルトレーナーとして活動を開始する道も選べます。
キャリアフェーズ3: 独立・フリーランスへの道
フェーズ2での経験を踏まえ、自信と実績がついたら、独立やフリーランスとして活動することを検討する段階に入ります。
独立開業にはいくつかの方法があり、以下の二つが特に一般的です。
レンタルジムでの活動
独立してパーソナルトレーナーとして活動する一つの方法は、レンタルジムを利用することです。この選択肢は、初期投資を最小限に抑えつつ、自分自身のトレーニングサービスを提供したいトレーナーに適しています。
レンタルジムでは、必要な設備が整っており、自分のクライアントを持ち込んでトレーニングを行うことができます。
フランチャイズオーナーとして独立
もう一つの選択肢は、既存のフィットネスチェーンまたはジムのフランチャイズオーナーとして独立することです。
この方法では、確立されたビジネスモデルのもとで自身のジムを運営することになり、フランチャイズ本部からのサポートを受けることができます。
これは、ビジネス運営のリスクを抑えつつ、独立した経営者として活動を開始したいトレーナーに適した選択肢です。
社会人でも取りやすい!スポーツ関連の資格と気を付けるポイント
資格勉強でよくある質問
勉強方法の改善「教科書→問題集ではなく、まず問題集を解く」
2ndPASSスクールではアウトプット中心の学習法、すなわち「逆問題解決型学習法」を推奨しています。
この方法は、まず問題集を解くことから始め、理解できなかった点や苦手な部分を特定してから、その部分を重点的に学習します。
資格試験合格を目標とし、その達成のために逆算して学習計画を立てることが推奨されています。
特に忙しい社会人にとって、この効率的な学習法は時間の最大限の活用を意味します。
筋トレ経験者へのアドバイス
ある程度の筋トレ経験があれば、パーソナルトレーナーの資格試験に出る一般的な問題を解くことができるでしょう。
未学習の状態からテストを解いて、不正解だった問題を「暗記が必要な問題」と「理解が必要な問題」に分類し、効率的に学習を進めましょう。
「理解が必要な問題」は例えば計算問題が挙げられます。
カロリー計算や、お客様のトレーニングメニューに合わせた食事のバランス計算などは計算式を理解しておく必要があります。
体力的な負担と健康維持
パーソナルトレーナーとしての実務では、トレーナー自身が激しい運動をすることは少ないため、過度な体力的な負担を心配する必要はありません。
重要なのは、トレーナー自身が健康管理をしっかりと行い、適度な運動能力を維持することです。
さらに、専門知識を維持・更新するための継続的な学習が推奨されます。
まとめとキャリアスタートへの行動計画
働きながらパーソナルトレーナーの資格を取得することは可能ですが、キャリアを本格的に進めるには資格取得だけでは不十分です。
特に重要なのは、実技スキルを習得して、自分に適したパーソナルジムでキャリアをスタートさせることです。
自分に合ったジムでのスタート
初めて就職するジムは自分の価値観やスキルセットにマッチする場所を選びましょう。
これにより、キャリアの初期段階での成長と職業満足度を高めることができます。
実技スキルの習得
実技スキルを身につけることで、未経験者でも応募できるパーソナルジムの選択肢が広がります。
2ndPASSのような民間スクールでは、資格と合わせて実技トレーニングを提供し、より多くの就職先から選ぶ機会を提供します。
未経験者のみを対象とするパーソナルジムではなく、適切なトレーニングと指導を受けることで、選択肢を広げ、自身の「パーソナルトレーナーになりたい」という熱意を十分に活かすことができます。
教育と実践を組み合わせることで、あなたのトレーナーキャリアはより確かなものになります。
この記事を書いた2ndPASSパーソナルトレーナースクールでは完全未経験の方でも実技と資格の習得をし、さらに就職までサポートしています。
✅ 完全未経験からでも資格&実技スキルを習得
✅ あなた専属のコーチが就職・独立サポート
✅ 就職できる提携ジムは1600店舗以上
✅ 卒業後も続くキャリアサポート
無料カウンセリングも行なっているのでお気軽にご相談ください。
この記事を見た方はこちらも見ています
更新日:2024.06.18
スポーツトレーナーに向いているのはこんな人!特徴とスキルを解…
業界情報
更新日:2024.06.18
パーソナルトレーナーの個人契約ガイド:契約書作成、集客までの…
パーソナルトレーナー
更新日:2024.06.18
パーソナルジム集客の基本。7つの方法と2ndPASS卒業生の…
業界情報